ST600クラスでのシリーズチャンピオン2連覇を狙う小山知良(日本郵便 Honda Dream)は、首位と13ポイント差のランキング2位で最終戦に臨みました。

予選でポールポジションを獲得したのは、鈴鹿サーキットをホームコースとする荒川晃大(MOTOBUM HONDA)で、昨年に続き、2年連続のポールポジション獲得。さらには自身が持つレコードを更新する走りを見せました。

決勝では、荒川がスタートで4番手までポジションダウン。1周目を終えて、埜口遥希(SDG Mistresa RT HARC-PRO)が4番手、國峰啄磨(TOHO Racing)が5番手、その後に荒川、伊達悠太(BATTLE FACTORY)、小山らが続く展開となりました。

3周目、2番手まで追い上げていた荒川に、ジャンプスタートの裁定が下り、ライドスルーペナルティーが科されます。続く4周目に転倒車両がコース上に残り、赤旗が掲示されました。

再開されたレースは残り7周となります。スタートで埜口が2番手に浮上。その後方でトップ集団に追いつこうとしていた荒川は転倒で戦列を離れ、さらに埜口もトラブルでマシンを止めてリタイアとなりました。

レースは、國峰が小山をかわして3番手に浮上します。國峰はシケインでさらにオーバーテイクを決めて2番手に浮上。その後は激しいバトルとなりますが、國峰が2番手、小山が5番手、伊達が6番手という順位に。すると、6周目にMuSASHiシケインで多重クラッシュが起き、再び赤旗が掲示され、このままレース終了となりました。レギュレーションにより5周目の通過順位が最終結果となり、2位に國峰、5位小山、6位伊達となりました。

この結果、小山はランキング3位、荒川が5位でシーズンを終えました。