あなたはご存じ!? ODYSSEY episode あなたはご存じ!? ODYSSEY episode
1994年の誕生から、
すでに四半世紀を超えたオデッセイ。
日本だけでなく、北米、欧州、中国、台湾、香港などでも発売されています。
そんなオデッセイの歴史のなかにこぼれるエピソードを集めてみました。
ODYSSEY episode1
初代が生まれたヒントは、ジェットと新幹線!?初代が生まれたヒントは、ジェットと新幹線!?
新幹線
※上記画像はイメージです。

初代オデッセイの開発のスタート時、日本にはまだミニバンというカルチャーがなかったなか、チームはアメリカのニーズを参考にしながら、さまざまなクルマの新しい使われ方をリサーチしました。その結果、まず「PJ=パーソナル・ジェット」をイメージに定め、そして自由に席を移動できるウォークスルーの価値を「家族新幹線型」と表現し、この実現に向かうことから始まったそうです。


新幹線 新幹線
※上記画像はイメージです。

今では、HondaJetが世界中の空を飛んでいますし、日本の新幹線技術が海外に輸出されていますが、初代オデッセイは、その先駆けでもあったといってもいいかもしれませんね。

HondaJet Elite HondaJet Elite
HondaJet Elite
ODYSSEY episode2
オデッセイには
兄弟が!?
オデッセイには

1995年の東京モーターショーでHondaは「生活創造車=クリエーティブムーバー」という考え方を提案しました。クルマと人の新たな関係を自由に創造する、そんな提案=クリエーティブムーバーの長男的な存在が、1994年にデビューしたオデッセイでした。

兄弟が!?
当時の東京モーターショーのパンフレットで、Hondaが提案した、クリエーティブムーバー論。(1995 HONDA INFORMATION magazineより)
当時の東京モーターショーのパンフレットで、Hondaが提案した、クリエーティブムーバー論。
(1995 HONDA INFORMATION magazineより)

オデッセイの多人数乗用車という概念は、それまで日本市場にないコンセプトとして、大ヒットに。そして、そのモーターショーでクリエーティブムーバーとして提案された兄弟たちが、「CR-V」「F-MX(STEP WGN)」「S-MX」でした。さらに、北米ではかつて「LAGREAT」という名前の兄弟も。オデッセイには、多くの兄弟がいるのです。

CR-V F-MX(STEP WGN) S-MX
1995年、東京モーターショー Hondaブースのパンフレット(1995 HONDA INFORMATION magazineより)
ODYSSEY episode3
アコードから生まれたって本当!?アコードから生まれたって本当!?
5代目アコード(1993年)
5代目アコード(1993年)
初代オデッセイ(1994年登場)
初代オデッセイ(1994年登場)

はい、本当です。初代オデッセイのプラットフォーム(基盤となるベース)は、当時、北米を中心に大ヒットしていたアコードのプラットフォームを採用したのです。このプラットフォームを生産ラインに入るギリギリまで拡大し創り上げたことで、初代オデッセイが生まれました。
ちなみに初代オデッセイは、日本のミニバンブームの先駆者として大人気になり、排気量2L以上の普通乗用車クラスで長年首位だったクラウンを抜くほどの販売台数を記録しました。

5代目アコード(1993年)
5代目アコード(1993年)
初代オデッセイ(1994年登場)
初代オデッセイ(1994年登場)
ODYSSEY episode4
時代が早かった?テレワーク対応移動オフィスなオデッセイ!?
ODYSSEY Prototype
ODYSSEY Prototype ODYSSEY Prototype

1995年の東京モーターショーではプロトタイプとして、ビジネス空間として使えるオデッセイを提案。当時のカタログのコピーでは「単に移動するだけなら、大きなセダンがあればいい。あるいはリムジンでもいい。が、本格的な仕事場としては狭すぎる」…なんと、パソコンやケータイを使ってネット会議も可能というコンセプトでした。コピーには「エグゼクティブライフのすすめ」という言葉が入るのが、なんともバブル時代の名残を感じますが、ある意味、テレワークが多くなった現代を、かなり先駆けたコンセプトだったのかもしれないですね。

ノートパソコンやデジタル携帯電話を駆使してパソコン通信・インターネット・遠隔会議が可能に。 ノートパソコンやデジタル携帯電話を駆使してパソコン通信・インターネット・遠隔会議が可能に。
ノートパソコンやデジタル携帯電話を駆使してパソコン通信・インターネット・遠隔会議が可能に。
(東京モーターショーのパンフレット1995 HONDA INFORMATION magazineより)
ODYSSEY episode5

1999年、2代目オデッセイが発表された、そのプレスイベントで配布されたお土産は、「きび団子」でした。なぜ?きび団子!?

1999年、2代目オデッセイが発表された、そのプレスイベントで配布されたお土産は、「きび団子」でした。なぜ?きび団子!?
それは、2代目の開発者が目指したのが「日本一の家族のクルマ」だったので、「日本一!といえば、桃太郎!桃太郎といえば、きび団子!」と当時、広報担当が思いついたとか。

プレス発表会で「きび団子」配布!?
きび団子と桃太郎きび団子と桃太郎

それは、2代目の開発者が目指したのが「日本一の家族のクルマ」だったので、「日本一!といえば、桃太郎!桃太郎といえば、きび団子!」と当時、広報担当が思いついたとか。
確かに初代のオデッセイが、日本のミニバン市場を先駆け、大ヒットとなったものですから、2代目の開発者が「目指せ!日本一」と言ったのも、なんとなくわかります。でも「きび団子」とは……実にユニークな時代でした。

確かに初代のオデッセイが、日本のミニバン市場を先駆け、大ヒットとなったものですから、2代目の開発者が「目指せ!日本一」と言ったのも、なんとなくわかります。でも「きび団子」とは……実にユニークな時代でした。

2代目オデッセイ(1999年登場)
2代目オデッセイ(1999年登場)
プレス発表会で「きび団子」配布!?
ODYSSEY episode6
アブソルートは初代にはなかった!?

オデッセイのスポーティーグレードとして、今も継続されているタイプ「ABSOLUTE」。その言葉の意味は「絶対的な」「完全無欠」。ちなみにオデッセイは「長い冒険旅行」という意味の名前であることは、このページをお読みの方なら、ご存じですよね。さて、この「アブソルート」というタイプ、実は2001年に誕生したのです。つまり、初代にはアブソルートはなかったんです。ご存じでしたか!?

2代目オデッセイ アブソルート(2001年登場) 2代目オデッセイ アブソルート エンブレム
2代目オデッセイ アブソルート(2001年登場)
ODYSSEY episode7
箱の中から登場したオデッセイ!?
3代目オデッセイ ティーザー広告ポスター(2003年)
3代目オデッセイ ティーザー広告ポスター(2003年)
箱の中から登場したオデッセイ!?

ガソリンタンクを床下に配置するなどの独自の底床化技術により、室内空間は広いまま、立体駐車場にも入る1,550mmという低さで登場した、3代目オデッセイ。その衝撃的な登場にさらに拍車をかけたのが、当時の宣伝。ドリカムの曲とともに、真っ白な箱の中から、3代目オデッセイを登場させたのです。ちなみにこの表現は、CMだけでなく、東京・銀座のイベント会場でも、実際に箱からオデッセイを登場させました。ちょっとミニカーみたいに見えますけど、当時の展示チームはずいぶん苦労したそうですよ。

ODYSSEY episode8
所ジョージさんも
乗っていた!?
当時の福井社長と世田谷ベースにて(Honda Magazine 2008 Spring号より)
当時の福井社長と世田谷ベースにて(Honda Magazine 2008 Spring号より)

本当です。四輪オーナー向け雑誌「Honda Magazine」の企画で、2008年、当時の福井社長が所さんの待つ世田谷ベースへ。そこで二人は、所さんのオデッセイに乗って記念写真を。もちろん所さんですから、カスタマイズを施していましたが、ベースは3代目オデッセイでした。

所さんのコンセプトは「ファミリーコブラ」!シートも変え、三角窓をつけ、シフトまでカスタマイズしていましたが、三列目の収納は、べた褒めしていただきました。最近、手放されたそうですが、所さんも「オデッセイ友だち=オデ友」だったのです。ちなみに、プロ車いすテニスプレイヤーの国枝選手も、Honda Magazine取材で、オデッセイに乗って登場。他にも多くの著名人の方が「オデ友」なんです。

本当です。四輪オーナー向け雑誌「Honda Magazine」の企画で、2008年、当時の福井社長が所さんの待つ世田谷ベースへ。そこで二人は、所さんのオデッセイに乗って記念写真を。もちろん所さんですから、カスタマイズを施していましたが、ベースは3代目オデッセイでした。

当時の福井社長と世田谷ベースにて(Honda Magazine 2008 Spring号より) 当時の福井社長と世田谷ベースにて(Honda Magazine 2008 Spring号より)

所さんのコンセプトは「ファミリーコブラ」!シートも変え、三角窓をつけ、シフトまでカスタマイズしていましたが、三列目の収納は、べた褒めしていただきました。最近、手放されたそうですが、所さんも「オデッセイ友だち=オデ友」だったのです。ちなみに、プロ車いすテニスプレイヤーの国枝選手も、Honda Magazine取材で、オデッセイに乗って登場。他にも多くの著名人の方が「オデ友」なんです。

ODYSSEY episode9
世界的ハリウッドスターとも共演!?

昭和生まれの方は、初代のデビューで、アダムスファミリーと共演し話題になったことを覚えている方も多いのでは。「幸せづくり研究所」というコピーとともに、アダムスファミリーがオデッセイに乗る姿はユニークでした。

世界的
1994年当時の初代オデッセイ カタログ
1994年当時の初代オデッセイ カタログ
4代目オデッセイ(2008年登場)
4代目オデッセイ(2008年登場)
4代目オデッセイ(2008年登場)
4代目オデッセイ(2008年登場)
1994年当時の初代オデッセイ カタログ
1994年当時の初代オデッセイ カタログ

そして、底床化された3代目オデッセイが「かっこいい」と大人気となり、その勢いをベースに進化した4代目のCMには、渋いハリウッド男優が登場。とにかくエレガントでかっこいいオデッセイを、いい男の代表と共演してもらう狙いで、ミラノで撮影。真っ黒なスーツに黒いシャツで登場するファッションに、当時のちょいワル的な雰囲気が漂いますが、ミラノ、渋いハリウッド俳優、オデッセイという組み合わせは、本当にかっこよかったです。ちなみに、この4代目で、オデッセイは国内累計販売100万台を突破しました。さてこの俳優さん、誰だったか、覚えていますか??

ハリウッドスターとも共演!?
ODYSSEY episode10
床を低くする技術進化に限界はある!?床を低くする技術進化に限界はある!?

3代目オデッセイの底床プラットフォーム技術は、実はその後のHonda車にも影響を与えた技術。ガソリンタンクを床下にレイアウトする発想は、フィットやN-BOXでも活用されているのです。

低床化を実現した3代目オデッセイ(2003年登場)
低床化を実現した3代目オデッセイ(2003年登場)
さらに、超低床に進化した5代目オデッセイ(2013年登場)
さらに、超低床に進化した5代目オデッセイ(2013年登場)

その床の低さ、なんと、5代目ではさらに「超低床」に進化。開発者の談では「競合に負けない室内空間を確保しながら、床の低さはセダン並。競合ミニバンよりも乗り降りはスイスイ」。この底床化技術、実は床下の部品と配置をひとつひとつ見直す、地味な作業の成果。開発者の苦労の賜物なのです。

ODYSSEY episode11
なんと、後席両側スライドドア採用はなんと、後席両側スライドドア採用は2013年!?

オデッセイ初代のデビューで大きなインパクトを与えた理由のひとつは、多人数乗りであるにも関わらず、後席スライドドアでなかったこと。それまで1ボックスと呼ばれるクルマは、ほとんどが後席スライドドアでしたが、オデッセイは乗用車と同じスタイルとすることで、セダンでもワゴンでもない「多人数乗用車」という世界を築いたのです。

初代オデッセイ(1994年登場)
初代オデッセイ(1994年登場)
2013年!?

そのオデッセイが初めて後席両側スライドドアを採用したのは、2013年の5代目オデッセイの時でした。現行タイプでは、ジェスチャーコントロールによるパワースライドドアまで採用したオデッセイですが、実は後席スライドドアでなかった時代によって、セダンと同等の走行性能を求める存在として進化してきたとも言えます。

スライドドアを採用した5代目オデッセイ(2013年登場)
スライドドアを採用した5代目オデッセイ(2013年登場)
ODYSSEY episode12
軽自動車とF1との共通すること!?
軽自動車とF1との共通すること!?

今年、HondaはF1チャレンジのラストイヤー、そのパワーユニット開発の陣頭指揮をとっているのが、浅木泰昭。実は浅木さん、以前は初代N-BOXの開発責任者としてNシリーズの基盤を築き、さらに遡ると、なんと初代オデッセイの開発に関わっていたのです。当時、会社の要請ではなく、開発チームの独断でミニバンの開発を進めていたと、本人談。オデッセイ、Nシリーズ、F1、まったく違う世界でありながら、その開発の裏には同じ人がいたんですね。
※The F1 FORMULA 1 Logo, F1, FORMULA 1, FIA FORMULA ONE WORLD CHAMPIONSHIP, GRAND PRIX and related marks are trade marks of Formula One Licensing BV, a Formula One group company. All rights reserved.

浅木泰昭(あさき・やすあき)
浅木泰昭(あさき・やすあき)
1980年代、F1マシンのエンジン開発を担当し、常勝マシン創りに貢献。初代オデッセイ、4代目インスパイアなどの開発に携わった後、2010年代には開発責任者として、初代N-BOXを皮切りにNシリーズを送り出す。
※Honda Magazine 2019 Autumn号掲載
Hondaのパワーユニットを搭載したRed Bull Racing RB16B
Hondaのパワーユニットを搭載したRed Bull Racing RB16B
浅木が開発責任者を務めた初代N-BOX
浅木が開発責任者を務めた初代N-BOX
ODYSSEY episode13
掃除機の付いたオデッセイ!?

北米で発売された2014年モデルのオデッセイには、なんと、掃除機が付いていた!付いていたというか、車載格納されていたのです。北米モデルは、日本のオデッセイより一回り大きなサイズで開発されており、北米らしい装備も数々。2016年モデルでは、掃除機だけでなく、衛星ラジオなども搭載していました。残念ながら日本では発売されませんでしたけど、掃除機が格納されていたら、意外に便利かもしれませんね。

北米で発売されたオデッセイ 掃除機は荷室のサイド部分に収納
掃除機は荷室のサイド部分に収納
掃除機の付いたオデッセイ!?

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