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UCI WORLD
CHAMPIONSHIPS
SEPTEMBER 09, 2007
リザルト ポイント

グレッグ・ミナーが転倒しながらも世界選手権4位に

UCI 世界選手権
2007年9月9日(日)・決勝
開催地:フォート・ウイリアム

Team G Cross Hondaのグレッグ・ミナーとマッティ・レヒコイネンは、ともにスコットランドのフォート・ウィリアムで開催されたUCIマウンテンバイク世界選手権でトップ6入りを果たした。男子エリート・クラスの競技半ばから激しい風雨に見舞われ、予選で最速だったミナーは木の根が露出した滑りやすいセクションで転倒して肩を脱きゅうし、ゴール後に病院に運ばれる事態となった。また、世界選手権で自己最高の6位入賞を果たしたレヒコイネンは、コース上で何度もきわどい場面を演じながらも無事にゴールへたどり着いた。3人目のライダー、ブレンダン・フェアクローも転倒で脱落するまで、上位につける健闘を見せていた。

UCI 世界選手権

先に行われた予選走行において、ミナーは最速タイムを記録するなど、ここ何年かで大のお気に入りとなったコースを悠々と攻略していた。レヒコイネンとフェアクローは、いずれも予選中に転倒したが、深刻な結果を招くことはなく、決勝での活躍が期待されていた。

大会会期中、フォート・ウィリアム上空はずっと雨雲に覆われており、練習走行の段階からあいにくのコンディションだったが、それでも多くの観客が訪れた。決勝ではイギリス、さらにアイルランド出身の選手が登場するたびに、全コースで歓声が上がった。午後は時間が経つに従って雨と風が強くなり、とりわけ標高の高いスタート地点付近では出走するライダーたちを苦しめた。サム・ヒルは雨が降り始めたあとでの出走だったのにもかかわらず、ドライコンディションで走ることができた幸運なパスカル・カナル・フリックスを抑えてトップに立ち、最後までその座を守った。世界選手権2勝の実績を持つファビアン・バレルは、これに肉薄するタイムをマークしたが届かず。Team G Cross Hondaのミナーとレヒコイネンにも、この時点では十分に優勝の可能性があった。

しかし、結果的に転倒したミナーは4位、レヒコイネンは6位でレースを終え、残念ながらチームはメダルを獲得することができなかった。ミナーは今シーズン、すでに肩を3度脱きゅうしていたが、いずれも以前と同じ部位だった。4回目となる今回は別の部位で、激しい痛みをともなうものだった。ミナーは直ちに病院へ搬送され、外れた肩はレースから3時間を経過してようやく元に戻された。肩甲骨にも骨折箇所が見つかったが、ミナーは月曜に病院を退院する見込みだ。

このあとチームはスロベニアへ向かい、9月16日にマリボールで開催されるワールドカップの最終戦に臨む。

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COMMENT

コメント

Greg Minnaar グレッグ・ミナー(4位)
「転倒したのは自分のミスだ。肩の痛みがひどく、今は病院にいる。今回は勝つつもりだったし、もう少しのところで実際に勝てたと思う。メダルが取れるところだったが、森の中で激しく転倒してしまった。私より前でゴールした選手たちは、みんなすばらしい走りを見せていた」
Matti Lehikoinen マッティ・レヒコイネン(6位)
「かなり厳しい状況だった。風が非常に強く、コースは相当荒れていた。2度ほど転倒しそうになったが、なんとか持ちこたえることができた。世界選手権では自己ベストの成績を残したわけだが、本当はもっと上を狙っていた。正直なところ、このコースはあまり好きではない。そこで転倒せず、6位に入ったのだから、満足するべきなのだろう。このあとはワールドカップのランキング上位に入ることを目標にがんばりたい」
Brendan Fairclough ブレンダン・フェアクロー(26位)
「いい走りができて、レース展開も上々だったのに、気がつくと転倒していた。ちょうど加速していたところなので、きっとペダルを何かにひっかけて、ハンドルバーの前へ投げ出されてしまったのだろう。自転車が溝に落ち、拾い上げなければならなかった。両足と腰を強打して、かなり痛む。いい走りができたのはいいが、転倒したことについては自分自身に腹を立てている。ともかく、このコースで十分なスピードを見せることができたのは収穫だった」
Martin Whiteley マーチン・ホワイトリー
Team G Cross Honda 監督
「世界選手権は1年に1回、たった5分ほどで決まってしまう競技なので、プレッシャーはものすごく大きい。男子の走行の中程から、天気が急激に悪化し、私たちのチームのライダーも完走することさえ難しい状況だった。強風に加えて強い雨が降り、もちろんコースはたいへん滑りやすくなっていた。明日になればグレッグも退院するので、重要な1週間後のワールドカップ最終戦に備え、できるだけの支援をしていきたい。やはり打撲を負っているほかの2人についても同様だ。今日のようなコンディションでも、マシンの状態は完ぺきだった。レース中、トラブルも全く発生しなかった」
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RESULT

予選リザルト

ROUND
UCI WORLD
CHAMPIONSHIPS
SEPTEMBER 09, 2007
順位 ライダー チーム タイム
1 グレッグ・ミナー Team G Cross Honda 4:53.32
2 G.アサートン Animal Commencal 4:53.38
3 J.カメリーニ MOJO ORANGE 4:57.20
4 M.ハナー Cannondale/The Cut 4:58.18
5 F.パヤット Team France 5:00.00
6 N.レニー Santa Cruz Syndicate 5:00.82
16 マッティ・レヒコイネン Team G Cross Honda 5:05.12
58 ブレンダン・フェアクロー Team G Cross Honda 5:29.47
 

決勝リザルト

 
順位 ライダー チーム タイム
1 S.ヒル Iron Horse/Monster Energy 4:52.01
2 F.バレル KONA LES GETS 4:52.65
3 G.アサートン Animal Commencal 4:56.38
4 グレッグ・ミナー Team G Cross Honda 4:59.96
5 P.カナル・フリックス MASSI 5:00.29
6 マッティ・レヒコイネン Team G Cross Honda 5:00.93
26 ブレンダン・フェアクロー Team G Cross Honda 5:12.67
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