国際A級のセッションスタートしたころには、一度止んでいた雨が再び降り始め、以後、路面が乾くようなことは全くないままに大会が進みました。ときおり降る雨を味方につけるかハンディとするか、微妙な戦い方の差が勝敗を分けることになりました。

1ラップ目を1ケタ減点で帰ってきたライダーは4人、いずれもHonda RTLに乗るベテランたち。トップは徳丸新伍(Honda)で5点、2位が小野貴史(Honda)、3位が寺澤慎也(Honda)、4位に武井誠也(Honda)と続きました。

2ラップ目になると、各ライダーが減点をわずかに増やしてしまいます。難しいコンディションに、疲労も重なっていたのかもしれません。それでも、トップの2人は2ラップ目を9点でまとめてきました。1ラップ目も2ラップ目も同点。勝負はクリーン数の差となって、小野が北海道では2勝目、今シーズン初勝利を飾りました。

今大会のIAクラスは、Honda勢が1位から5位までが独占という快挙を果たしました。