CEV

Round05スペインアラゴン

Moto3

2019.07.14(日)・決勝

モーターランド・アラゴン

第5戦 アラゴン

ロペスが今季初優勝で、ランキング3位に浮上

予選ポールポジションはジェレミー・アルコバ(ハスクバーナ)、國井勇輝(Asia Talent Team)が2番手です。國井は前戦をケガのため欠場しましたが、レッドブル・ルーキーズ・カップの復帰戦で優勝を飾り、ケガの影響なく、今大会に挑みます。山中琉聖(Junior Team Estrella Galicia 0,0)は6番手、有田光(SIC58 Squadra Corse) が15番手、マリオ・アジ(Astra Honda Racing Team)は16番手、ビリー・バン・エールデ(Asia Talent Team)が21番手、埜口遥希(Asia Talent Team)は22番手となりました。

決勝スタートには晴れ間が見え、ところどころに濡れた箇所が残りますが、ライン上はドライとなります。國井が好スタートを切り、レースをリード、そこにハビエル・アルティガス・ロペス(LEOPARD IMPALA JUNIOR TEAM)が追いつき首位を奪います。國井はその後ロペス、アルコバとのトップ争いを展開します。

トップ集団は、次々とファステストラップを更新しながらバトルを展開。トップをダビデ・ピッツォーリ(LEOPARD IMPALA JUNIOR TEAM)が奪うと、これを國井、山中が追う展開となります。

上位陣は6台で、各コーナーでポジションを入れ替えながら戦い、トップも何度も入れ替わります。残り5周、國井は首位を奪い、ラストスパートをかけます。ファイナルラップ、國井は首位を守りきろうとしますが、激しい攻防に敗れ、僅差の4位。優勝はロペス、2位アルコバ、3位ピッツォーリとなりました。

コメント

國井勇輝(4位)國井勇輝
「アラゴンは昨年、一昨年とあまりいい結果が残っていないこともあり、さらにケガ明けの心配はありましたが、練習走行から1人で走り、攻め方やセッティングなどをしっかり詰めていけました。予選も単独でタイムを刻んでトップに立ちましたが、最後のラストアタックでクリアラップがとれず、その中で最善を尽くしてタイムアップしました。コースは乾いていましたがとにかく強風でした。スタートが決まりましたが、強風でなかなかバイクが走らず、後ろでスリップストリームを使うライダーにすぐ追いつかれてしまいました。最後までしっかりバトルを組み立てましたが、最後のシケインで抜かれて崩れてしまい4位になってしまいました。あまり得意ではないアラゴンでトップ争いができたことは、自分なりに成長をしていると感じることができました。まだまだこれからなのでしっかり巻き返したいと思います」

山中琉聖(6位)山中琉聖
「バレンシアで優勝してから表彰台に乗れず、今回こそという思いで、レースウイークに入りました。予選では、最後にタイムを出す作戦でしたが、タイミングを外してしまい、Q1は新品タイヤを最後のアタックで使えずにタイムを伸ばせませんでした。Q2では、気温も上がって悪条件でしたが、とにかく前だけをみて走りベストタイムを出すことができました。決勝ではバイクのいいフィーリングを得られず、トップグループにはいましたが前のライダーを抜くのにとても苦戦していました。グループの後ろにいたことで、前で起きた転倒にも巻き込まれ、トップから大きく離されてしまいました。追い付こうと最後までがんばりましたができませんでした。今回も自分の弱い部分が出てしまい、うまくレースをコントロールできませんでした。次戦までに課題克服に取り組み、次のレースでは表彰台に上れるようがんばります」

埜口遥希(20位)埜口遥希(#32)
「今回のアラゴンも初めてのコースでした。高速セクションが難しく、苦戦しました。予選ではうまくタイムアップできず、決勝でも後続から接触されるなどうまく走れず、結果には非常に残念な気持ちです。直すべきところを直し次戦のヘレスへ挑みたいです。ヘレスはルーキーズカップで経験しているコースなので、初日から積極的にいきたいと思います」

リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
124ハビエル・アルティガス・ロペスHonda1530'18.280
252 J.アルコバハスクバーナ15+0.020
323ダビデ・ピッツォーリHonda15+0.064
433國井勇輝Honda15+0.093
567G.リウKTM15+6.878
66山中琉聖Honda15+6.900
976フリアン・ジラルHonda15+7.314
1034マリオ・アジHonda15+7.344
1296ダニエル・オルガドHonda15+13.233
1630マックス・クックHonda15 +19.248
1728マッテオ・ベルテッレHonda15+19.357
1865有田光Honda15+19.377
1988マッテオ・パタッカHonda15+21.714
2032埜口遥希Honda15+21.889
2578イディル・マハディHonda15+44.810
2727アレックス・ディエスHonda15+48.872
RT36イザム・イクマルHonda14+1Laps
RT31ビリー・バン・エールデHonda6+9Laps

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
152 J.アルコバハスクバーナ118
27 B.バルトゥスKTM100
324ハビエル・アルティガス・ロペスHonda94
433國井勇輝Honda83
599 C.タタイKTM67
66山中琉聖Honda58
796ダニエル・オルガドHonda57
         
923ダビデ・ピッツォーリHonda44
1634マリオ・アジHonda19
2076フリアン・ジラルHonda17
2128マッテオ・ベルテッレHonda16
2232埜口遥希Honda13
2430マックス・クックHonda10
2665有田光Honda2

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