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ポイント
1 カーカルディ 358
2 ミナー 349
3 カーター 315
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MTB NORBA第2戦 グレッグ・ミナー&Honda RN01がシリーズ初勝利

決勝日:6月13日(日) 開催地:アメリカ ウェストバージニア州・スノーシューマウンテン コース距離:2.25マイル スタート地点標高:4700フィート ゴール地点標高:3300フィート 標高差:1400フィート コースコンディション:スロー&テクニカル。マディで滑りやすい 天候:晴れ 気温:スタート地点/21℃ ゴール地点/22℃

 Team G Cross Hondaのグレッグ・ミナー選手がスノーシュで行われたNORBA大会にてすべてのコンディションが最高の状態ではないもののみごと優勝を成し遂げた。ウェストバージニアの山脈に1週間降り続けた大雨の影響で、午前中の予選はまれに見るタフなコンディション。開催地の長いコースのうち、特に林間セクションは、ぬかるみが深くまで浸透し、女子の予選では、バイクを降り、歩いてセクションを通過する選手も少なくなかった。

 こういったマディなコンディションでもTeam G Cross Hondaにはアドバンテージがあった。ギアボックス(インターナル・トランスミッション)を搭載しているおかげで、RN01に泥がこびりつく心配がなく、他のチームが当日のコースコンディションが影響する、メカニカルなトラブルから相当開放されていた。しかしながら、コンディションはかなりタフであった。予選開始前にたった7時間の公式練習時間が与えられ(ワールドカップは16時間の公式練習時間)その時間内に、今大会の予選と決勝の走りを完成させなければならなかった。

 予選が始まると、ミナー選手と17歳のフランス人チームメイト、シリル・クルツ選手は、貴重なポイント獲得を狙って強気のライディングを披露した。ミナー選手は序盤でクラッシュしコース外に反れ、SDG製のシートが曲がったままゴールしたものの、タイムは5分36.3秒。2位の選手に15秒と大差をつけ、1位で予選を通過した。クルツ選手は100%実力を発揮し、輝かしい5位通過を果たした。しかし、何名かのトップライダーは予選を本気で走っていないことを両選手は承知していた。

 決勝でのミナー選手は5分30秒を切って、初の大会優勝を目指した。昨年のシリーズ優勝は、各大会での積み重ねで獲得したものだった。今年の第1戦で、8位というリザルトを受け、今大会では、シリーズランキングのポイントを上げることを目標に掲げた。クルツ選手は、決勝トップ10入りを意識した着実な走りをすることが目標。予選上位通過から決勝でクラッシュしてしまった先週のフォートウィリアム大会からの教訓として、予選で上位を狙い、決勝では力を入れすぎてクラッシュしないように、つまり、ムラのない走りをすることが目標だった。

 決勝前に太陽が覗きはじめ、オープンなセクションでは泥が乾き始めていた。一方林間セクションは相変わらずマディだったため、タイヤ選択が明暗を分けた。ミナー選手はMaxxis Wet Scream 2.2 タイヤを使用し、クルツ選手はMaxxis Swamp Thing 2.5を使用。今大会はトップ6位の全選手がMaxxisタイヤを使用しており、Maxxis大活躍の大会であった。

 両ライダーとも、掲げた目標を達成する見事な走りを決勝で見せた。クルツ選手は予選タイムを12秒も短縮、6位に入賞。そしてミナー選手は、14秒もタイムを縮め、観客の声援の中、2位のジョン・カーカルディ(NZL)に7秒も差をつけ優勝した。

 Team G Cross Hondaは、次のNORBAダウンヒルシリーズ第3戦に向けて、バーモント州のマウントスノーへ移動する。NORBAシリーズは6大会で競われ、6戦全戦の合計ポイントで最終ランキングが決まる。

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#1 グレッグ・ミナー (決勝優勝)
「予選のスタート直後にクラッシュでびびってしまったので、決勝のスタート直後は用心深く行きました。でも、後半は本気で攻めました。ここのコースは選手にもバイクにも超ハードなのですが、Honda RN01は素晴らしい威力を発揮してくれて、あえてこの難関コースで、(やっと)NORBA大会で優勝できたのがとても嬉しいです。コースの脇で僕の名前を呼んでくれたファンの方々の熱い応援にも後押しされました。それも、アメリカで初めての経験です。ファンの方々にも大変感謝しています」

#80 シリル・クルツ (決勝6位)
「ただ嬉しいの一言です。NORBA参戦2大会目で、トップ10入りできるなんて思いもしませんでした。予選の後は疲労がとても溜まっていて、決勝に出場する余力が残っていないのではないかと、心配もしました。だから、決勝ではなるべくスムーズに、そして後半にエネルギーを集中させることを心がけました。ぬかるみがひどくて、止まりそうになるセクションもあったので、全然駄目だと思っていたのですが、ゴールしてから自分のタイムに驚きました。どの選手にとってもタフなコースだったんだな、と実感しました」

マーティン・ホワイトリー:チームディレクター
「チームにとって、素晴らしい大会となりました。チーム全体がいよいよ本領を発揮してくれました。メカニックもエンジニアも、この難関コースに対応して、RN01を万全の状態に仕上げてくれました。もちろん、ライダーたちも素晴らしい走りを見せてくれました。私たちのチームはワールドカップのフランス大会を蹴ってこの大会出場を決めました。それは、グレッグが昨年のNORBA優勝者であり、タイトル保持者は、そのタイトルを全力で防衛しなければならないという理念があったからです。それがグレッグの今年の目標でもありますから。今大会の目標としては、グレッグの場合、ポイントをなるべく多く獲得し、総合ランキングのトップ争いに食い込むこと。そしてシリルの場合は、ビッグベアの18位を基盤に、トップ10圏内目指すことでした。2人とも本当に良くがんばってくれました」

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