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第6戦 イタリア
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イタリア Round 6
Italy
前ラウンド 2004 September,18
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最終戦でまたもグレッグ・ミナーが表彰台に立つ

決勝日:9月18日(土) 開催地:イタリア リビーニョ コース距離:2575m 標高:スタート地点/2410m ゴール地点/1810m 標高差:600m コースコンディション:ドライ。大ジャンプを含む高速ロングコース 天候:晴れ 気温:スタート地点/14℃ ゴール地点/18℃

 2004年UCIマウンテンバイク・ワールドカップの最終戦は、2005年のUCI世界選手権が開催されるイタリアの風光明媚な山間の村、リビーニョで行われた。12ヶ月後に世界タイトルが決まる場所というこの理由だけでも、今回のレースは初めてここを走るTeam G Cross Hondaのライダーたちにとって、きわめて重要なものであった。Team G Cross Hondaは2004年のUCIワールドカップに精力を集中していなかったため、総合ランキングそのものではなく、このレースにおける堅実な結果を参戦の目標としていた。

 レースを控えた週のトレーニングでは、雨が降らず、午前中は気温が低かったが、1週間を通じてコースの状態は良好だった。リビーニョは走行時間が4分を超える伝統的なロングコースで、トレーニング中から最も過酷な舞台のひとつであることが明らかになった。グレッグ・ミナー(南アフリカ)、シリル・クルツ(フランス)という2人のライダーは、トレーニング・セッション中、いくつかの問題を抱えることになった。1回目のセッションが始まってまもなく、ミナーは大ジャンプからまともに着地したため足首を捻り、最後まで足首を固定して走らなければならなかった。レース前日の遅い時間にはクルツが最も大きなジャンプのひとつを越えるとき、高速で激しく転倒した。幸い骨折は免れたが、筋肉痛を訴え、左足の動きも制限されることになった。このためクルツは計時トレーニングで記録を残すことができなかった。一方のミナーは手堅い4分28秒11というタイムでトップ5入りしている。

 準決勝と決勝が行われる前日は好天ながら気温が0℃近くまで下がっていた。朝のトレーニング・セッション時には路面が滑りやすく、準決勝が行われるころには路面が乾燥し、午後の決勝までにはさらに乾燥が進むことが確実と見られていた。

 準決勝では、決勝進出を目指して180人以上のライダーがスタート地点に立った。決勝に残ることができるのは80人に限られているので、まだ痛みが残っているクルツにとっては、決勝に向けて体力を温存しながら、慎重になりすぎないことが重要だった。結果的にクルツは49位で準決勝を終え、決勝進出を果たしたが、体調にはまだ問題が残っていた。ミナーは準決勝でみごとな走りを見せ、余力を残してHonda RN01を安定したペースで走らせながら、2位となっている。

 決勝ではクルツがミナーより1時間近くも早くコースに出たが、バイクに機械的なトラブルが発生したため、全速で走ることができなかった。メカニックが詳しい原因を調査しており、この2週間、好結果を残せなかったクルツはたいへん落胆している。ミナーはコースの前半で2度のミスを犯し、タイムをロスしたが、後半は全体で2番目のタイムを記録している。これによってミナーは優勝した世界チャンピオンのファビアン・バレル(フランス)から約2秒遅れの4分14秒57というタイムをマークした。

 Team G Cross Hondaは、いくつかの重要な目標を達成した2004年シーズンの内容にたいへん満足している。2005年も、引き続き新しい課題に取り組むこととなるだろう。チームは来月から2005年シーズンに向けたテストを開始する。

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#4 グレッグ・ミナー(4位)
「またワールドカップの表彰台に立ててうれしい。コースの前半で2度ほどミスをしてタイムをロスしてしまった。そこまでにあった2つのジャンプを飛びすぎたんだ。次のギャップでもバランスを崩してしまった。路面は準決勝のときより乾燥しており、いつものように集中できなかった。有力ライダーの1人がスタートに失敗し、それに驚いたことが前半の集中力に影響したようだ。それでも後半は自分でもうれしくなるほど完璧な走りで森を駆け抜けることができた。全体的に見れば、この結果は自分の力を反映していると思う。このコースは大好きだし、来年の世界選手権を楽しみにしている。もちろん来年のワールドカップも。Hondaのクルーは私とシリルのためにすばらしいバイクを作ってくれた。オークレー、マキシス、アルパインスター、シックスシックスワン、トリックスターなどのスポンサーやチームのスタッフのおかげで、最高のシーズンを過ごすことができた」

#46 シリル・クルツ(48位)
「今日のレースはあまりよくなかった。トレーニングで限界を高め、シーズン最後のレースで大きな成果を残したかったが、スピードを上げすぎてトレーニング中に転倒してしまった。それからあとは、自分のリズムを取りもどすことができなかった。自分の走りを結果に反映させることができなかったのでガッカリしている。でも、現実を受け入れるしかないだろう。1年間、すばらしい仕事をさせてくれたHonda、スポンサー、メカニックたちに感謝している」

マーティン・ホワイトリー:チームディレクター
「最高の週末にはならなかったが、グレッグが表彰台に立ててよかった。今週はいくつかライダーのミスがあって、ポテンシャルを発揮することができなかった。それでもこの週末、リビーニョのコースについて多くのことを学んだので、それを来年に生かしたい」

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