アレックス・バロスがパシフィックグランプリよりRC211Vで出場。
HondaはMotoGPクラスで残り４戦を４台のRC211Vで戦う。
(2002年10月2日)
Hondaは、2002年10月４日（金）に栃木県茂木町にあるツインリンクもてぎで開幕する2002年FIMロードレース世界選手権（WGP）第13戦パシフィックグランプリ以降、今シーズン終了まで、MotoGPクラスに参戦中のアレックス・バロス選手（#4
ブラジル West Honda Pons）のマシンを、４ストロークマシンHonda RC211Vに変更して参戦することを決定した。RC211VはFIMのレギュレーション変更に伴い、今シーズンから参戦しているHondaの４ストロークグランプリマシンであり、第12戦まではバレンティーノ・ロッシ選手（#46
イタリア Repsol Honda Team）と宇川 徹選手（#11 日本 Repsol Honda Team）、加藤大治郎選手（#74 日本
Forutuna Honda Gresini）の３選手が使用していた。RC211Vは今シーズン12戦中11勝（ロッシ選手10勝、宇川選手１勝）を達成。前戦リオグランプリでロッシ選手が優勝し、12戦目にしてシリーズチャンピオンを決定した。今回、新たにバロス選手に供給する事で、Hondaはパシフィックグランプリ以降４台のRC211Vでの参戦となる。バロス選手はWGPの最高排気量クラスにフル参戦12年目のベテランライダーであり、今シーズンも２ストロークマシンHonda
NSR500で４ストロークマシン勢と互角の戦いを見せ、２度の表彰台を獲得し、現在ランキング４位となっている。
今回の決定は、Hondaが検討している来シーズン以降のワークスチーム※以外へのRC211V供給を見据えたもので、ワークス以外のチームがRC211Vを使用する際の各種検証を担うことになる。
※ワークスチーム…マシン開発からチーム運営、ライダーとの契約までをメーカーが直接・間接的に行なっているチーム。HondaではHRCが運営しているRepsol
Honda Teamがこれに当たる。West Honda PonsはマシンがHRC（株式会社ホンダ・レーシング）からのレンタルであり、ライダーはチームと契約しており、運営はオーナーのアルフォンソ・シト・ポンス氏（Alfonso
Sito Pons）が行なっている。
アレックス・バロス選手のプロフィール
| 生年月日： |
1970
年10 月18 日 |
| 国 籍： |
ブラジル |
| 身長・体重・血液型： |
174cm |
68kg |
O型 |
| 趣 味： |
柔術、サッカー、カーレーシング |
| デビュー戦： |
1978
年 |
| 主な戦績： |
1986
年 |
WGP |
|
デビュー |
| 1995
年 |
WGP |
500cc |
ランキング7位 |
| 1997
年 |
WGP |
500cc |
ランキング4位 |
| |
鈴鹿8
耐 |
|
2位 |
| 1998
年 |
WGP |
500cc |
ランキング9位 |
| |
鈴鹿8
耐 |
|
2位 |
| 1999
年 |
WGP |
500cc |
ランキング5位 |
| |
鈴鹿8
耐 |
|
優勝 |
| 2000
年 |
WGP |
500cc |
ランキング4位 |
| 2001
年 |
WGP |
500cc |
ランキング4位 |
| |
鈴鹿8
耐 |
|
2位 |
| 2002 年 |
鈴鹿8
耐 |
|
3位 |
| |
WGP |
MotoGP |
ランキング4位(10/2現在) |
|
