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第3戦 関東・大日ヶ原
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関東・大日ヶ原 Round 3
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レポート
 選手コメント
リザルト
1 黒山健一
2 小川友幸
3 田中太一
リザルト一覧
ポイント
1 黒山健一 57
2 田中太一 50
3 小川友幸 45
ポイント一覧
小川友幸、黒山健一に迫り2位を死守

決勝日:5月9日(日) 会場:新潟県阿賀野市大日ヶ原特設会場 観客数:1400人

 2004年シーズンも3戦目。これまで、黒山健一(ベータ)、田中太一(ガスガス)と、2人の勝利者を生んだ全日本選手権シリーズで、そろそろ1勝が欲しいHRCクラブミタニ所属の小川友幸(Honda)。新潟のトライアルファンにはなじみ深い大日ヶ原特設会場には、1400人のギャラリーが集まった。この会場は、観戦の足にオートバイを使えるのが特徴だ。

 まずは肩慣らしといった第1、2セクション。第2セクションでは黒山が1点減点となったが、トップライダーは全員がクリーン。田中が上り下りの第3セクションで5点になると、今度は第4セクションで黒山と小川が5点。第4セクションは1分間のタイム設定が厳しく、黒山は時間に追われてセクションを飛び出す形になった。ここでクリーンしたのは成田匠(ヤマハ)と田中のみ。小排気量の4ストロークエンジンに乗る成田が、この時点でトップとなり、波乱含みで試合は進んでいく。

 その後、調子を取り戻した黒山はクリーンを連発。小川も、泥の上り下りの第7セクションで1点をつけたほかはクリーンを続け、最大の難所の最終セクションは全員が5点。1ラップ目は小川と黒山の2人が同点でトップを争う形となった。

 ところが2ラップ目、小川が崩れかけた。第4セクションでタイムオーバーによる5点を取ると、1ラップ目に1点だった第7セクションでは3点、さらにその次でも1点をつくなど減点を重ねて、1ラップ目の11点に対して15点と減点を増やしてしまった。対して黒山は減点6。最終セクションの減点5以外は、ほとんどのセクションをクリーンしている。小川はここで2位の座も田中に奪われ、3位に後退した。

 だが、このままで終わる小川ではない。3ラップ目は、鬼門だった第4セクションをなんとか3点で通過すると、その後のセクションをクリーンし、最終セクションへ。ここを通過できる者は誰もいないと全員が思った岩登りのポイントを初めて走破し、減点2で通過した。この最終ラップに小川のマークした減点は5点で、この日のベストスコアだった。3ラップ目に減点を大きく増やした田中を逆転して、小川は2位に浮上した。

 しかし、小川の追い上げもここまで。2ラップ目のつまずきは、勝利を目指すにはあまりにも致命的だった。終わってみれば黒山とはたった5点差だったが、小川はまたしても勝利を逃すことになった。次戦は6月13日、近畿大会となる。

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小川友幸(2位)
「5点差ですから、勝てた試合を失ったということになりますが、それはあくまで結果。2ラップ目が悪すぎました。1、3ラップは、こんなものでしょう。悪くはなかったと思いますが、今日は2ラップ目の減点がすべてでした。最終セクションは攻略しておきたかったので、最後に2点で抜けられてよかったです。本当はクリーンをしたかったのですが、優勝した黒山選手も5点だったので、今日は、そこだけは満足できるかなと思っています。でも、まだまだこれからです」

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