全日本トライアル選手権 Honda Racing
モータースポーツ > 全日本トライアル選手権 > 第8戦 東北・SUGO 決勝
レース情報 決勝レポート フォトギャラリー
2006.10.29 Rd.08 東北・SUGO
スケジュール
Rd. Date
01 3/12
関東・真壁
02 3/26
九州・矢谷渓谷
03 5/7
北陸・大日ヶ原
04 5/28
近畿・猪名川
05 8/6
北海道・わっさむ
06 9/10
中国・幸楽
07 10/15
中部・キョウセイ
08 10/29
東北・SUGO
第8戦 東北・SUGO
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小川友幸、ランキング2位でシーズンを終える
決勝日:2006年10月29日(日)
会場:宮城県柴田郡村田町スポーツランドSUGO 天候:晴れ 気温:23℃ 観客数:2900人
リザルト&ポイント

 2006年シーズン最終戦。チャンピオン争いの渦中にいる小川友幸選手(Honda)は、最終戦を前に黒山健一選手(スコルパ)と11ポイント差の2位につけている。黒山選手は今大会で7位に入ればタイトル獲得が決定するが、小川選手はライバルの動向を気にすることなく、この大会に勝利することに全精力を傾ける。

第8戦 東北・SUGO
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 トップカテゴリーの国際A級スーパークラスは、10セクション3ラップで競われた。優勝を狙う小川選手は、第2セクションで5点減点。厳しい出足となってしまった。野崎史高選手(ヤマハ)はクリーン、黒山選手は1点減点、田中太一選手(Honda)は2点減点、成田匠選手(ヤマハ)は3点減点で、このセクションを終えた。

 2mの真直角のコンクリート壁を登る第3セクションでは、トップライダーが次々とはね返されていく。小川選手も果敢にトライしたが、完全に登りきったと思われた次の瞬間にずり落ちて5点減点。クリーン可能とみて一瞬、足を出すのを我慢した結果だった。さらに小川選手は、水を含んだ沢筋の斜面を駆け上がる第4セクションでも5点減点を喫し、ライバルにリードを許す結果となってしまった。

 小川選手は1ラップ目終了時点で、10セクションのうち5セクションで5点減点を喫した。それでもラップ成績は3位で、トップの黒山選手とは11点差、2位の野崎選手とは7点差。まだ優勝の可能性は十分に残されている。一方、田中選手は大量減点を喫して、1ラップ目を6位で終えた。

 2ラップ目になると、小川選手は調子を上げて確実に試合を進めていった。ところが第9セクションの大きなコンクリートブロックに挑むポイントで痛恨のミス。2ラップ目終了時点で小川選手の減点は54点となった。

 3ラップ目も小川選手は、黒山選手と野崎選手を必死に追い上げる。しかし野崎選手にあと一歩届かず3位。シリーズランキング2位で2006年シーズンを終えることになった。結局、最後までリードを保った黒山選手が優勝し、シリーズチャンピオンを獲得。田中選手は4位でフィニッシュし、シリーズランキング3位を獲得した。

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コメント

小川友幸選手(3位)
「走りはそんなに悪くなかったし、バイクもいい感じだったけれど、5点減点が多かった。ミスをしっかりばん回できていれば、いい勝負ができたと思うのですが……。最終戦でいい結果を出せなかったのが悔しいです。それでも今シーズンは、自身にとって4年ぶりの優勝や、初めての3連勝が経験できたので、充実したものになりました。ライバルを追い詰め、ランキングを上げることもできました。みなさん、応援ありがとうございました」

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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 1 黒山健一 スコルパ 0 61 12
2 8 野崎史高 ヤマハ 0 71 11
3 3 小川友幸 Honda 0 77 11
4 2 田中太一 Honda 0 98 7
5 5 成田匠 ヤマハ 0 111 5
6 9 尾西和博 Honda 0 115 5
10 6 小川毅士 Honda 4 138 2

順位 ライダー マシン 総合ポイント  
1 黒山健一 スコルパ 151

 

2 小川友幸 Honda 135  
3 田中太一 Honda 118  
4 野崎史高 ヤマハ 110  
5 尾西和博 Honda 74  
6 成田匠 ヤマハ 70  
ポイント一覧  

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