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リザルト
1 ミナー
2 アダムス
3 カーカルディ
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ポイント
1 ミナー 542
2 カーカルディ 538
3 アトキンソン 467
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グレッグ・ミナーNORBA大会2勝目、シリーズトップを保持

決勝日:6月20日(日) 開催地:アメリカ バーモント州・マウントスノー コース距離:1.5マイル スタート地点標高:3550フィート ゴール地点標高:2000フィート 標高差:1500フィート コースコンディション:公式練習はウエット、その後ドライでハイスピード。テクニカルな森林セクション 天候:晴れ・風 気温:スタート地点/17℃ ゴール地点/19℃

 マウントスノーで開催されたNORBAシリーズ第3戦で10位で予選通過したグレッグ・ミナー選手が2連勝を達成した。今大会終了でシリーズの折り返しとなったこの時点で、ミナー選手はシリーズ総合ランキングで見事首位に返り咲いた。Team G Cross Hondaのチームメイト、シリル・クルツ選手も予選では大健闘を見せたものの、決勝では2つのクラッシュに見舞われた。

 レースウィークの前に降り続いた大雨と、レースウィーク期間中に何度か降った夕立で、両選手の公式練習は、主にマディで湿ったコンディションとなった。コースの一部にあったタフな石庭セクションが難関で危険であるとして、公式練習初日の終了とともに取り除かれた。その代替として新しいセクションが追加されたものの、コース距離は1.5マイル弱。相対的にこのコースは、ハイスピードであり、多くの選手のタイヤがパンクするアクシデントがあったが、Team G Cross Hondaのライダーは大会期間中一度もパンクすることなく大会終了を迎えた。

 ミナー選手は、午後の決勝に集中するため、予選ではトップスピードまで上げず、確実な走行をすることを心がけた。しかし、コース途中の森林セクションで、小さなミスを犯し、コースを外れ、RN01に乗り直すのに10秒のタイムロスを喫してしまった。最終的には10位で予選を通過。一方クルツ選手は、ムラのない走りを見せミスがあったものの、11位で予選を通過した。

 決勝時はよりドライでハイスピードなコースコンディションであった。女子の決勝では、タイムが最大15秒も短縮され、今大会男子のレースで初めて4分を切るタイムが出る可能性が高くなっていた。最初に、アメリカ人ライダーのショームズ・マーチ選手が4分05秒を記録し、この時点で、ミナー選手は優勝するために4分を切らなければならなかった。

 ミナー選手の直前にクルツ選手が出走。スタート直後、予選以降多くの選手が走行し、その上ドライコンディションで大きく変貌したセクションでクラッシュしてしまい、大きくタイムをロスしてしまう。それ以降、クルツ選手は前輪と後輪がそれぞれ別の穴にはまってしまい、地面にペダルが引っかかり、マシンから吹き飛ばされるアクシデントに見舞われる。最後、クルツ選手は50位で完走したが、それはミナー選手が3分56.7秒でゴールラインを割る直前のことだった。

 ミナー選手はそこでまっすぐホットシートに座り、9人のライダーがゴールするのを見届けた後、初の2大会連続優勝を記した。

 Team G Cross Hondaは、UCIワールドカップ第4戦の開催地、カナダのケベック州にあるモンサンタンヌに向かう。ワールドカップ2大会を欠場したものの、現在ワールドカップランキングで、ミナー選手は9位につけている。(UCIワールドカップは6大会から形成されており、どの大会でも獲得ポイントが総合ランキングに反映される。)

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#1 グレッグ・ミナー (優勝)
「今日の決勝の前には結構ナーバスになっていました。ここのコースはとてもタフな上、時間の経過とともにコンディションがドライに大きく変化していきました。ですから、いくつかのセクションをどのように通過するか、なかなかその判断をつけにくい所もありました。わだちがどこにあるのか、自分が実際それに乗ってしまうまで見えなかったりしました。しかし、RN01が再び見事に僕の期待に応えてくれました。シリーズの後半戦に入る前にシリーズトップになれたことをとても嬉しく思っています」

#80 シリル・クルツ (50位完走)
「今日のクラッシュにはとてもがっかりしています。ただ午前中(予選)に走ったときと、あまりにもコンディションが違っていたので、そのセクションで不本意ながらクラッシュしてしまいました。それから今大会では他の選手よりも運がなかったのでしょう。ここでしっかり切り替えて、来週からのワールドカップ2大会に集中したいと思います。そこでは今回よりも運も味方してくれると願っています」

マーティン・ホワイトリー:チームディレクター
「今回の目標は、7月後半から始まるNORBAの後半戦がスタートする前に、ミナーを総合首位にすることでした。幸運にも、アダムズ選手の調子が良く、現リーダーのカーカルディよりも良いタイムで2位となったので、ミナーとカーカルディのポイント差が生まれました。ミナーにとって今シーズンの滑り出しがとてもスムーズで、その点はとても喜ばしく思っています。残念ながら今大会は、クルツにとってはあまり良い大会とはなりませんでした。しかし、これは技術的なものでも、スピードの欠如が原因でもなく、ただ、変化するコースに足元をすくわれてしまっただけです。幸いケガには至らなかったので、これから2週間、カナダでの大会で良いリザルトを出してくれることを大いに期待しています」

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