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モータースポーツ > MTBダウンヒル/ジャパンシリーズ > 第2戦 長野 決勝レポート
レース
長野 第2戦 6月4日
長野
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レース情報
ラウンド 開催日
01 4/23 滋賀
02 6/4 長野
03 7/9 秋田
 7/17 全日本戦(長野)
04 8/7 岐阜
05 9/10 青森
06 9/17 青森
07 10/8 石川
第2戦 長野
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Team G Cross Honda内嶋亮が優勝。井手川直樹が2位でワンツーを達成
決勝日:6月4日(土)
会場:長野県諏訪郡富士見町 天候:曇り 気温:スタート地点/16℃ ゴール地点/16℃ 標高:スタート地点/1780m ゴール地点/1050m 標高差730m

 JCF MTBジャパンシリーズ・ダウンヒル第2戦が6月4日、長野県富士見パノラマダウンヒルコースで行われた。Team G Cross Hondaは、富士見のコースを特に得意とする内嶋亮選手が完全優勝。井手川直樹選手も2位となり、初のワンツーを決めた。

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 富士見パノラマは、初心者から上級者までレベルに合わせ4種類の常設ダウンヒルコースを持つ日本屈指のMTBフィールド。このうち格式レースの行われるのは、上級向けのテクニカルなAコースで、さらに今大会では数箇所の特別セクションも設けられた。4200mとジャパンシリーズ中で最長となるコースは、スタート後まもなく始まるシングルトラック(一人が通れるぐらいの狭い走路)、ジャンプ、スーパーバンク、S字高速コーナーなど変化に富む内容で、後半にはAダッシュと呼ばれる難所のロックセクションを抜けたのち、広いゲレンデの草の上をギャラリーの声援を受けながらゴールへと向かう。

 正午過ぎに行われたエリートクラス予選、ドライコンディションの路面にスピードアップとタイム短縮を狙って6分14秒61のトップタイムをたたき出したのは、昨年のJ1富士見大会の覇者でもある内嶋選手。さらに井手川選手もタイム6分20秒83で予選2位につけ、チームの好調を表した。

 しかし決勝前、それまでの晴天が急変して雨模様となり、またたく間にコース全体をウエットにしてしまう。やがて雨は止み、ときには陽も差すという複雑な天候で、決勝へ進んだ30名のライダーたちにとって、刻々と変化する路面状況の把握とタイヤ選択が勝敗を分ける鍵となった。予選結果のリバース順でおこなわれる決勝では最後のスタートとなる内嶋選手と井手川選手は、終始落ち着いて路面の変化を観察しながら決勝へと挑んだ。予想以上に滑る路面でのスリップダウンやパンクなどでタイムロスを余儀なくされるライダーが続出する中、このコースを細部まで知り尽くすベテランの内嶋選手は、焦りのない攻めの走りで6分27秒41のタイムを叩き出し圧勝。井手川選手もタイム6分32秒86で、3位のライダーに6秒半の差をつけ2位となり、Team G Cross Hondaにとって初めて、待望のワンツー達成となった。

 次回第3戦は7月9日、秋田県田沢湖スキー場で開催される。

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コメント

内嶋亮選手(優勝)
「予選、決勝と今回は総合して完璧な走りができた。決勝では監督と相談して、ほぼドライ向けに近いタイヤで攻める作戦を選んだんです。雨がこのくらい降ったら、止んでこのくらい時間が経ったら路面がこうなるなど、僕は富士見の土をよく知っていると言えるかも。今回のレースでコース変更された場所も、いつもよりタイトなコーナーが少なくなるなど、すべて僕にとっていい方向に作用したし、最後のゲレンデに出たとき、みんながワッと湧いたので優勝を確信できた。次の秋田では、去年悔しい思いもしているので、今年こそ絶対頑張ります」

井手川直樹選手(2位)
「決勝では思ったよりも路面がマッドではなく、テカテカに光って滑りやすくなっていたので、抑えるところは抑えて走って、今日のコンディションでは上手くまとめることができました。事前の走り込み練習では晴れていて路面がドライだったこともあり、レースで多少コース変更があり路面状態も滑りやすくなったぶん、自分の走りのリズムやタイミングも変えなくてはならなかったけれど、今回はその調整がうまくいきました。マシンもいい状態で、ほどよいしなりがあり、コーナーでも暴れずに安定した走りができる。次の秋田は、今度は僕が優勝を狙います」

市川哲也監督
「内嶋はコンディションの変化などもよく把握し、経験にプラスして多くの情報をキャッチ。それらを整理してよく先を読み、タイヤを選ぶといった作戦全体が上手く運び、勝利につながった。井手川も大きなミスはなく、きっちりまとめて2位になり、チームとしてはよく頑張った。マシンもテスト段階から順調にセッティングを整えてきたのがよい結果となった。次の秋田では井手川も自信を持って走るでしょう。この調子で2人でワンツーを競っていきたいものです」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー チーム タイム
1 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 6:27.41
2 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 6:32.86
3 7 高橋唯之 エフ・アール・エス 6:39.34
4 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 6:42.98
5 12 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 6:43.70
6 8 金子真吾 PRESS 6:45.23
ナショナル・ランキング
順位 No. ライダー チーム 総合ポイント
1 2 内嶋亮 Team G Cross Honda 297
2 4 井手川直樹 Team G Cross Honda 283
3 1 安達靖 Team Ikuzawa 252
4 3 丸山弘起 MAXXIS/cannondale 247
5 9 向原健司 クワハラバイクワークス 229
6 12 柴田幸治 A&F SANTACRUZ 215
※JCFの国内公認大会のうち、高得点獲得大会5つの合計ポイントによるランキング
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