Honda Racing F1 Teamは、アンソニー・デビッドソンを2006年シーズンのサードドライバーとして正式に発表した。
2001年からチームに参加している、26歳のデビッドソンが、2006年のサードドライバーに決まった。これで、2名のレースドライバー、ジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロと共に、今年のHonda Racing F1 Teamドライバーのラインアップが全て揃った。
デビッドソンは、各グランプリで、金曜日に行われる重要なテストのほかに、1年を通じて実施されるチームのテストを担当する。また、デビッドソンは、サードドライバーとして、指名を受ければ直ちに、2名のレースドライバーに代わり、グランプリに参戦する。
チームは、デビッドソンが今シーズンもドライバーの一人に加わったことを喜び、彼の忠誠心と熱意に期待している。2006年シーズンもデビッドソンにより、チームのパフォーマンスは一層強化され、待望のコンストラクターズ選手権獲得を一層後押しするだろう。
Hondaチームで5年目を迎えるデビッドソンに対する期待は高い。デビッドソンは、テスト兼リザーブドライバーとしての3シーズンを経て、2004年にサードドライバーにステップアップした。2004年は、グランプリで金曜日に行われるテスト走行で優れたパフォーマンスを発揮し、フリー走行では常に上位のラップタイムを叩き出した。2005年シーズンは、チームが前年にコンストラクターズ選手権で2位を獲得したため、サードドライバーとしての役目を務めることはなかったが、チームにおいて、テストで集中力を発揮する、彼の取り組みと洞察力は高く評価されてきた。
引き続きサードドライバーを務めることについて、アンソニー・デビッドソンは次のようにコメントしている。「Honda Racing F1 Teamとして新たに生まれ変わったチームと2006年シーズンをスタートすることを本当に楽しみにしています。5年間にわたってチームに積極的に加わり、チームの進歩に貢献してきました。Hondaに留まるという決断は、絶対に正しい選択だと思います。Hondaは、F1に対して長期にわたり全力を投じ、世界チャンピオン獲得に照準を合わせています。2006年はレース出場を望んでいますが、その目標を叶える可能性が最も近いポジションにいると思います。今は2006年をエキサイティングなシーズンにするための準備期間で、大変重要なテストがまもなく始まります」
Honda Racing F1 Team、スポーティングディレクター、ジル・ド・フェランは次のようにコメントしている。「アンソニー・デビッドソンの過去数年間のチームに対する貢献が、チームの進歩と競争力の向上に、どれだけ重要な役割を果たしてきたか何度となくこれまで話してきました。2006年のサードドライバーとしてチームに残留して欲しいという申し入れに快諾してくれたことを嬉しく思います。デビッドソンがF1レース出場を目指してることはチームの全員が理解していますし、最終的にそれを果たせると皆信じています。今シーズン、彼はHonda Racing F1 Teamの鍵を握る役割を果たし、チームのテストのほかに、各グランプリで行われる金曜のテスト走行でドライブして、タイヤとセットアップのセッティングに重要なアドバイスをくれるでしょう」 | 
