MTB-W

INFORMATION
カナダ CANADA
カナダ
レース情報 フォトギャラリー
 
ROUND
#03
JUNE 24, 2007
リザルト ポイント

ワールドカップ第3戦でミナーが2位、レヒコイネンは4位

第2戦 スイス
2007年6月24日(日)・決勝
開催地:モン・サンタンヌ

2戦連続のウエットからようやくドライ・コンディションの下で開催されたワールドカップ第3戦において、Team G Cross Hondaのライダー2人が表彰台に立った。グレッグ・ミナーは決勝の走行中に肩を脱きゅうしながらも2位となる活躍を見せ、マッティ・レヒコイネンは4位で今大会も表彰台入りを果たした。

第2戦 スイス

モン・サンタンヌはワールドカップ・シリーズの中でも歴史と伝統を誇る開催地であり、17年連続で開催されている。大会は終始好天に恵まれ、ライダーたちは最高のコンディションでドラマチックな戦いを展開した。Team G Cross Hondaに所属する3人は大きな問題もなく、理想的な形で練習走行を消化すると、好成績への期待を持って、およそ4分半の厳しいコースが舞台となる準決勝に臨んだ。

シャンペリーのワールドカップ第2戦で見事な復活を印象づけたチームの第3ライダー、ブレンダン・フェアクローは、現在のシリーズランキングが20位を下回っていることから、決勝へ進出するためにはいかなる失敗も許されないという意識を持って準決勝に出走した。結果、手堅く15番手の位置を確保。午後の決勝ではさらにペースを上げることができると考えていた。

5位で準決勝を終えたレヒコイネンは、表彰台を狙うことも十分に可能な位置につけた。この5位という成績によって、レヒコイネンはランキング争いにおいても貴重なポイントを稼いだ。ミナーはコース前半でライバルたちから3秒の遅れをとったが、後半はすばらしいスピードを披露して3番手につけ、接戦を繰り広げたスティーブ・ピート、サム・ヒルを射程内に捉えた。

3人のライダー全員が少しでも多くのポイントを獲得することを目指していたため、今回の戦術はきわめて明快だった。もっとも重要な課題は、最後までエネルギーを温存して4分半のコースを走りきることだが、全員がRN01を無事ゴールさせるだけの体力を備えて決勝に臨んだ。

最初に走ったフェアクローは、準決勝の記録を4.5秒上回るタイムで6番手につけ、最終的に13位という好位置につけた。こうして今季最高の成績を収めたことで、イギリス・サイクリング協会の規定により、今年の世界選手権への出場を認められることが決まった。

続いてスタートしたレヒコイネンは、ネイサン・レニーから首位の座を奪う区間タイムをマーク。後半のセクションでもハイペースを保ち、レニーに1.74秒の差をつけてこの時点でのトップに立った。レヒコイネンは、ミナーが出走するまで、その位置を守った。決勝をスタートしたミナーは、中間地点のタイムでレヒコイネンを1.5秒上回り、後半に入ってまもなく肩が脱きゅうするというアクシデントに見舞われながらも、ゴールではその差をさらにコンマ数秒伸ばした。最終的にミナーは2位となり、この結果、2006年のワールドカップ最終戦以来初めてミナーとレヒコイネンの2人がそろって表彰台に立った。チームランキングでも2位とのリードをさらに広げている。

ページトップへ
COMMENT

コメント

Greg Minnaar グレッグ・ミナー(2位)
「今日は厳しかった。ここで2位になるのはもう5回目で、どうもツキがないようだ。肩を脱きゅうし、元に戻すまでペースを落とさなければならなかった。練習からの流れはすべて完ぺきで、なにも問題はなかった。あるセクションにさしかかったとき、長いコースではよくやるように、上体の力を抜いていた。そこで路面のギャップに乗り、肩が外れてしまった。痛みもそうだが、それより力が入らないことが問題なので、走り続けるために自分で治した。前にもあった問題でなんとかする必要があるのだが、手術を受けると回復に3カ月ほどかかってしまうので、今シーズンが終了するまではこのまま続けるしかないだろう(ミナーは10月に手術を受けることを決めている)。その点を除けば、次のレースでもいい結果を残せるだけの体調と力はある。今回の結果でランキングも7位から4位に上がり、満足している」
Matti Lehikoinen マッティ・レヒコイネン(4位)
「今日の走りを思い返すと、ひどい走りだったといわざるを得ない。決勝ではたくさんミスをしたし、森の中のセクションでは集中力を失ってしまった。だから4位に入れたのには自分でも驚いている。でもようやくモン・サンタンヌの表彰台に立つことができ、ランキング3位も守ったのだから、いうことはない」
Brendan Fairclough ブレンダン・フェアクロー(13位)
「できればトップ10入りしたいと思っていたけれど、こういう長いコースを最後まで全力で乗り切る体力がまだついていない。それでも現状を考えると、今日のレースはいい結果だった。ワールドカップ1年目で、世界選手権のエリートライダーとしてシード権を獲得し、エントリーされることになった。ランキングも17位まで上がったので、シュラートミンクではこの位置を守らなければならない。今からシュラートミングのレースが楽しみでならない。とにかく難コースだが、がんばりたい」
Martin Whiteley マーチン・ホワイトリー
Team G Cross Honda 監督
「全体的に3人ともよくやってくれた。全員が暫定ランキング20位以内に入り、安心して予選を戦うことができるようになった。特にブレンダンは、トップ10も狙えると思う。マッティもたいへんすばらしく、チームの期待に応えてくれている。グレッグはよくやったのだが、またしても肩の影響がでてしまった。今のところチームとしてできるのは、このあとの大きなレースを戦い抜くための治療をほどこすことぐらいだ。シーズン中に手術することは、現在の戦いぶりが上々なので、本人も考えていないようだ。3人のおかげで、チームランキングのリードも広がり、陰で努力を重ねているスタッフもみんな喜んでいる」
ページトップへ
RESULT × POINT

決勝リザルト

準決勝
ROUND
#03
JUNE 24, 2007
順位 No. ライダー チーム タイム
1 1 S.ピート Santa Cruz Syndicate 4:32.85
2 2 S.ヒル Iron Horse/Monster Energy 4:33.53
3 27 グレッグ・ミナー Team G Cross Honda 4:35.59
4 13 F.バレル KONA LES GETS 4:36.80
5 6 マッティ・レヒコイネン Team G Cross Honda 4:38.07
6 20 J.レオブ   4:38.45
15 43 ブレンダン・フェアクロー Team G Cross Honda 4:44.56
決勝
 
順位 No. ライダー チーム タイム
1 2 S.ヒル Iron Horse/Monster Energy 4:29.58
2 27 グレッグ・ミナー Team G Cross Honda 4:31.27
3 1 S.ピート Santa Cruz Syndicate 4:31.30
4 6 マッティ・レヒコイネン Team G Cross Honda 4:33.00
5 13 F.バレル KONA LES GETS 4:34.64
6 4 N.レニー Santa Cruz Syndicate 4:34.70
13 43 ブレンダン・フェアクロー Team G Cross Honda 4:40.90
 

ポイントランキング

 
順位 ライダー チーム 総合ポイント
1 S.ヒル Iron Horse/Monster Energy 557
2 S.ピート Santa Cruz Syndicate 525
3 マッティ・レヒコイネン Team G Cross Honda 416
4 グレッグ・ミナー Team G Cross Honda 360
5 M.ボーモン Team MBUK Santa Cruz 306
6 M.ハナー Cannondale/The Cut 300
17 ブレンダン・フェアクロー Team G Cross Honda 111
      MORE
Page top
※このサイトをご覧になるには最新の Flash Player が必要です。