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W杯自己最高位をマークした井手川選手のゴールシーン |
2003年UCIワールドカップダウンヒル第3戦が6月28日(土)にカナダ/モンサンタンで開催され、ダウンヒルマシンHonda『RN01』を駆る『Team G Cross Honda』の井手川直樹選手と高橋唯之選手がスポット参戦した。'01〜'02の2年間ワールドカップにフル参戦した井手川直樹選手(#5)は、過去最高位だった40位に対し、今レースにおいて34位を記録。チームメイトの高橋唯之選手(#14)も、自身初のワールドカップ予選通過を果たし、決勝を62位で終えた。
毎年ほぼ同じコースレイアウトで開催されるモンサンタンでのワールドカップダウンヒルだが、今大会ではコース長が1.4kmと例年の約3分の1に短縮された。ショートコースのため、殆どの選手が2分を切り、1秒差で約10位前後も順位が入れかわる大混戦となり、特にトップから4位までは10分の1秒以内というシビアな戦いとなった。
予選を40位で通過した井手川選手は決勝でのタイムアップを狙ったぺダリング重視のサスペンションセッティングを行い、予選タイムを3秒短縮する34位でゴールした。さらに、ゴール手前の高さの有るテーブルトップではトップライダーに引けを取らない豪快なジャンプで観客を沸かせた。
予選を70位で通過した高橋選手は、前日の練習走行で打撲した右足親指の影響とテクニカルセクションでのライン取りが決まらずタイムロスするものの、ゴール前での得意なハイスピードセクションでは元気な走りを見せ62位でゴールした。
●決勝34位 #5 井手川直樹選手
「ライン取りが上手く行かず、思わぬラインに入ってしまい何度か危ない場面もありましたが、久しぶりのワールドカップを身体全体で楽しめました。自己最高位を残せたことは嬉しかったのですが、改めて世界レベルの高さを感じました。今後はRN01と共に自分自身の走りも向上させ、世界の強豪達の戦いに加わっていきたいと思います。」
●決勝62位 #14 高橋唯之選手
「ワールドカップでの初予選通過は嬉しかったのですが、メンタルな面で本来の自分の走りが出来ませんでした。次回ワールドカップ参戦までには心身共にトレーニングをして、思いきった走りが出来る様に頑張ります。」
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