小川友幸、3位表彰台でシーズンを終える
2008年10月26日(日)
決勝 |
会場:スポーツランドSUGO
天候:曇り
気温:20℃
観客:1100人
セクション:岩、泥、建築材 |
全日本選手権の最終戦が、全日本モトクロス選手権シリーズと同日、同じスポーツランドSUGOで行われた。小川友幸(Honda)は、ゼッケン1をつけたチャンピオンシーズンの最後、有終の美を飾るべくセクションに向かった。
スポーツランドSUGOは、比較的容易なセクション群と、難易度の高いセクション群が入り混じって配置されており、ちょっとした気の緩みも許されないコース。トップライダーでも、難セクションを走破した直後に、確実にクリーンすべきセクションで失敗するという光景が数多く見られた。
小川友幸は序盤の第1、第2セクションを無難にクリーンしてトップグループにつけたものの、タイトルを争う黒山健一(ヤマハ)の集中力あふれる走りの前に、少しずつ差をつけられていく。確実にクリーンを重ねる黒山に対し、小川友幸は、岩登りの第3セクションで2点、続く岩盤登りのセクションで5点の失点。シーズン後半になって調子を上げてきた野崎史高(ヤマハ)にもリードを許し、1ラップ終了時点で2番手の野崎に9点差、トップの黒山とは15点差の3番手となった。小川友幸と3点差の4番手には、前戦から復帰した渋谷勲(Honda)がつけ、5番手に小川毅士(Honda)が続いた。
2ラップ目の中盤、小川友幸は小川毅士に1点差まで詰め寄られたが、最終の3ラップ目には、減点11に抑える好走を見せ、渋谷、小川毅士ら若手を振り切って3位表彰台を獲得した。4位には渋谷。2ラップ目に小川毅士に4位の座を奪われたが、終盤に再び減点を減らして、復帰2戦目にして4位となった。5位には小川毅士が入り、以下、6位田中太一(Honda)、7位田中善弘(Honda)と、3位から7位までHonda勢が並んだ。
昨シーズンのチャンピオン小川友幸は5回の2位、2回の3位という結果で、今シーズンをランキング2位でしめくくった。
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