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レース
中国・HIRO 第5戦 8月7日
中国・HIRO
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レース情報
ラウンド 開催日
01 3/13 関東・真壁
02 3/27 九州・矢谷渓谷
03 開催中止
04 6/12 近畿・猪名川
05 8/7 中国・HIRO
06 9/11 北海道・わっさむ
07 10/16 中部・キョウセイ
08 10/30 東北・SUGO
第5戦 中国・HIRO
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小川友幸が3位表彰台を獲得
決勝日:8月7日(日)
会場:HIROスポーツランド 天候:曇り時々晴れ一時大雨 気温:32℃ 観客数:1800人

 全日本トライアル選手権第5戦は、昨年に続いて2回目の開催となる鳥取県HIROスポーツランドで開催された。当地は、かつてHonda契約ライダーとして全日本選手権で活躍した山本弘之氏の管理する山林。山深くに設営されたセクションは、トライアルの醍醐味を感じさせるロケーションに包まれていた。

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 今シーズン、まだ不本意な戦績が続いている小川友幸選手(Honda)は、今大会を起死回生の一戦とすべく、マシンのセッティングを煮詰め、乗り込みを繰り返し、この日にかけた。体調も練習の調子もよく、前日にトレーニングエリアでマシンを走らせた感触も悪くない。小川選手は、この大会に大きな期待を持って、スタートを切った。

 しかしその期待は、第1セクションでいきなりくじかれることになった。ラインを規制するゲートマーカーに触れたということでの5点の宣告。第2セクション以降、クリーンを続けてばん回のチャンスを狙ったが、1ラップ目後半、小川選手を悔しがらせるトライが続いてしまった。

 大岩盤を走破していく第8セクション、その後半で走りが乱れて3点、さらに泥の斜面を一気に駆け上がるヒルクライムの第9セクションで5点、大会本部横に設けられた第10セクションで3点。この3つのセクションで、11点を計上してしまった小川選手の1ラップ目のトータル減点は16。トップを独走する黒山健一選手(ベータ)はオールクリーンでこのラップを終え、田中太一選手(ガスガス)が12点、渋谷勲選手(ヤマハ)が15点。小川選手はこの3人に続いての4位で2ラップ目に入ることになった。

 2ラップ目、追い上げたい小川選手だったが、再び第9セクションのヒルクライムで失敗して5点となるなど、なかなか小川選手らしい試合運びとならない。渋谷選手が2ラップ目に減点を増やしたため小川選手は3位に浮上した。

 3ラップ目、小川選手は鬼門だった第9セクションでクリーンし、このラップの減点を5点にまとめ、ようやく本領発揮というところだが、ときすでに遅し。田中選手にわずか1点差で小川選手は2位を取りのがし、表彰台の最後の一角に立つことになった。

 マシンは今シーズン中、最高の仕上がりで、自信を持って臨んだ戦いだっただけに、今回の結果は小川選手にとって不本意なものとなった。マシンの熟成を進めながらの全日本参戦だが、小川選手の努力の実る日は、もうすぐそこまできているはずだ。

 次回、第6戦北海道大会は北海道わっさむで、9月11日に開催される。

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コメント
小川友幸選手(3位)
「マシンもライダーも、恐らく今シーズンの中ではベストの状態で戦えたと思います。それだけに、この結果はとても残念で、悔しい。みんながクリーンしている第9セクションで、5点が二つもあるというのが、リザルトから明らかな今日の敗因です。マシンは順調に仕上がっていて、どんどんよくなっているんですが、まだそれを完全に自分のものにするのにてこずっているといったところでしょうか。セクションに入るにあたってスタンディングしながら、マシンをどう走らせようか考えている自分がいます。マシンが完全に自分のものになれば、そういうことは考えずに無意識に走ることができるのですが。黒山選手とトップ争いをしていたときは、お客さんの盛り上がりを感じることができました。ああいう試合をしたいと思います」
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決勝リザルト&ポイントランキング
順位 No. ライダー マシン タイム減点 総減点 クリーン数
1 1 黒山健一 ベータ 0 6 25
2 3 田中太一 ガスガス 0 34 17
3 2 小川友幸 Honda 0 35 17
4 4 渋谷勲 ヤマハ 0 37 16
5 5 小川毅士 Honda 0 69

10

6 7 成田匠 ヤマハ 0 71 6
7 6 井内将太郎 Honda 0 84 3
順位 ライダー マシン 総合ポイント  
1 黒山健一 ベータ 80  
2 田中太一 ガスガス 59  
3 渋谷勲 ヤマハ 56  
4 小川友幸 Honda 55  
5 成田匠 ヤマハ 45  
6 小川毅士 Honda 38

 

7 井内将太郎 Honda 36  
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