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第4戦
岐阜・白鳥
2003年8月10日 開催
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レースレポート

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井手川はそれまでのトップに9秒差をつけ、ホットシートへ
暫定トップの座“ホットシート”でその瞬間を待つ井手川
台風一過で当日一発勝負となった本戦(高橋の練習走行)
見事、初のワンスリーを獲得したTeam G Cross Honda
「ここまで長かっただけに余計にうれしい」と井手川
ジャパンシリーズ第4戦白鳥大会で井手川直樹選手&Honda『RN01』が初優勝。高橋唯之選手も3位表彰台獲得
■日時:8月10日(日)
■開催地:岐阜県白鳥町 ウィングヒルズ白鳥リゾート
■天候:晴れ
■気温:スタート地点30.0℃/ゴール地点30.0℃
■路面状況:ドライところによりウェット
■コースデータ:コース長1900m/スタート地点標高1250m/ゴール地点標高890m/標高差360m
優勝決定の瞬間、伊田監督と握手を交わした井手川
優勝決定の瞬間、伊田監督と握手を交わした井手川

 2003年JCFマウンテンバイクジャパンシリーズ・ダウンヒル第4戦が8月10日(日)、岐阜県・ウィングヒルズ白鳥リゾートで開催され、ダウンヒルマシンHonda『RN01』を駆る『Team G Cross Honda』の#5 井手川直樹選手が、パーフェクトなライディングをみせ、今季初優勝を遂げた。チームメイトの#14 高橋唯之選手も3位に入り、2名のライダーが初めて揃って表彰台へと上がった。

 ウィングヒルズ白鳥リゾートでのジャパンシリーズ初開催で、整備された常設ダウンヒルコースとゴンドラがあり、本大会のエリートクラスには、特設のレースコースが用意された。しかし、台風10号の影響により、大会スケジュールは大幅な変更を余儀なくされ、通常行われるレース前々日のコースインスペクションと、レース前日のコーストレーニングは暴風雨のため中止となった。その対策として、レース決勝日の早朝からコーストレーニングを開始し、試走時間を多く設けること、さらにエリートクラスは予選を行わず、決勝のみで開催されることとなった。

 決勝日当日は台風一過の晴天となった。コースは、水が流れるほどマディだった場所が急激に乾いてドライになる場所や、日陰はウェットのままなど、ライダーにとっては難しいコンディションとなり、両ライダーはコーストレーニング後も、部分ごとのコース攻略を慎重に検討した。

 通常は決勝日の午前に行われる予選が無くなり、決勝のみでの争いとなったエリートクラス全81台は、予選タイム結果の駆け引きのない、まさに一発勝負となった。スタート順は、前大会までのポイントランキングが採用され、現在ランキング12位の井手川選手はラストから12台目、高橋選手はラストから4台目のスタート。

 レースは、ライダーがゴールする度に、電光掲示板のタイム表示が次々と書き換えられる激しい展開となった。ゴールエリアには、ホットシートと呼ばれるその時点でのトップタイムライダーが座る椅子があり、井手川選手は暫定トップとなる3分20秒209でゴールし、ホットシートから残り11名の結果を待った。結局、最後まで井手川選手のタイムを破るライダーはなく、井手川選手の今シーズン待望の初優勝が決定した。高橋選手も3位に入る健闘を見せ、『Team G Cross Honda』のライダーが今季初めて2名揃って表彰台へと上がり、表彰台の最上段に『RN01』が輝いた。

 2003年JCFマウンテンバイクジャパンシリーズ・ダウンヒルは、8月23日(土)開催の青森モヤヒルズ大会第5戦で、いよいよ最終戦を迎える。全5戦が終了すると同時に、高順位獲得4戦のポイント合計でジャパン・シリーズ(J1)チャンピオンが決定し、さらに8月31日(日)に開催されるJ2ダウンヒル苗場大会の終了後にはナショナルランキングが決定する。残る2戦で、『Team G Cross Honda』の2名のライダーがどこまでポイントランキングを上げるかが注目される。


優勝 #5 井手川直樹選手
「本当に嬉しい。やっと勝てましたね。ここまで、正直言って長かった。これまでのレースでは、焦っている気はなくても攻め過ぎて転倒するなど悔しい思いをしていたので、今回は絶対に無理をせず、慎重に、丁寧に、でも飛ばせるところは思いきり行こうと自分に言い聞かせて走りました。ゴールまで、うまくまとめることができて、いい結果が出ました。この波に乗って、残りのレースも頑張ります」

3位 #14 高橋唯之選手
「井手川選手が優勝したのに僕がまた3位で、チームでワン・ツーにできなかった自分がとても悔しい。転倒はしませんでしたが、細かいところで思うような走りができなかったというのが何箇所かありました。いつも3位だって言われるのも悔しいし、次こそは絶対に頑張ります」

伊田井佐夫監督
「第4戦でやっと優勝、ようやく良い結果を出すことができました。長い道のりでした。ライダーの日頃のトレーニング、マシンセッティング、チームワークなど優勝に必要な諸々の要素がいい感じに一体となって、優勝に結びついたのだと思います。ウィングヒルズのレースコースは走り慣れていないので、7月の全日本の後に草レース(デポカップ)に出場するなど、ライダーたちも意欲的に練習してきました。その成果は特に大きいでしょう。今日はワン・スリーでしたが、ここまで来ればあとはワン・ツーを目指すだけです」

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