NEW ODYSSEY Special Issue Vol.1
クリエーティブムーバーの進化、
オデッセイ
オデッセイ、語る。-私小説 オデッセイオデッセイ、語る。-私小説 オデッセイ

私の名前はオデッセイ。
親からは「長い冒険旅行」という意味を込めたと聞いています。1994年に生まれた私には、宿命が与えられていました。
それは「クリエーティブムーバー」第一弾という役割。
「クリエーティブムーバー」? 今やご存じない方も多いと思いますが、Hondaの和訳では「生活創造車」。つまり、新しい生活を創造するようなクルマを提案していこうと。私はそのトップバッターとして打席に立つことになったのです。

初代オデッセイ(1994年登場)

この頃の日本には、6人以上が乗る乗用車という考えも、ミニバンというジャンルも、ほぼなかった時代。そんなときに、乗用車に多人数で乗れる価値を持った私が、突然、登場したものですから、大きな注目を集めました。
ちなみに「STEP WGN」は、今も元気なクリエーティブムーバーの弟分です。

そしてHondaという親は、私に大きな想いも込めていました。
「幸せづくり研究所」……技術ではなく人の幸せを研究しようと。いやはや何とも、壮大な想いを私に抱いたものです。

”クリエーティブムーバー、進化の原点””クリエーティブムーバー、進化の原点”

人の幸せ、家族の幸せを考える。「自分の喜びを追求する行為が、他人の幸福への奉仕につながるものでありたい」 創業者・本田宗一郎から、今のHondaにも流れる思想です。

オデッセイ登場時のコンセプトには『乗る人全員が主役』と明記されていた。

こうして幼少期を過ごした私は、親の期待を超える人気者となり、多くの人々から称賛をいただきました。そうそう、コマーシャルでは、今も世界的に人気のアダムスファミリーとも共演しましたし、自分でいうのもなんですが、それはそれは、もう予想以上のヒットになりまして、生産ラインを急いで増やしたとか、数々の賞をいただいたなど、本当に楽しい日々でした。

すくすくと成長を重ね思春期を迎える頃には、開発者たちの指導で、私の運動能力はグンと高まりました。
「ABSOLUTE」(2001年)というスポーティーなニックネームもつけられ、人気になりました。
もっと期待に応えたい、走りの能力を高めたい……私のなかに、そんな気持ちが高まり始めた時、三代目の開発者が語りかけてきました。

3代目オデッセイ(2003年登場)

「君の空間の豊かさは残しながら、さらに走りの能力を高めてみないか」私は答えました。
「そんなことできるんですか。背が高いから多少ガマンしていましたけど…」
「その常識を越えてみようよ」
豊かな空間のために背が高くなる、だから走りは……。そんな私の限界を打ち破るために、当時の開発者が床下のガソリンタンクを薄くするなど創意工夫を凝らし、「低床化技術」を実現しました。これによって、2003年、広々した空間はそのままに全高を低くし、これにより走りを高めた、新たな姿の私へと進化したのです。

低床化を実現した3代目オデッセイ

ちなみに、この「低床化技術」は今もHondaのさまざまなクルマに活かされ、さらに「超低床化」へと進化しています。

”両立への進化””両立への進化”

本田宗一郎が残した「人のスペースは最大に、メカニズムは最小に=M・M思想」という考え方は、今もHondaのクルマ創りのDNAとして継承されています。その思想のもと、オデッセイは「空間と走りの両立」をめざして進化を続けています。

HondaのM・M思想の原点は、1967年に発売され大ヒットを記録した「N360」に見出すことができます。

そして今、26年におよぶ旅を経て私は、さらに成長する時を迎えたようです。
大人としての風格とセンスが必要な年齢になりました。
そして、人に対する細かい思いやりや配慮を。
さらに安心して頼られるスキルも身につけなければなりません。

New オデッセイ

新しい価値観の時代にあわせ、今、私はまた、大きく変わっていきます。
でも、変わらないこともあります。
人々の移動の喜びをお手伝いし続け、人の幸せを考え続けること。
それは、変わらない私の想いなのです。
私の旅は、まだまだ続いて行きます。名前が、オデッセイですから、ね。

”変わらない””変わっていく””変わらない””変わっていく”

デザイン、搭載技術、空間の快適性……。すべてにおいて、New オデッセイは成長を遂げました。「人の幸せ」を考え「生活の可能性を拡げる」という思想は継承しながら、それをさらに高いレベルで実現させるために新しくなったのです。変わらない思想と、変わり続ける技術やデザインをお楽しみください。

New オデッセイ

今回は、オデッセイ自身が語る「クリエーティブムーバーの進化」。
第2回からは、「時代を捉えるクリエーターたちに聞く旅」に出ます。はたしてニューノーマル時代に、人々は何を思い求めているのでしょうか。ご期待ください。(11月26日公開)

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ニューノーマル時代、
移動とはミニバンとは

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自分と家族の悦び、
クルマとこの先の生き方

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