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マックス・ビアッジがトップタイム/フィリップアイランドMotoGPテスト最終日

Honda MotoGPフィリップアイランドテスト(オーストラリア)

ロードレース世界選手権MotoGPクラス合同テストが最終日を迎え、セパンから2週間にわたって行われたテストが終了した。Honda勢は各チームハードなテストスケジュールをこなし、4月18日の開幕戦、南アフリカGPを待つばかり。

最終日の今日、フィリップアイランド上空には雲が広がり、たまに薄日が差す程度。気温は昨日までに比べ若干低め、海からの強風も相変わらずライダーたちを苦しめた。

今日のタイムは、マックス・ビアッジ(Camel Honda)が、ヤマハ、ドゥカティ、アプリリアと混走した午前中のセッションでの記録が最速となった。玉田誠は、昨日でテストを完了し今日は走行せず。Team Telefonica Movistar Honda MotoGPのセテ・ジベルノーとコーリン・エドワーズも、午前中のセッションまででテストを終えた。Repsol Honda Teamのニッキー・ヘイデンとアレックス・バロスは終日の走行。徹底的に走り込みを行い、いいタイムをコンスタントに刻んだ。

●マックス・ビアッジ　1分30秒27/62ラップ

「昨日までのマシンのチャタリング(振動)が解決したし、風邪ももうだいじょうぶだ。いいリズムを掴むことができ、トップタイムはとてもうれしいよ。今日はマシンが安定していた、昨年のレース時よりも断然いいね。バイクはよく走ってくれて、タイヤも調子がいい、すべてがうまくいっているよ。開幕は2か月後だけど、今から待ちきれないよ」

	●コーリン・エドワーズ　1分30秒45/31ラップ

	「ロングランの最中の10周を走ったところで、タイヤが昨日ほどよくないことが分かったんだ。他のことはもう全部終わっているからこれ以上やっても仕方ないと思って、それで早めに切り上げることにした。セパンのテストに続いて、ここフィリップアイランドもいい調子で終わることができて最高にハッピーだよ」

●セテ・ジベルノー　1分30秒6/41ラップ

「今回のテストには十分満足しているよ。僕の苦手だったフィリップアイランドも、今ではすごく快適になったんだ、チームのがんばりとHondaにお礼を言いたいね。今日はフロント周りのセットアップと耐久性のテストを行った。僕たちは、去年のロッシのタイムより断然速いタイムが出ているし、コンディションもいい。もし明日からレースだとしても、僕たちは何の問題もなく走れるし、勝つことができるよ」

●ニッキー・ヘイデン　1分30秒68/83ラップ

「本当に実りの多い3日間だった。今日もたくさん走ったけど、連続して多くのラップで速いタイムを出すことができたのがよかった。このあとも、風洞テストを行ったり、開幕までにまだやることがあるけど、現時点の出来としては十分満足しているよ」

●アレックス・バロス　1分30秒88/74ラップ

「バイクは快適だし、リズムも改善された。セパンとフィリップアイランドのテストの目的はライディングの安定と勘を取り戻すことで、絶対にムリなことはしないというものだった。これはやり遂げることができたし、トップの選手とそんなに離れてはいないと感じるよ。肩の調子も毎日よくなっている。シーズン開幕に向けて、僕たちは自信と期待でいっぱいさ」

●玉田　誠

「僕たちはテストメニューを昨日までで終えていたので、今日は走りませんでした。昨日までの2日間は、他のライダーがみんなタイムを更新しているなか、僕はそうではなかったので、十分満足というところまではいかなかった。マシンの仕上がりはいいので、来月のテストでは04型のタイヤでさらに前進できるでしょう」