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モータースポーツ > MTBダウンヒル/ジャパンシリーズ > 第4戦 岐阜 決勝レポート
レース
岐阜 第4戦 8月7日
岐阜
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レース情報
ラウンド 開催日
01 4/23 滋賀
02 6/4 長野
03 7/9 秋田
 7/17 全日本戦(長野)
04 8/7 岐阜
05 9/10 青森
06 9/17 青森
07 10/8 石川
第4戦 岐阜
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Team G Cross Honda井手川直樹が2位の表彰台へ
決勝日:8月7日(日)
会場:ウイングヒルズ白鳥 天候:晴れ 気温:スタート地点/29℃ ゴール地点/30℃ コース長:1900m 標高:スタート地点/1250mゴール地点/890m 標高差360m

 JCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒル第4戦が8月7日、真夏の陽射しが照りつける岐阜県・白鳥ウイングヒルズで開催された。Team G Cross Hondaは井手川直樹選手が2位の表彰台に立ち、再びポイントランキングのトップに返り咲いた。3位にはHonda RN01モニターライダーの永田隼也選手(AYEL KAMIKAZE MARSH)が入った。

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 毎年デポカップなどの人気シリーズ戦も開催されるウイングヒルズのコースは、ゲレンデのハイスピードコーナーやキャンバーセクション、木の根がスリッピーなシングルトラックなど、スピードセクションとテクニカルセクションが連続。ゴール付近にはジャンプの見どころもある。しかしそれよりもはるかにライダーたちを悩ませたのは、午後になると必ずといっていいほどやって来る雷雨だった。練習日は、ウエットやマディとなって滑りやすくなったコースの攻略以前に、落雷の危険でゴンドラが停止し、ときにはピットから建物内への避難命令が出されるなど、充分に走り込む時間が不足していた。決勝前日、エリートライダーが計測をおこなうタイムドセッションもまた、雷雨のために中止を余儀なくされた。

 決勝当日は幸いにも雷雨はなく、酷暑の晴天中、エリートクラス67名による予選と、予選トップタイム30名による決勝が行われた。予選1位はTeam G Cross Honda内嶋亮選手の3分00秒005。しかしこれに続く丸山弘起選手(MAXXIS/cannondale)、竹本将史選手(ブリヂストンアンカー)、永田選手の予選4位までが1秒879の中にひしめき合うという接戦。決勝ではコース上のどのセクションでタイムを詰めるかが鍵となった。井手川選手は転倒を喫し、10秒以上のタイムロスのため予選は8位、決勝に備えてピットで精神集中に励んだ。

 決勝レースでは、落ち着きを取り戻した井手川選手が大きなミスもなく、2分57秒590のタイムで暫定トップのライダーに用意されたホットシートに座った。しかしながらあとからゴールした丸山選手に0.917秒及ばず、ホットシートを明け渡した。内嶋選手は痛い転倒があり8位、これによりナショナルランキングは井手川選手がトップに立ち、内嶋選手を4ポイントリードする形となった。

 このあと井手川、内嶋両選手は、9月はじめにイタリアでおこなわれるUCIマウンテンバイク世界選手権に日本代表選手として参戦する。世界のトップライダーとの闘いを終えてすぐ、9月10日ジャパンシリーズ第5戦大鰐大会、17日第6戦モヤヒルズ大会と青森県でのレースが2週続く。シーズンはいよいよ終盤戦へと突入していく。

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コメント

井手川直樹選手(2位)
「決勝では、タイヤの転がりを重視して、予選のときとはちがうフロントタイヤに履き替えたが、これが予想どおりの効果が出ないという結果になってしまった。今回は、特に練習時間も少なかったこともあり、このタイヤを事前に試すことができていなかった。自分では特にそんなつもりはないのに、どこかで身体が固くなっていたのかもしれない。難しいところですね。それに予選で転倒すると、どうしても決勝で守りの走りになってしまうというのが以前からの課題なので、予選からきっちりタイムを出していける走りができるよう、これからのレースをとにかく頑張ります」

内嶋亮選手(8位)
「予選はぎりぎりで1位を取ったものの、4位までのタイム差がわずかだったので、決勝はさらに思いきって攻めていかなくては勝てないと思った。決勝ではスタートからうまくスピードを乗せていけて、予選のときはうまくいかなかったシングルトラックもスムーズに抜けられたので、よしこのまま、と思ったところでオーバースピードになったのかも知れない。コーナーでフロントが石に乗り上げて転倒、身体からマシンが離れて止まってしまいました。次のレースは世界戦から3週連続ですが、青森でまたワンツーを決められるように頑張ります」

市川哲也監督
「今は井手川と内嶋がランキングトップにいるとはいっても、今回優勝の丸山選手もだいぶ調子を上げてきているし、断じて油断はならない。さらに厳しい戦いとなっていくことは間違いないでしょう。次は9月の世界選手権に遠征し、世界レベルの走りの中でさらにモチベーションを上げて、続く青森での2大会、そして石川の最終戦へ、必勝態勢で臨みます」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー チーム タイム
1 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 2:56.673
2 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 2:57.590
3 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 3:00.004
4 5 竹本将史 ブリヂストンアンカー 3:00.362
5 1 安達靖 Team Ikuzawa 3:01.730
6 12 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 3:02.258
8 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 3:04.867
ナショナル・ランキング
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 824
2 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 820
3 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 725
4 1 安達靖 Team Ikuzawa 692
5 12 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 584
6 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 558
※JCFの国内公認大会のうち、高得点獲得大会5つの合計ポイントによるランキング
ジャパンシリーズ・ランキング
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 591
2 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 550
3 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 540
4 35 永田隼也 AYEL KAMIKAZE MARSH 488
5 1 安達靖 Team Ikuzawa 485
6 12 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 423
※ジャパンシリーズ(J1)のうち、高得点獲得大会5つの合計ポイントによるランキング
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