ソムキャット・チャントラは、すばらしい走りをみせ、トップから0.354秒差の10番手となりました。ディマス・エッキー・プラタマに代わって走行する名越哲平も、スケジュール通りに走行を重ね、初日を31番手で終えました。
ソムキャット・チャントラ(10番手)
「オーストリアGP初日の結果は、とてもうれしいです。午前のFP1でチームと一緒にしっかりと仕事をし、走行後、データを解析しました。その結果、午後のFP2でマシンのジオメトリーを変更することにしました。その結果、バイクが完ぺきな状態になり、速く走ることが出来るようになりました。まだいくつかの箇所でタイムをロスしているので、僕自身の走りをもっと改善する必要があります」
名越哲平(31番手)
「初のグランプリだったムジェロでは、たくさんのミスを犯してしまいましたが、一番大きかったのはFP1での転倒でした。そこから学び、今日は転倒をせず、多くの周回をこなし、マシンとコースを学習できるように心がけました。高低差があり、ブレーキングとアクセル操作が重要なこのサーキットが好きです。明日も計画通りに走行を重ね、ほかのライダーとのタイム差を縮めることができるように、精一杯走ります」
青山 博一|チーム監督
「ディマス選手の代役として、名越選手が参戦するレースとなりました。名越選手にとっては、前回のムジェロ同様、ほとんどのことが初めてです。午前中の走行では、マシンとサーキットを理解するために可能な限り周回することに注力しました。午後は午前と比べ速く走ることができるようになりましたが、まだまだ限界を見つけるための時間が必要です。チャントラ選手にとっても初めてのサーキットでしたが、心配も杞憂に終わり、早い段階でタイムを出すことができるようになりました。午後は路面温度も上がり条件が悪くなったのですが、彼はその状況下でも速く走り、コンスタントにタイムを刻むこともできました。セクター2で少しベストなラインから外れてはいるのですが、今日はすばらしいパフォーマンスを見せてくれました。明日も期待しています」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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10 | 35 | ソムキャット・チャントラ | IDEMITSU Honda Team Asia | 1'29.383 |
31 | 19 | 名越哲平 | IDEMITSU Honda Team Asia | 1'31.648 |