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日本中部・キョウセイ
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ROUND
#08
OCTOBER 14, 2007
リザルト ポイント

小川が優勝して、初の全日本チャンピオンに輝く!

第8戦 中部・キョウセイ
2007年10月14日(日)・決勝
天候:曇りときどき晴れ
気温:25℃
観客:2200人
セクション:泥、岩

全日本選手権最終戦が愛知県のキョウセイ ドライバーランドで開催された。この日、小川友幸(Honda)が8人中5位以内に入賞すれば、念願の全日本チャンピオン獲得が決まる。

第8戦 中部・キョウセイ

1ラップ序盤、細かいミスもあって黒山健一(ヤマハ)を追い上げる形となった小川だったが、第8セクションで黒山がミスをしてガケを上りそこねたところで形勢は逆転。さらに第11セクションのロックでも小川減点1点に対して黒山は5点と、第13セクションの1ラップが終わったところで、小川は黒山に対して8点のリードを築いた。黒山はチームメートの野崎史高(ヤマハ)に2位の座を奪われて、3位で小川を追撃する。

2ラップ目、小川は第2セクションで失敗して足を痛めるなどのトラブルもあった。逆に黒山は、2ラップ目に本来の調子を取り戻してきた。しかし終わってみれば、黒山の2ラップ目11点に対して小川は13点。小川が大きなリードを守ったまま、勝負は最後の3セクション、SS(スペシャルステージ)に入った。

中部大会は、13セクション2ラップを走り終えたあと、本部近くに設けられた3セクションのSSを走ることで、山奥まで足を運べないファンにもトライアル観戦を楽しんでもらおうという趣向が採られている。

SSの1つ目、完ぺきな走りでクリーンを飾ったのは野崎だった。小川は1点、黒山は2点。大坂を上る2つ目のセクションでも、小川がクリーンしたのに対し、黒山は1点。リードをとる小川が、確実にその差を広げて、最後のセクションに進む。結果的には、2セクションを残して小川の勝利は決まっていたが、今回はトップライダーに多くのタイムオーバーがあり、小川も正確な情報をつかんでいなかった。最終セクションに入る段になって勝利を確信したという小川は、最後のセクションをクリーンで締めくくり、念願の初チャンピオンを獲得して2007年シーズンを終えた。

田中太一(Honda)は序盤の好調をキープできず、野崎に15点差の4位。SSの3セクションをすべて5点で終えたのも響いた。また、今シーズン2度目の全日本出場となる小川毅士(Honda)は、善戦した前回北海道大会とは打って変わってふるわず。SSのルールを勘違いして、トライはしたものの3セクションとも10点(不通過扱い)となるなど、総減点109点の5位に終わった。今季、シーズン前のケガに泣いた尾西和博(Honda)は、小川毅士同様、SSの1つ目を不通過扱いとなった。尾西は2つ目からは正しくトライができたが、SSの1つを10点となった影響は大きく、これで尾西は6位から最下位に転落することとなった。

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COMMENT

コメント

Tomoyuki Ogawa 小川友幸(優勝)
  「走る前からみんなに“おめでとう”と言われ、最終戦をどう戦ったらいいのか、悩みながら、緊張しながらの戦いとなりました。目標は、勝ったことがない地元中部での優勝です。緊張していたからか、前半はいい走りができませんでしたが、後半はうまくセクションを走れるようになって、地元での優勝でチャンピオンになることができました。これで、チャンピオンになっただけでなく、黒山選手に対して勝率でも勝ることができました。本当に、いい年になりました。今はこの『1番』の喜びを味わいたいと思います」
Taichi Tanaka 田中太一(4位)
「厳しいですね。去年はトップグループと駆け引きしながら走れたのですけど、スタートも早く、自分が先に走って実験台になるような感じになってしまい、時間配分を見失って、6分タイムオーバーしてしまいました。ランキング4位という結果がどう評価されるかにゆだねられますが、来年もがんばります」
Tsuyoshi Ogawa 小川毅士(5位)
「集中力のない試合になってしまって、乱れに乱れてしまいました。イライラしているといいライディングができないですが、結局いつもの走りに戻せませんでした。走りの内容的には、去年、最悪の結果になったSUGOと同じくらいでしたが、これで5位なら、結果だけを見ればよかった方だと思います」
Kazuhiro Onishi 尾西和博(8位)
「SSにカード交換せずに入ってしまい、ペナルティの10点を取ってしまいました。それで最下位です。その不注意がすべてです。2ラップ目はとくに疲れしまい、大分点数を取ってしまいました。今年は開幕戦直前のケガからはじまり、最終戦では自分のミスで最下位と、さんざんなシーズンとなってしましました」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

レース
ROUND
#08
OCTOBER 14, 2007
順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 2 小川友幸 Honda 8 38 17
2 1 黒山健一 ヤマハ 9 47 18
3 4 野崎史高 ヤマハ 8 57 14
4 3 田中太一 Honda 6 72 12
5 11 小川毅士 Honda 0 109 4
6 8 井内将太郎 ベータ 5 117 3
8 5 尾西和博 Honda 1 119 1
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ポイントスタンディング

ライダー
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 小川友幸 Honda 151
2 黒山健一 ヤマハ 139
3 野崎史高 ヤマハ 124
4 田中太一 Honda 100
5 井内将太郎 ベータ 79
6 田中善弘 ガスガス 54
7 渋谷勲 ベータ 48
8 坂田匠太 ガスガス 37
9 尾西和博 Honda 36
10 小川毅士 Honda 24
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