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日本 岐阜
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ROUND
#03
AUGUST 19, 2007
リザルト ポイント

G Cross Honda Uchijimaの内嶋が2位表彰台を獲得

第3戦 岐阜

2007年8月19日(日)・決勝
会場:岐阜県郡上市白鳥町 ウイングヒルズ白鳥リゾート
天候:晴れ
気温:スタート地点32℃/ゴール地点30℃
コース:全長2070m
標高:スタート地点1200m/ゴール地点890m/標高差310m
コースコンディション:ドライ

ジャパンシリーズ第3戦が8月19日、岐阜県のウイングヒルズ白鳥リゾートで開催された。シリーズの行方にも大きく影響する中盤戦、連日猛暑の続く会場では、ライダーたちは公式練習日からコースの攻略と同時に体調管理にも苦心した。

第3戦 岐阜

大会用にアレンジされたコースは、一部にエリート男子クラスのみの専用コースが設定された全長2070メートル。木の根と岩が敷き詰められたスリッピーなシングルトラック、ダイナミックなゲレンデセクション、連続するバンクコーナーなどをクリアし、最終ロックセクションから急斜面のストレートを加速しながらゴールへと飛び込む。最高峰エリートクラスにふさわしいハイスピードかつテクニカルなレイアウトとなった。

先月の全日本選手権でナショナルチャンピオンを獲得した内嶋亮(G Cross Honda Uchijima)、さらに2週間前のアジア選手権で初のアジアチャンピオンに輝いて凱旋帰国した井手川直樹(G Cross Honda Idegawa)は、両者ともに公式練習日から積極的に走り込みを行い、順調に調子を上げていった。

レース当日、12時40分の開始予定だったエリート男子予選は、突然の雷雲の影響により、ライダーをスタート地点へと運ぶゴンドラが運行停止。待機時間のあと午後1時半に再開されるまで、ライダーは一度高めた精神集中を抑え、あるいは解き、50分間ののちに再びメンタルコントロールを行って、予選に備えるという試練を強いられた。

予選は現在のナショナルランキングトップからスタート。2番手にスタートした内嶋は3分9秒504のタイムで予選3番手につける。一方、井手川はシングルトラックを走行中にペダルを木の根に強くヒットしてしまったことがきっかけで転倒してしまう。身体にもマシンにもダメージを負い、リカバリーに大幅なタイムロスがあった。結果、21番手で予選を通過、打撲部分にアイシングを行うなど、決勝へ向けて懸命に立て直しを図る。

午後3時半、暗い雲も去って快晴で迎えた決勝。気持ちを入れ替えて挑んだ井手川に再び、今度はスタート後まもなくフロントタイヤのパンクという事態が襲いかかった。加減速やライン取りのコントロールもままならず、不安定なマシンのバランスを取りながらなんとか走り続けた井手川だったが、アクシデント続きで結果を出すことはできなかった。

予選結果のリバーススタートにより、続々とタイムが更新され、暫定トップが入れ替わる。そして内嶋のタイムは、自身の予選タイムを5秒近くも短縮する3分5秒523。ゴールエリアに沸き上がる歓声と拍手に、内嶋は大きなガッツポーズで応えながら暫定トップをアピールした。しかしながら、決勝最終ライダーの安達靖(Team Ikuzawa)のタイムにわずか0.552秒届かず、僅差での2位が確定した。G Cross Honda Idegawaの永田隼也は7位と健闘、ナショナルランキングでも6位に浮上した。

今季ジャパンシリーズの残りは2戦、次戦は10月6日の青森大会となる。終盤戦を控えて、ランキングの行方が注目される。

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COMMENT

コメント

Ryo Uchijima 内嶋亮(2位)
「練習日は、石をよく見ながらうまく避けること、バンクでのライン取りを研究すること、レース前日には全体のペース配分を決めていくことなどを考えながら、調子を上げていきました。RN01の安定性とどんな状況でも変速できるギア、セッティングの出ているサスペンションなどにより、今回のような石の多いコースでも積極的に攻めることができます。ライン上には、走るたびに前にはなかった石がゴロゴロ出てきていたので、状況をよく見ながら走りました。かといって、抑えてしまってはタイムが出ない。決勝ではゴールした瞬間、自分なりにがんばっていい走りができたと思ったのですが、優勝にわずかに届かず残念、悔しいです。次のレースまで少し時間があるので、ロングライディングなどで体力をつけて、レースでも最後までもっとふんばりが効くよう、足を重点的に鍛えます」
Naoki Idegawa 井手川直樹(30位)
「予選で転倒したときはかなりの衝撃があり、バイクと自分が離れてしまい、マシンのダメージも大きくて再スタートに時間がかかってしまった。決勝でのパンク、それもフロントというのはまさかという気持ちでしたが、タイヤがよれてハンドリングが効かない状況になり確信しました。マシンのセッティングも出ていたし自分の調子もよく、ポイント争いがシビアだったこともあり、勝ちを意識しての攻め過ぎ、オーバーペースだったといえばそうかも知れません。とにかくあと2戦、全力でいくしかありません」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

決勝
ROUND
#03
AUGUST 19, 2007
順位 No. ライダー チーム タイム
1 3 安達靖 Team Ikuzawa 3:04.971
2 2 内嶋亮 G Cross Honda Uchijima 3:05.523
3 6 向原健司 Team KHS重力技研 3:07.768
4 14 和田良平 RINGOROAD.COM 3:08.607
5 4 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 3:09.239
6 16 青木卓也 TEAM GIANT 3:09.398
7 17 永田隼也 G Cross Honda Idegawa 3:10.533
30 1 井手川直樹 G Cross Honda Idegawa 3:58.076
 

ナショナルランキング

 
順位 ライダー チーム 総合ポイント
1 安達靖 Team Ikuzawa 668
2 内嶋亮 G Cross Honda Uchijima 627
3 井手川直樹 G Cross Honda Idegawa 535
4 向原健司 Team KHS重力技研 529
5 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 429
6 永田隼也 G Cross Honda Idegawa 425
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シリーズランキング

 
順位 ライダー チーム 総合ポイント
1 安達靖 Team Ikuzawa 478
2 内嶋亮 G Cross Honda Uchijima 410
3 向原健司 Team KHS重力技研 385
4 井手川直樹 G Cross Honda Idegawa 356
5 永田隼也 G Cross Honda Idegawa 336
6 青木卓也 TEAM GIANT 335
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