MuSASHi RT HARC-PRO.の名越哲平が、ランキングトップの135ポイント。2位作本輝介(Team 髙武 RSC)が129ポイント 3位榎戸育寛(SDG Mistresa RT HARC-PRO.)が128ポイントでタイトル決定戦となりました。ポールポジションは名越が2分09秒428と唯一の9秒台を記録し、コースレコードを更新しました。
スタート直後、名越と榎戸が接触、榎戸はコースアウトし、名越も遅れ、首位にたったのは作本。作本がレースをリードしますが、名越が、すぐに2番手にポジションアップ、作本の背後に付け、2ラップ目のスプーンで前に出ます。3ラップ目、名越は2分10秒530のファステストを記録して逃げ、2番手に浮上した榎戸に1.2秒と差を広げます。名越、榎戸、作本、阿部恵斗(ヤマハ)、豊島怜(ヤマハ)、岩﨑哲朗(カワサキ)、徳留真紀(マルマエMTR)が続きます。
4ラップ目には榎戸は2分10秒173とファステストを塗り変え名越に迫り、その差を0.945とします。3番手作本も10秒台にタイムを入れ追い、この3台がトップ争い。7ラップ目には名越、榎戸との差は0.4となり、作本がトップ争いから遅れ単独3番手となります。6番手争いを豊島、岩﨑、徳留が繰り広げます。
トップ争いは接近戦となり、10ラップ目には名越がさらにタイムアップ1分10秒161で榎戸を突き放そうとしますが、榎戸も10秒台前半のペースを崩さず、最終ラップに突入します。最終シケインの攻防で勝負に出た榎戸が3勝目を飾り、2位に名越、3位作本でチェッカー。名越は初の栄冠に輝き、榎戸はランキング2位となり、作本は3位でシーズンを終えました。
榎戸育寛(優勝)
「予選で名越選手がレコードを更新しましたが、自分としては、決勝を見据えて予選を走りました。決勝は自信を持って挑みました。焦らず追い上げ、必死で仕掛けました。勝負はシケインしかないとラスト4~5ラップ前から決めていました。今年は名越選手、作本選手とトップ争いができて有意義なシーズンを過ごせました」
名越哲平(2位)
「最終シケインで榎戸選手が来るのはわかっていたので、確実にコーナーのインを閉めましたが、前に出られてしまい、クロスラインを通ろうとしたらゼブラの外に出てしまい、立て直してチェッカーを受けました。最後まで優勝を目指し、守りに入らずに挑んだレースの結果として念願のシリーズチャンピオンになることができました。信じられないくらいにうれしいです」
作本輝介(3位)
「最終戦のウイークに入ってから、思うようにマシンを仕上げることができずに苦戦。決勝でも、トップ争いから離されてしまう苦しいレースになりました。優勝で締めくくりたかったので、とても残念です」
順位 | No. | ライダー | マシン | 周回数 | タイム/差 |
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1 | 71 | 榎戸育寛 | 13 | 28'21.437 | |
2 | 634 | 名越哲平 | 13 | 0.243 | |
3 | 4 | 作本輝介 | 13 | 6.627 | |
4 | 392 | 尾野弘樹 | スズキ | 13 | 22.058 |
5 | 14 | 阿部恵斗 | ヤマハ | 13 | 22.377 |
6 | 18 | 豊島怜 | ヤマハ | 13 | 26.977 |
7 | 70 | 岩﨑哲朗 | カワサキ | 13 | 27.124 |
8 | 36 | 徳留真紀 | 13 | 36.760 | |
9 | 19 | 井手翔太 | ヤマハ | 13 | 1'03.841 |
10 | 20 | 筒井伸 | ヤマハ | 13 | 1'26.189 |
順位 | No. | ライダー | マシン | 総合ポイント |
---|---|---|---|---|
1 | 634 | 名越哲平 | 160 | |
2 | 71 | 榎戸育寛 | 156 | |
3 | 4 | 作本輝介 | 152 | |
4 | 70 | 岩﨑哲朗 | カワサキ | 103 |
5 | 22 | 小谷咲斗 | 102 | |
6 | 36 | 徳留真紀 | 100 | |
7 | 392 | 尾野弘樹 | スズキ | 98 |
8 | 14 | 阿部恵斗 | ヤマハ | 93 |
9 | 18 | 豊島怜 | ヤマハ | 68 |
10 | 19 | 井手翔太 | ヤマハ | 64 |