Round01日本関東大会

IAS 決勝

2020年9月27日(日)

ツインリンクもてぎ(栃木県)
天候:晴れ
気温:25℃
観客:2900人
セクション:岩・泥・コンクリート・木

関東大会

小川友幸、勝利までわずか2点。開幕戦を2位表彰台で終える

2020年の全日本トライアル選手権開幕戦は、当初の予定から約半年遅れで開催されました。本来第3戦だったこの関東大会が、仕切り直しの開幕戦です。

全日本選手権用の10セクションは、本来なら6月に開催されていたはずの世界選手権用だったもので、難易度はかなり高くなっていました。

だれもクリーンできず、抜け出たのさえ2人だけだった第2セクションを3点で抜けた小川友幸(TEAM MITANI Honda)は、これ以外は第6セクションまでクリーンを続けてトップを走ります。開幕ダッシュでシーズンを優位に戦う素地はできてきました。

ところがこの後、難所続きの1ラップ目後半で立て続けに5点を取ってしまいます。時間がなく、クラッシュの修復を十分にしつくせなかったことも、この連続5点につながりました。1ラップ目は野崎史高(ヤマハ)に7点差の2位で、2ラップ目、そしてSSでの巻き返しをはかります。

2ラップ目、小川本来の走りが、ようやく発揮されてきました。第2セクションはやはり3点、それ以外の第6セクションまでを全部クリーンしたのは1ラップ目と変わりませんが、2ラップ目は第7セクションから第8セクションまでで5点が1つ、3点2つにクリーン1つ。1ラップ目に20点を失ったのに対し、2ラップ目は14点でまとめました。タイムオーバーの1点はありましたが、2ラップ目の減点は15点で、ラップ減点はトップでした。

2ラップを合計すると、小川の減点は38点。野崎は35点で2ラップを終了していて、3点差でSSに突入。SSは2セクションあるので、最大10点までは逆転の可能性があります。

しかし、今回のSSは、難関ぞろいだった10セクションに比べると、ややクリーンが出やすい設定でした。こうなると、よほどの失敗がなければ、逆転の可能性は低くなります。SS第1で野崎が2点を失います。これで小川との点差はたった1点に。しかし、小川はSS第2で1点を失って、再び2点差に。最後は野崎がSS第2をクリーンしたことで、優勝争いに決着がつきました。

1カ月強の間に4戦が開催される2020年の全日本選手権。ツインリンクもてぎでの関東大会に続いて、10月18日(日)には愛知県岡崎市のキョウセイドライバーランドにて、無観客試合として開催されます。

コメント

小川友幸(2位)
IAスーパー表彰式「出だしは、特に調子が悪いわけでもなく、開幕までのインターバルが長かった割には、いつも通りの走りができていたと思うのですが、1ラップ目後半にミスが連続してしまいました。これで野崎選手に点差をつけられて、苦しい戦いとなってしまいました。2ラップ目、追い上げはできると思っていたのですが、あともう少し届かず、残念な結果となりました。それでも、2位となって最低限の仕事はできたと思いますので、次戦までにしっかりと修正をして、勝利を目指して戦います」

IAS リザルト

順位 No. ライダー マシン 総減点 クリーン数
1 2 野崎史高 ヤマハ 37 10
2 1 小川友幸 Honda 39 12
3 5 小川毅士 ベータ 48 9
4 4 柴田暁 ヴェルティゴ 49 10
5 6 氏川政哉 ガスガス 62 8
6 3 黒山健一 ヤマハ 63 6
           
8 7 斎藤晶夫 Honda 66 8
11 10 武井誠也 Honda 77 4
12 21 寺澤慎也 Honda 77 3
19 19 砂田真彦 Honda 93 1

IAS ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
1 2 野崎史高 ヤマハ 20
2 1 小川友幸 Honda 17
3 5 小川毅士 ベータ 15
4 4 柴田暁 ヴェルティゴ 13
5 6 氏川政哉 ガスガス 11
6 3 黒山健一 ヤマハ 10
         
8 7 斎藤晶夫 Honda 8
11 10 武井誠也 Honda 5
12 21 寺澤慎也 Honda 4
19 19 砂田真彦 Honda 0

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