ディマス選手にとっては結果が24位という難しいレースとなってしまいました。一方、名越選手はここムジェロのレースで、自己ベストのタイムを刻めたのですが、残念ながら5ラップ目に転倒し、リタイアとなってしまいました。
ディマス・エッキー・プラタマ(24位)
「ムジェロでのレースが初めての経験であった私にとって、とてもたいへんな長いレースでした。前戦までの2レースでリタイアしていましたが、ここでレースを完走できたことは前向きなことでした。また私のライディングスタイルについて改善できたことも前向きな部分です。チームの皆は、私を信じてくれて懸命に働いてくれました。チームの皆に感謝します。次戦のカタルニアでのレースでは上位集団に近づけるようにがんばって走ります」
名越哲平(リタイア)
「私のレースが、5ラップで終わってしまったことに、がっかりしています。でも、この週末を通じて進歩できたことはとてもうれしいです。今日のベストラップタイムの、1分54秒2というタイムは、QF1で出したタイムより1秒以上速く、最初の走行と比べたら5秒速くなりました。レースでは懸命に攻めたのですが、最終コーナーでフロントが切れ込んでしまい転倒してしまいました。このような機会を与えてくれたHondaとIDEMITSU Honda Team Asiaに感謝します。たくさんの経験を積んで日本に帰りますが、今回のレース参戦はライダーとして成長させてくれたと感じています」
青山 博一 チーム監督
「我々の2人のライダーたちにとっては、初めてのサーキットということもあり、速く走る方法を見つけることができず、悩める週末となってしまいました。ここムジェロのコースを知っているライダーたちとのスピードの差を詰めることは簡単ではありませんでした。ディマス選手は進歩できるように試みました。今回のレースから得たいい感覚から、次戦のカタルニアでのレースでは、また進歩した姿を見せてくれるでしょう。名越選手ですが、初めての世界選手権がここムジェロだったこともあり、簡単ではなかったと思います。残念ながら、5ラップ目にリタイアしてしまいましたが、他のグランプリライダーたちと一緒に走ったことはいい経験になるでしょう。またここで得た知識は、全日本ロードレース選手権においても活かすことができると思います」
順位 | No. | ライダー | チーム | タイム |
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24 | 20 | ディマス・エッキー・プラタマ | IDEMITSU Honda Team Asia | 40'33.081 |
RT | 19 | 名越哲平 | IDEMITSU Honda Team Asia | 7'49.881 |