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レース
イギリス 第8戦 9月11日
イギリス
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レース情報
ラウンド 開催日
01 5/1 スペイン
02 6/5 ドイツ
03 6/12 オーストリア
04 6/26 カナダ
05 7/2 ブラジル
06 7/9 アメリカ
07 8/21 イタリア
  9/3 世界選手権(イタリア)
  08 9/11 イギリス
UCIワールドカップ 第8戦 イギリス
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グレッグ・ミナーのワールドカップ最終戦は2位に
決勝日:9月11日(日)
開催地:フォートウィリアム

 スコットランドの高地、フォートウィリアム近郊の伝統あるコースで、2005年UCIマウンテンバイク・ワールドカップの最終戦が開催された。これまで、年間最優秀コースに3度も選ばれたことのあるフォートウィリアムには、毎年多くの熱心な観客が集まり、すばらしいレースが繰り広げられる。今週末は、Team G Cross Hondaのグレッグ・ミナー選手が2位表彰台に立ち、マティー・ライコネン選手もあと1秒足らずでワールドカップ初表彰台という活躍で、自身最高の6位という成績を収めた。

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 ライダーにとって最も難しかったのは、非常に特徴的な3つのセクションに合わせて、いかにマシンをセッティングするかということだった。最初は高速の開けたセクション、続いてテクニカルな森の中のセクションを通り、最後は比較的平坦な地形でジャンプが連続する。ライコネン選手は公式練習で4分23秒台のタイムをマークして6番手につけた。一方、同じ4分23秒台を難なく出していたミナー選手は、計時走行のとき、コースを塞がれたため、思うような記録を残すことができなかった。

 準決勝では、今シーズン負傷の影響を受けていたライコネン選手が、積極的にポイント獲得を目指した。これまでのランキングが13位というライコネン選手は11位でゴールし、10ポイントを手にした。

 一方のミナー選手は、ワールドカップのタイトル獲得を記念して作られたチャンピオンウェアと、パーツを特別にカラーコーディネートされたHonda RN01で登場した。コース前半からすばらしい走りを見せたミナー選手は、ポイントではなく、最終戦の勝利を目標としていたため、後半ややペースを落としている。

 決勝レースのライコネン選手は、それまでの自己ベストを上回るスピードでコースを駆け降り、4分17秒41をマークして暫定トップとなった。これは十分に表彰台を狙えるタイムだ。その後、ライコネン選手は20分間にわたって、世界トップクラスのライダー10人の走りを見守っていた。このうち最初にライコネン選手のタイムを上回ったのは、2002年にフォートウィリアムで優勝しているクリス・コバリク選手だった。その直後、ミナー選手は中間タイムでコバリク選手の記録を上回り、最終的に2秒の差をつけてゴールした。観客はスティーブ・ピート選手の地元での勝利に期待して、山肌に熱い視線を注いだ。中間地点ではミナー選手に0.4秒の遅れを取っていたピート選手だが、最後に持ち前のパワーを発揮し、2秒差で勝利を手中に収めて、集まったファンを沸かせた。

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コメント

#9 グレッグ・ミナー選手 (2位)
「スティーブ(ピート)が地元で優勝したのは、誰にとってもすばらしいことだ。彼はいちばん仲のいいライダーのひとりなので、どんなに嬉しいか、よくわかる。また4位以内に入れたこと、そしてチームの仕事に満足している。6位のマティーも今日はみごとな走りをした。いろいろな意味で、今シーズンのワールドカップをしめくくるにふさわしいレースだった」

#11 マティー・ライコネン選手 (6位)
「コースの高いところでは風が強かったので、自分のタイムには驚いた。序盤でタイムをロスしていると思ったので、最後は全力で行かなければならないと思っていた。ゴール地点では観客が何も聞こえなくなるほど大きな声援を送ってきたので、いい走りができたのだとわかった。もちろん表彰台に立ちたかったが、自己ベストの成績だったし、フィンランド人にとっても前例のない結果なので、とてもよかった」

マーチン・ホワイトリー チーム監督
「今日の結果にはとても満足している。マティーは左手に問題を抱えながら、すばらしい成績で強い意志力を示してくれた。グレッグは走りや特別なウェアだけではなく、勝者のスティーブ・ピート選手を讃える威厳ある態度でチャンピオンにふさわしい人間であることを証明した。グレッグは全戦で4位以内に入り、マティーも何度かトップ10入りしたことから考えると、全体にすばらしいシーズンだった」

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リザルト
準決勝
順位 No. ライダー チーム タイム
1 1 S.ピート Team Orange 4:15.52
2 18 M.ボーモン MBUK Santa Cruz 4:15.97
3 3 N.レニー Santa Cruz Syndicate 4:17.04
4 7 G.アサトーン Animal Giant 4:17.40
5 2 S.ヒル Iron Horse Mad Catz 4:17.48
7 9 G.ミナー Team G Cross Honda 4:20.43
11 11 M.ライコネン Team G Cross Honda 4:22.09
決勝
順位 No. ライダー チーム タイム
1 1 S.ピート Team Orange 4:11.44
2 9 G.ミナー Team G Cross Honda 4:13.57
3 3 N.レニー Santa Cruz Syndicate 4:14.83
4 31 C.コバリク Intense Bicycles 4:15.76
5 7 G.アサートン Animal Giant 4:16.06
6 11 M.ライコネン Team G Cross Honda 4:17.41
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