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第5戦 青森・モヤヒルズ
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青森・モヤヒルズ Round 5
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レポート
 コメント
リザルト
1 井手川直樹
2 竹本将史
3 高橋唯之
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ポイント
JCFジャパンシリーズ
1 内嶋亮 627
2 井手川直樹 585
3 安達靖 556
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Team G Cross Hondaの井手川が初優勝、高橋も3位に

決勝日:9月18日(土) 会場:青森県青森市 モヤヒルズスキー場 天候:晴れ 気温:スタート地点/24℃ ゴール地点/25℃

 JCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒル第5戦が9月19日、初秋の風が爽やかな青森県青森市のモヤヒルズスキー場で行われた。Team G Cross Hondaの#4井手川直樹が2位に4秒余りの差をつけて今季待望の初優勝を飾った。チームメイトの#3高橋唯之も3位に入る健闘で、Hondaワークスの2人が揃って表彰台へと上がった。

 シーズンも残すところあと2戦、その結果次第でナショナルチャンピオン、ナショナルランキングが確定する終盤戦。現在ランキング上位にいるライダーにとって、今回は特に重要なポイントを左右する、緊張感に満ちたレースとなった。

 眼下に青森港、さらに下北半島と津軽半島を眺める風光明媚なゲレンデを激しく下り降りるモヤヒルズは、全体に逆バンクの急斜面とコーナーが連続、粘土質の路面にロックが不規則に露出して、わずかなミスが失速や転倒につながる国内有数のテクニカルコース。

 井手川は前週に行われたUCIワールドカップ世界選手権で唯一の日本代表ライダーとして参戦し、開催地のフランスから戻った翌日にモヤヒルズへ入ったが、世界戦の疲れも見せることなく黙々と練習走行をこなす。高橋も、難所セクションを入念にチェックしながら走り込んだ。決勝前日には突然の雨が一時は完全なマディコースを作り、タイヤチョイスやライン取りなど、ライダーに様々な攻略作戦を考えさせたのだった。が、決勝当日は快晴。

 予選で井手川は2分9秒53のトップタイムを叩き出して好調をアピールした。予選2位にHonda RN01でナショナルランキングトップの#5内嶋亮(RYO77)が2分11秒31、3位に#24金子真吾(PRESS)が2分13秒7で井手川に続く。決勝もこのまま行けばと、チーム内に初優勝への期待が高まる。高橋は2分16秒79で予選7位につけた。

 予選トップの井手川はリバーススタートの決勝では最終ライダー。世界戦帰りの井手川にコース脇のギャラリーからも優勝の期待が高まる中、まずは高橋が2分12秒66の暫定トップタイムでゴールする。続いて#1竹本将史(ブリヂストンアンカー)が2分11秒49を出して暫定トップが入れ替わり、ゴールエリアはどよめきとともに白熱して行く。そして最終ライダーの井手川が、難セクションにもまったく危なげない鮮やかなラインディングでゴール、計測電光掲示板が2分7秒21を示した瞬間、Team G Cross Hondaの今季初優勝が決定した。2位に4秒28の差をつけての完全優勝。高橋も今季最高位の3位となり、2人揃ってのうれしい表彰台シーンとなった。

 次回第6戦は10月2日、石川県白山瀬女高原にて開催される。JCFジャパンシリーズはいよいよ最終戦を迎え、2004年のシリーズチャンピオン、ナショナルチャンピオンが決定する。現在ナショナルランキングトップに立つHonda RN01の内嶋が死守するのか、あるいは劇的な逆転ドラマとなるのか。さらに注目は、Hondaワールドチームのグレッグ・ミナー選手の特別参戦が決定。今季Honda RN01でNORBAシリーズチャンピオンとなったがミナーが、日本のコースでどのような走りを披露するのかが楽しみだ。

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井手川直樹(優勝)
「本当に心からうれしいです。先週フランス世界戦に行ってきたのも、結果としてとても良かったと思います。向こうでの信じられないほどにハイレベルなコース、世界のトップライダーに囲まれた環境の中で、彼らに比べればまだまだ世界では歯が立たない自分自身のメンタル面と向き合いながら走り込みました。それがこの優勝に結びついたのではと思います。世界戦のコースがとにかく急斜面で難易度の高いところだったので、今回は少々荒れていても驚かなかったというのもあります。でも決して楽勝というわけではないんです、難しいセクションもたくさんあったし、そこをおさえ気味にしながらも全力で走るよう考えました。それから決勝日は朝のタイヤ選択(ミシュランのセミドライ)とマシンセッティングを早めに決めたのもよかった。それで自分の走りができました。やはり少し時差ボケもあったんですが。次の瀬女は仲の良いグレッグも走るし、楽しみです。練習日からグレッグのいいところを自分の走りにも取り入れながら頑張りたい」

高橋唯之(3位)
「うれしいです。今年初めての表彰台だったので、表彰式ではなんだか緊張してしまいました。前の日に雨が降ってコースコンディションが変わったとき、晴れたときのように思い通りに走れないと感じて、それで自分なりにコースの細かいところまでじっくり見ながら、たくさん走り込みました。自分なりのコース攻略ができたのがよかったんだと思います。でも決勝では、滑って転倒しそうになったのと、ラインをはずしてしまったという大きなミスが2回あったんです。あれがなかったらワンツーだったのに、と思うとくやしい。瀬女では優勝を目指して頑張ります」

市川哲也監督
「チーム待望の優勝ですね。テクニカルなコースで、ある程度の余裕を持って勝つことができたのはよかったです。シーズン初めから見ればマシンも熟成度を高めてきており、それがライディングと一体となってレベルアップしてきて、そろそろ勝てるのではという感触はありました。今回のレース中、井手川は終始いい感じで落ち着いていました。やはりレベルの高い世界戦で得てきたものも大きかったのではと思います。高橋も本来の持ち味であるアグレッシブな走りが発揮できたようです。次は最終戦ですが、グレッグも来るし、グレッグ、井手川、高橋、内嶋でぜひとも1位から4位をHondaマシンで、という期待とともに有終の美を飾りたいですね」

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