MTB-W Honda Racing
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2006.06.18 Rd.03 バーモント
スケジュール
[NORBA]
Rd. Date
01 5/7
カリフォルニア
02 6/11
ノースカロライナ
03 6/18
バーモント
04 7/9
ユタ
05 7/16
カリフォルニア
06 8/6
ユタ
07 8/13
コロラド
NORBA 第3戦 バーモント
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ミナーとレヒコイネンがそろってNORBAの表彰台に立つ
決勝日:2006年6月18日(日)
開催地:マウント・スノー・リゾート
リザルト&ポイント

 Team G Cross Hondaのグレッグ・ミナー選手とマッティ・レヒコイネン選手は、テクニカル・コースとして有名なバーモント州マウント・スノー・リゾ-トで開催されたNORBAナショナル選手権シリーズに出場し、1位、3位という見事な成績で同シリーズにおける活動の幕を開けた。これはTeam G Cross Hondaの2人が、国際的な舞台で初めてともに表彰台に立った記念すべき一戦となった。また、ミナー選手がRN01を操ってNORBAのレースに優勝したのは、これが5回目ということになる。

NORBA 第3戦 バーモント 決勝
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NORBA 第3戦 バーモント 決勝
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 2人のライダーは、他のシリーズと日程が重なっていたため、第1戦と第2戦には出場できず、ポイント争いでは大きく出遅れていた。NORBAシリーズに参戦するのは、マウント・スノー・リゾ-トの第3戦が初めてだった。しかしながら'06年の規定では、無得点や欠場を含めて成績の悪い2戦分を、シリーズのトータルから省いて計算できるため、Team G Cross Hondaのライダーにも、まだタイトル獲得のチャンスがある。

 コースはミナー選手が'04年に出場し、優勝したときと大きく変わっていた。森の中のセクションは以前のままだが、他にもいくつか共通する部分はあるものの、ほとんどは新しいレイアウトになっており、極端な下りや厳しい岩場のセクションなどが加わっている。週のはじめに行われた練習走行は、雨が降り、気温も低いコンディションだった。しかし、決勝レース当日は、気温が30℃半ばまで達している。

 予選の結果、95人の参加選手のうち70人が決勝にコマを進め、Team G Cross Hondaの2人は0.26秒差で1、2番手を占めた。そして第2戦の勝者、サム・ヒル選手からは3秒以上のリードを奪っている。しかし開けた高速コーナーを得意とするヒル選手を破るには、決勝でペースを上げる必要があるとミナー選手は考えていた。そのため、ミナー選手はイーストン・ハボックのハンドルバーを幅の広いものに交換し、ヒル選手が速かったセクションで上々の手応えを得ていた。

 決勝レースをゴールしたとき、ミナー選手はただひとり3分20秒を切るタイムをマークしており、サム・ヒル選手を抑えて勝利を手中に収めた。また、レヒコイネン選手も初出場のNORBAシリーズで3位入賞を果たしている。この結果、ミナー選手は暫定ランキングで20位以内に入り、レヒコイネン選手も僅差でこれに続くこととなった。

 チームはカナダのモン・サンタンヌへ向かい、UCIマウンテンバイク・ワールドカップの第4戦に出場する。その決勝レースは6月24日、土曜日に開催される。

NORBA 第3戦 バーモント
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コメント

#20 グレッグ・ミナー選手(優勝)
「今日は勝ててとても嬉しいし、マッティといっしょに表彰台に立ててよかった。NORBAシリーズと今日のレースに集中するには、すこし努力が必要だったが、今週はすべてが順調だった。今日の走行も完璧とは言えなかったけれど、今回の中では最高の出来で、結果にも満足している。実は、最後の森のセクションで肩を脱臼してしまった。たまにあることなのだが、メジャーなレースの決勝では初めてのことだ。岩にぶつけたときに肩が抜けたようなのだが、それでコントロールを失って別の岩にぶつかったら、肩が元に戻ってしまったんだ。今夜、様子を見てみるつもりだが、問題はないだろう」

#25 マッティ・レヒコイネン選手(3位)
「有力選手にこれだけ迫ることができ、とても気分がいい。スタート地点で待っているとき、残ったのは自分とグレッグだけだった。こんなことは初めてだったので、少し気後れしたが、決勝でもすばらしい走りができ、NORBAの表彰台に立てて、ほんとうに嬉しかった。ここは大変な高速コースなので、練習走行が終わったあと、毎日歩いて路面の状態を確認していた。走っているときは、スピードが速すぎて、よく見えないからだ。斜面がそれだけ急だということだろう。シーズン後半に向けて、状態はよくなってきており、たいへん心強い」

マーチン・ホワイトリー チーム監督
「今回の結果は、2人のライダーにとって、来週のモン・サンタンヌでのレースに向け、非常にいいきっかけになるだろう。グレッグは先週のレオギャングからこれで2連勝となり、シーズン序盤の出来事は、すっかり過去のこととなった。マッティの状態も昨年と同じように良好で、調子を上げており、これからますますいい結果を残してくれることだろう。2人はこの2週間でずいぶんRN01を走らせ、それがプラスに働いているようだ。これからの2週間が鍵になるだろう」

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リザルト&ポイントランキング
【予選】
順位 No. ライダー チーム タイム
1 20 G.ミナー Team G Cross Honda 3:23.56
2 25 M.レヒコイネン Team G Cross Honda 3:23.82
3 33 S.ヒル Monster Energy/Iron Horse 3:27.28
4 39 B.アトキンソン Team GT 3:29.85
5 3 J.カーカルディ Maxxis USA 3:30.60
【決勝】
順位 No. ライダー チーム タイム
1 20 G.ミナー Team G Cross Honda 3:19.99
2 33 S.ヒル Monster Energy/Iron Horse 3:20.67
3 25 M.レヒコイネン Team G Cross Honda 3:21.58
4 1 J.グレーブス Yeti/Fox Factory Racing 3:25.83
5 83 B.フェアクロフ Team Orange 3:26.30
6 4 A.ニースリング Mongoose 3:26.98
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