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1 安達靖
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全日本選手権大会でHonda RN01が2位表彰台!

決勝日:7月17日(土) 会場:秋田県田沢湖スポーツセンター たざわ湖スキー場 天候:雨 気温:スタート地点/18℃ ゴール地点/18℃

 2004年全日本マウンテンバイク選手権大会 イン あきた/たざわ湖のダウンヒル競技が、7月17日、秋田県たざわ湖スキー場で行われた。梅雨前線の停滞で大雨という悪天候、悪コンディションの中、Honda RN01を駆る内嶋亮(RYO77)が慎重ながらも攻めの走りで2位に入る健闘を見せた。Team G Cross Hondaの井手川直樹は8位、チームメイトの高橋唯之は予選を通過したものの、負傷により決勝はDNS(Did not start)で出走せずという結果だった。

 このレースは世界マウンテンバイク選手権大会の出場候補選手選考会を兼ねて、年1回開催される国内の最高格式大会で、優勝者にはその年の全日本チャンピオンのタイトルが授与される。会場のたざわ湖スキー場は過去9年に渡りジャパンシリーズを開催しており、10年目の今年に全日本選手権大会を開催する運びとなった。

 コースは、こぎのハイスピードセクションが数か所あるその間に、ダブルジャンプからトリプルジャンプの連続や、大きなロックを飛び降りてからの石の飛び出たシングルトラックなどテクニカルなセクションが散りばめられている。公式練習日から降り続いた雨は、決勝日にはさらに勢いを増し、路面はマディから部分的に濁流が生まれるなど、スタートからゴールまで非常に滑りやすい状態となった。

 予選で3分17秒924のトップタイムを出したのは丸山弘起(MTB Magazine Racing Team)。内嶋は難所セクションでのクラッシュを避ける慎重なライン取りでタイム3分22秒940、予選4位につける。井手川はロックのドロップオフ着地で転倒を喫し予選17位、高橋は同じくドロップオフの進入を誤り着地でクラッシュ、30位で予選通過はしたものの、左足を負傷し、決勝を走ることはできなかった。

 大雨の影響で、ゲレンデのコースはわだち部分に濁流となった水が流れ、シングルトラックにできた水たまりはますます深くなった。午後の決勝では、滑る路面との闘いに加え、重いマディの中でどのようにこぐかについても勝敗を決めるポイントとなった。予選より悪化したコンディションで決勝タイムは全体に落ち、内嶋が3分28秒845でゴールし、1度は暫定トップに出た。しかし、内嶋に続いてゴールした予選3位の安達靖(cannondale MAXXIS)が3分24秒808をたたき出し、その後このタイムを切るライダーはなく、全日本選手権での6年ぶりのチャンピオンの座を手にした。井手川は大きなミスはなかったもののタイム3分36秒915で8位となった。

 また、Honda RN01でマスターズクラスに出場した48歳の伊田井佐夫(AYEL KAMIKAZE)が3分39秒857のタイムで、2位に8秒以上のタイム差をつけ優勝、2004年マスターズ全日本チャンピオンを獲得した。伊田は9月5日、カナダ・ケベックで開催されるUCI世界マスターズ選手権に出場し、RN01での日本人表彰台を目指す。

 次のレースは8月8日、JCFジャパンシリーズ第4戦となる岐阜・ウイングヒルズ大会。J1も残すところ3大会というシーズン後半戦に入り、今回の全日本選手権で変動を生じたナショナルランキングの行方も気になるところ。また、井手川にとってウイングヒルズは昨年初優勝をした会場だけに、今度こその活躍が期待される。

 なお今大会の結果と、ナショナルランキングにより選出される世界選手権出場者の確定については、約1週間後となる模様。

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内嶋亮(2位)
「2位は本当に悔しかった。失敗のないよう押さえるところは押さえながら自分なりにリズムを作っていったんですが、路面状況の変化もあり、結果的には思い切り攻めるところが少なくなってしまった。でもこういった悪状況のときは特に、早くラクにギアチェンジできるHonda RN01の変速機能はとても信頼できますね」

井手川直樹(8位)
「今回は練習日から転倒が続いてしまい、前の日にもかなり大きなクラッシュがあったこともあり身体も本調子ではなく、決勝でも思い切り攻められないままだった。次のウイングヒルズ大会は、昨年優勝しているところだし、好きなコースなのでとにかく頑張って結果を出したいです」

高橋唯之(30位)
「予選のときロックのドロップオフ入口でのライン取りが乱れてしまい、ドロップオフ途中にあった岩にリアをぶつけて転倒してしまった。予選を通っていたのでなんとしても決勝を走りたかったけれど、足が動かずとても走れる状態ではなくて、とにかく悔しかった。頑張って直して次のウイングヒルズ大会には出場します」

市川哲也監督
「井手川選手、高橋選手とも練習日から転倒が多かった。これは考え方によっては、今まで以上に攻めながらチャレンジしていることの表れでもあると思うし、転倒によって走りが後退することはなく、転倒という経験を積むことで強くなっていく要素はあると思います。ただ、タイムロスやケガなどのダメージがあるのはやはり良くないわけで、2人ともさらに基礎的な身体能力を高めることが今後の大きな課題となるでしょう」

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