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第3戦
秋田・田沢湖
2003年7月12日 開催
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レースレポート

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高橋(右)は第1戦に続き2度目の表彰台入りとなった
“猛虎”ヘアの高橋が後半戦を席巻する!?
練習で負傷、決勝で転倒と悔いの残る大会となった井手川
すっかり有名になった井手川の“ヒョウ”ヘア
スタート地点までチームカーの“エレメント”が搬送
ジャパンシリーズ第3戦・高橋唯之選手が3位入賞
今シーズン2度目の表彰台へ
■日時 :7月12日(土)
■天候 :曇り
■気温 :(決勝時)スタート地点22℃/ゴール地点22℃
■路面状況 :マディ
■コースデータ :コース長1800m/スタート地点標高768m
ゴール地点標高 520m/標高差248m
マディ・コンディションのなか3位入賞を果たした高橋
マディ・コンディションのなか3位入賞を果たした高橋

 2003年JCFマウンテンバイクジャパンシリーズ・ダウンヒル第3戦が7月12日(土)、眼下に田沢湖を望む秋田県・田沢湖スキー場で行われた。ダウンヒルマシンHonda『RN01』を駆る『Team G Cross Honda』の#5井手川直樹選手と#14高橋唯之選手は、予選を順調に通過し、決勝で高橋選手は3位の表彰台をゲット、井手川選手は惜しくも転倒を喫し、7位となった。  

 田沢湖スキー場でジャパンシリーズのダウンヒル競技が初開催された5年前より、この大会は田沢湖町の全面協力のもとに開催されている、まさに町を上げての大イベント。エリートクラスに使用するダウンヒルコースは年々テクニカルセクションを増しており、ゲレンデとウッズを利用して今年もドロップオフやロックセクション、木の根の露出した急坂セクションなどが数箇所設けられ、さらに従来の田沢湖の特徴でもある“漕ぎ”セクションがミックスされて、ハイレベルなコース設定となった。

 決勝日前に設けられた2日間のトレーニングセッション(公式練習)は連日あいにくの雨天。本大会の2週間前、ワールドカップ・カナダ大会参戦で世界のトップライダーと一緒に戦い、世界の走りを見てきたばかりの井手川、高橋両選手は、雨のために荒れるコースコンディションの中、タイヤセッティングを行いながら黙々と練習をこなした。レース前日、井手川選手が練習中の転倒で右手人差し指を打撲するアクシデントがあったが、痛み止めとテーピングで対処してレース当日に臨んだ。エリート男子クラスのエントリー数は79台。ゴンドラやリフトを使用しないこの大会では、ライダーとマシンは搬送車でスタート地点まで移動する。『Team G Cross Honda』では、サポートカーの『エレメント』が搬送車として活躍した。

 (予選・決勝レース結果)
 予選は午前11時より、第1戦のポイントランキング順に30秒間隔でのスタート。予選トップは、本コース作成時のアドバイザーも努めてセクションを知り尽くす安達靖選手(#6 cannondale)、タイムは3分14秒178。高橋選手はトップに約3秒遅れて予選5位に、井手川選手が約5秒遅れで予選8位につける。

 決勝は、天候も回復して久しぶりの晴れ間が見えた午後1時20分より、予選通過30名によるリバース方式スタートで行われた。トップを狙うライダーたちが、今回の最難所とされるテクニカルセクション・ロック&ドロップオフからの2連ジャンプをいかに攻略するのか、全体にまだぬかるんだ路面をどのように加速してゆくのか、コース脇の観客の期待も高まる。難所でもかまわずペダリングで加速していくトップライダーの技に、大きな歓声が上がった。

 優勝は、以前より田沢湖のコースを得意とする竹本将史選手(#3 ブリヂストンアンカー)で、予選(27位)から23秒余りも上げてきた優勝タイムは3分6秒210。2位には過去に田沢湖での優勝経験もある塚本岳選手(#2 MX/MONGOOSE)が、そして高橋選手が3位に入賞し、第1戦に続き今シーズン2度目の表彰台へと上がった。井手川選手はコース前半に無念の転倒で、リカバリーにタイムロスがあり、7位となった。

 梅雨明けとともに後半に突入するジャパンシリーズ、残すところ第4戦・岐阜白鳥大会と最終戦の青森モヤヒルズ大会となった。そして次週には『全日本マウンテンバイク選手権大会』が石川県の瀬女(せな)で開催される。ポイントランキング争いも、第3戦終了時点のポイントが出るとトップ10前後までがかなり明確化され、今後最終戦までの優勝者、入賞者が注目されるところだ。


決勝3位 #14 高橋唯之選手
 正直に言うと、今回はかろうじての3位、という感じです。ゲレンデを走るところが何箇所かあるのですが、そこがマディでとても滑ってしまって、うまくバランスを保てず、思うようにスピードを上げて走れなかったのが反省点です。ほかのセクションはまあまあ上手くいったのですが、ゲレンデに出ると、とにかく転倒だけはしてはいけないと、何回も足を出しながら走ることしかできませんでした。他のトップライダーは安定して走っているので、課題は僕の練習です。来週すぐまたレースなので、また表彰台に立てるように、今度はもっと高いところに上がれるようにがんばります。

決勝7位 #5 井手川直樹選手
 悔しいです。スタートをしてまだ前半のうちに転倒してしまいました。公式練習ではなかった石が草の中にあり、それが見えずにフロントを石でスリップさせてしまって。起き上がるとハンドルが大きく曲がっていて、一瞬リタイアの文字も浮かんだのですが、これまでにポイントも取れていないし、気を取り直してとにかく走ろう!と気合を入れました。打撲をした指のほうは、大丈夫です。今日のところはフロントブレーキを中指で使いました。カナダのワールドカップで調子を上げてきたので、来週の瀬女でこそ、がんばります。瀬女に賭けます。

伊田井佐夫監督
 決勝での井手川選手は、ペダリングでタイムを上げようとして、最後までかなり積極的に攻めていました。転倒によるタイムロスは5秒から6秒あったかと思われ、表彰台の可能性と期待が大きかった分、この転倒は本当に残念でした。高橋選手については、マシンに慣れてきて、順調に調子を上げてきていると思う。徐々に身体も絞れてきていて、力をつけてきた結果の3位入賞ですね。来週の全日本・瀬女では、思いきって二人ともいい走りができれば今度こそワン・ツーも夢ではない、狙えるところに来ているのではないかと。チーム全体でそう願ってレースに臨みます。

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