MTB-W Honda Racing
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2006.07.16 Rd.05 カリフォルニア
スケジュール
[NORBA]
Rd. Date
01 5/7
カリフォルニア
02 6/11
ノースカロライナ
03 6/18
バーモント
04 7/9
ユタ
05 7/16
カリフォルニア
06 8/6
ユタ
07 8/13
コロラド
NORBA 第5戦 カリフォルニア
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ミナー、NORBA第5戦で転倒しながらも8位に
決勝日:2006年7月16日(日)
開催地:インフィニオン・レースウェイ
リザルト&ポイント

 NORBAシリーズの第5戦に出場したTeam G Cross Hondaのグレッグ・ミナー選手は、転倒を喫するもコースに復帰し、8位でゴールしてシリーズランキングを二つ上げた。第5戦は、ファンに名高いカリフォルニア州北部ソノマのインフィニオン・レースウェイで開催された。埃の浮いたショートコースはとても滑りやすく、逆バンクになった尾根を通過する個所が多数ある。なお、この大会はアメリカ合衆国の国内選手権と併催という形で行われ、決勝レースのリザルトが2種類発表された。7月16日(日)に発表された最初のリザルトはアメリカ選手権のもので、外国人選手は除外されていた。海外からの参加を含む全選手の成績がNORBAシリーズ第5戦のリザルトとして発表されたのは、7月20日のことだった。

NORBA 第5戦 カリフォルニア
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NORBA 第5戦 カリフォルニア
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 ミナー選手が練習走行中に重視したのは、ライダーのミスが結果を大きく左右するこの短距離のコースを、可能なかぎりスムーズに走ることだった。コースコンディションは走行のたびに変わり、今季走行したコースの中でもっとも深いわだちができていた。丘の斜面に設けられたコースには、斜面を横切ることが難しいセクションがいくつも含まれ、ゴール前にはハイスピード・セクションが待ち受けている。

 ミナー選手にとって、準決勝の展開は決して有利なものではなかった。コース序盤を無難に乗り切ったあと、中間地点でスリップし、狭い走路を外れて丘の斜面を転落してしまったのだ。本来のコースを大きく外れてしまったミナー選手は、斜面をはいあがって走行を続けたが、運悪くその区間が上りのセクションだったため、本来のスピードを取りもどすのに手間どることとなった。ここで結果的に10秒前後をロスしたミナー選手。ショートコースだけに、大きく順位を下げてしまった。

 決勝は順調に走行したミナー選手だったが、深いわだちが刻まれたコーナーへ向かってブレーキングを開始したところでリアが跳ね、わだちを外れて大きく浮き上がるという事態が起こった。ミナー選手はいったんコントロールを取り戻したが、その直後に再び後輪が滑り、転倒を喫してしまった。それでも再スタートを切ったミナー選手は、全力でゴールを目指し、最終的に8位という結果を残した。

 今週末、ミナー選手のチームメイト、マッティ・レヒコイネン選手は、フィンランド北部で開催されるスカンジナビア選手権に出場する。この大会には世界チャンピオンのファビアン・バレル選手も招待選手として参加する予定だ。一方、ミナー選手は、このあと2週間、レースの現場を離れて南アフリカへ帰国する予定で、次に参加するのはユタ州ブライアンヘッドで行われるNORBAシリーズ第6戦となる。レヒコイネン選手も出場する同レースの決勝は8月6日に行われる。

NORBA 第5戦 カリフォルニア
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コメント

#28 グレッグ・ミナー選手(8位)
「今週末は2度もつまらない転倒をしてしまった。マシンの状態は最高だったが、このコースではリスクを負わずにペースを上げることができなかった。それが失敗につながった。今回は多くのライダーが転倒していたから、その意味では仕方がないのかもしれない。とはいえ、チームのためにも表彰台に立ちたかった。Honda Americaのスタッフをはじめ、全員がすばらしい仕事をしてくれたので、ピット作業はこれ以上望めないものだった。とにかく、決勝で転倒してしまったのが痛かった」

マーチン・ホワイトリー チーム監督
「チームにとっても、グレッグ(ミナー選手)にとっても、残念な一日になってしまった。今回のように砂埃がひどく、逆バンクもあって滑りやすいコースで、ギリギリまでリスクを犯すとスライドしてしまう可能性が高いのは、仕方がないだろう。残念ながら、今日はその可能性が現実のことになってしまった。練習走行のスケジュールも、決勝前日の土曜に走れないという変則的なもので、ライダーはこれだけ高いレベルのレースにふさわしい準備ができなかったのだと思う。路面のコンディションが毎回のように変わるこのようなコースでは、なおさら十分な準備ができなかった。来月はNORBAのレースが、出場を義務づけられている最終戦を含めて2回ある。まだ総合成績については希望が残されているので、もちろん全力で戦う予定だ」

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リザルト&ポイントランキング
【予選】
順位 ライダー チーム タイム
1 A. カバリエ Giant/SRAM/RockShox 1:53.99
2 A.ニースリング Mongoose Hyundai 1:54.34
3 C.ウォーレン Haro Bikes 1:54.85
4 J.カーカルディ Team Maxxis USA 1:55.05
5 L.ストロベル Downhill Zone/Turner 1:55.70
34 G.ミナー Team G Cross Honda 2:04.48
【決勝】
順位 ライダー チーム タイム
1 A. カバリエ Giant/SRAM/RockShox 1:51.29
2 J.ランド Giant Michelin 1:52.34
3 D.カリー ODI/Smith/Romic 1:53.54
4 B.ベル Yeti/Fox Factory Racing 1:53.76
5 A.ニースリング Mongoose Hyundai 1:53.86
6 D.リッフル Honda Iron Horse 1:54.02
8 G.ミナー Team G Cross Honda 1:54.57
【ライダー】
順位 ライダー チーム 総合ポイント
1 J.ランド Giant Michelin 743
2 A. カバリエ Giant/SRAM/RockShox 664
3 J.ハブカイネン Monster Energy/Iron Horse 647
4 D.リッフル Honda Iron Horse 621
5 S.ヒル Monster Energy/Iron Horse 584
6 C.バンガート Morewood Bikes 550
8 G.ミナー Team G Cross Honda 534
21 M.レヒコイネン Team G Cross Honda 352
ポイント一覧
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