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レース
青森 第5戦 9月10日
青森
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レース情報
ラウンド 開催日
01 4/23 滋賀
02 6/4 長野
03 7/9 秋田
 7/17 全日本戦(長野)
04 8/7 岐阜
05 9/10 青森
06 9/17 青森
07 10/8 石川
第5戦 青森
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Team G Cross Honda内嶋亮が優勝、井手川直樹は3位に
決勝日:9月10日(土)
会場:大鰐温泉スキー場 天候:曇り 気温:スタート地点/22℃ ゴール地点/27℃ コース長:3200m 標高:スタート地点/701mゴール地点/188m 標高差513m

 JCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒル第5戦が9月10日、青森県の大鰐温泉スキー場で開催され、Team G Cross Hondaの内嶋亮選手がジャパンシリーズ、全日本選手権を合わせて、今季3回目の優勝を飾る。チームメイトの井手川直樹選手も、3位表彰台に上がった。

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 MTBジャパンシリーズが大鰐温泉スキー場で開催されるのは今回が初めて。それだけに開催が決定した時点から、地形や土質など、コースの特徴に注目が集まっていた。実際のコースは、スタートからゴールまでほぼ全体にわたり漕ぎが中心となるコースレイアウトで、ハイスピードセクションも多い。ライダーは脚力と持久力、ペース配分、さらに空力抵抗を考慮したフォームなどがタイムアップのための課題となった。

 この大会の前週にUCIマウンテンバイク世界選手権に参戦し、イタリアより帰国したばかりのTeam G Cross Honda勢だったが、両ライダーともに疲れを見せることなく、予選でトップタイムを出したのは井手川選手。ミスなくまとめ、タイムは3分52秒361と、予選2位の安達靖選手(Team Ikuzawa)に6秒341の差をつけて好調をアピールした。内嶋選手の予選タイムは、3分59秒317で4位。6位までのライダーが3分59秒台にひしめく接戦となっており、作戦次第で大きく順位がかわる様相を見せた。

 決勝当日は、風の抵抗を少なくするために可能な限り上体を伏せて走るライダー、あるいは身体に密着したウエアを着るライダーなど、初開催のこのコースでは、いくつかの共通した工夫が見られた。そして決勝では井手川選手、内嶋選手もまた、風の抵抗の少ないウエアやフェンダーの加工など、これまでのレースにはなかった方法でのタイムアップを試みた。その結果、内嶋選手が自己の予選タイムを6秒以上縮める3分53秒120を記録して優勝。井手川選手も3分53秒228で3位のタイムを出し、二人そろって表彰台に上がった。

 ジャパンシリーズ第6戦は次週9月17日、青森県モヤヒルズにて開催される。シーズンも残すところ2大会となり、ポイントランキングのゆくえも注目される。

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コメント

内嶋亮選手(優勝)
「今回、予選まではタイムの短縮に苦戦気味でした。どちらかというと自分の苦手とする漕ぎがポイントのコースということもあり、ペース配分をよく研究して、決勝では無理をせずに、ベストタイムを出せるよう落ち着いて勝負したのが良かった。今回のようなパターンで勝ったのは、自分でも初めてだと思う。シーズンも後半戦に入り、タイトルを獲るために必要なポイントをしっかり加えていこうと考えるようになった。あと2戦、きっちり勝ちにいきたい」

井手川直樹選手(3位)
「決勝前日から当日の予選までは、自分でも納得できるタイムが出ていただけに、決勝の成績はくやしいの一言です。走りで特に大きなミスがあったのではなく、原因を考えれば『気負い過ぎ』だと思う。漕げばそのぶんスピードは上がるが、同時にコーナーで減速も発生してくるので、予選よりタイムロスがでた。そこを上手にコントロールしなければいけなかった。来週のモヤヒルズ大会は、とにかくプラス思考で頑張るしかない」

市川哲也監督
「テクニカルな技量を問うセクションがほとんどない今回のようなコースでは、攻略法でタイム差をつけるところが少なく、決勝では少しでもタイムアップにつながるように工夫を凝らした。空気抵抗を減らすため、普段は着用しないタイプのウエアを着た。内嶋の場合は決勝でフロントフェンダーを外すなど、ライダーにも違和感はあっただろうが、勝つためのチャレンジであり、1位と3位という結果に結びついた。また、体力的には決して得意ではない漕ぎ中心のコースで内嶋が勝てたことは、本人の自信にもつながるでしょう」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー チーム タイム
1 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 3:53.120
2 14 丸山由紀夫 Mom&Pops 3:53.133
3 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 3:53.228
4 7 高橋唯之 エフ・アール・エス 3:56.901
5 5 竹本将史 ブリヂストンアンカー 3:57.891
6 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 3:58.060
ナショナル・ランキング
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 865
2 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 828
3 1 安達靖 Team Ikuzawa 729
4 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 725
5 5 竹本将史 ブリヂストンアンカー 609
6 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 601
※JCFの国内公認大会のうち、高得点獲得大会5つの合計ポイントによるランキング
ジャパンシリーズ・ランキング
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 731
2 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 713
3 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 636
4 1 安達靖 Team Ikuzawa 604
5 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 601
6 14 丸山由紀夫 Mom&Pops 521
※ジャパンシリーズ(J1)のうち、高得点獲得大会5つの合計ポイントによるランキング
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