HONDA
MTB
今年からいよいよHondaが自転車レースに本格参戦! 契約ライダー、監督、開発担当者が参加したトークショーが、 4月26日(土)、Hondaウエルカムプラザ青山で開かれました。
オープニングでは、井手川直樹選手が、マシンで階段を駆け下りるパフォーマンスを披露。 ダウンヒルレースの魅力と迫力が味わえるイベントとなりました。
1970年代にアメリカ西海岸で生まれたMTB(マウンテンバイク)。1990年にはコロラドで第1回世界選手権が開かれました。競技種目にはダウンヒル(DH)のほかに、五輪種目でもあるクロスカントリー(XC)などがあります。ダウンヒル競技は全長3kmほどの未舗装のコースを、最高時速80kmというハイスピードで駆け下りて、タイムを争います。また、途中にはテクニカル区間が設けられ、スピードとともに高いテクニックも要求されます。日本では現在、ジャパンシリーズ(DH年5戦)、全日本マウンテンバイク選手権大会(7/19に白山瀬女高原で開催)などが行われています。
左:井手川選手 右:高橋選手
1980年4月22日生まれ。広島県出身。1996年全日本選手権優勝。2001年から海外のチームに所属し、2年間ワールドカップを転戦。昨年は世界ランキング68位。また、6戦中3戦のみの参戦となったジャパンシリーズでは、年間ランク5位に入る活躍をみせました。
1983年12月21日生まれ。福島県出身。小学校時代からBMXに親しみ、ビデオで見たのをきっかけに、中学からMTB-DHに転向。2000年ジャパンシリーズランキング11位、翌年同8位。昨年はアジア選手権大会で3位に入るなど、将来を嘱望されるライダーでもあります。
さて、トークの中心はやはり「なぜHondaが?」という疑問について。開発責任者である朝霞研究所の水田氏は言います。「開発過程でマシンの性能が上がるにつれ、試乗した人たちがとても楽しそうな笑顔を見せてくれました。乗る人が幸せになるマシン作りがしたい。その笑顔を見て、DHという競技に可能性を感じ、Hondaの事業として進める価値もあると考えました」。また、2輪の原点である自転車を研究することで、ほかのレースへフィードバックできる発見も多いそうです。
「RN01」開発責任者、本田技術研究所 朝霞研究所の水田耕司氏(左から2人目)
高い制動力とコントロール性、軽量化を実現した「RN01」
「走破性と安定性を上げ、既存のMTBよりコントロールしやすいマシンを作りたい。そうすれば、今より楽しく安全で、さらにレースにも勝てる速いマシンが出来るはず」。自らもMTB愛好者であった水田氏のこの考えをもとに、開発は約2年半前にスタート。現・チーム監督の伊田氏のアドバイスもあり、現在の「RN01」に至ったそうです。井手川選手も乗り味を「曲がりたい時に曲がれて、止まりたい時に止まれる。雨や泥に関係なく、ギアチェンジがスムーズなのも素晴らしいです」と話していました。
監督に伊田井佐夫氏を迎え、井手川、高橋両選手とともにジャパンシリーズ全5戦を転戦。また、ワールドカップにもスポット参戦する予定です。
1956年5月6日生まれ。埼玉県出身。18歳からモトクロスを始め、1986年から3年間Honda契約ライダーとして、JMX125ccチャンピオンにも輝く。一方、1992年にはMTBジャパンシリーズデビュー。現在もレースに出場するなど、精力的な活動を続けています。
左から井手川選手、伊田監督、高橋選手
バモス ホビオ
エレメント
「RN01」と並んで、当日会場に展示されていた2台のクルマ。これが今春発売の「バモス ホビオ」と「エレメント」をベースにした、「Team G Cross Honda」のサポートカーです。アレンジ性の高いカーゴルームを持つ「バモス ホビオ」と、開放感のあるサイドアクセスドアが特徴の「エレメント」は、サポートカーとしてだけでなく、これから街でも大注目の2台でしょう。
5月31日(土)に長野県富士見で行われる第1戦を皮切りに、全5戦を戦うジャパンシリーズ と、7月19日(土)に石川県瀬女高原で開かれる全日本選手権について、写真付きレースレポートとリザルトを掲載します。他カテゴリのレース同様、月曜日の朝にはWeb上で、井手川選手と高橋選手の活躍をお伝えします。

また、レース開催の翌朝(月曜日)に、リザルトが届くメールマガジンの配信もあります。手軽に結果がわかるこのサービスも、ぜひご利用ください。
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