ランキングトップ小室旭(Team P.MU 7C)と2位の伊達悠太(BATTLE FACTORY)が3ポイント差という接戦のJ-GP3。3位の古市(KTM)、4位の中島元気(TEAM SRS-MOTO)までがタイトルの可能性を残しての最終戦となります。予選の結果、鈴鹿レーシングスクール出身の中島がポールポジションを獲得しました。2番手に小室、6番手に伊達が続きます。

決勝ではスタートから小室が積極的に攻め、首位を奪いリードを広げますが、シケインで高杉奈緒子(41Planninｇ)が首位を奪って飛び込みます。しかし、小室が首位を奪い返してオープニングラップを制します。2ラップ目で中島が首位を奪い、山中琉聖(テルル･MotoUPレーシング)、伊達、宇井陽一(41Planning)、高杉、小室が続きます。トップ争いは12台の大きな集団になり、そこから中島、伊達、山中が逃げ始め、それを小室が追う展開。4ラップ目に伊達が首位に立ちます。6ラップ目には中島が再び首位に立ち、伊達、山中、小室、栗原佳祐(MORIWAKI CLUB)とポジションが変わります。7ラップ目には6番手を争う4台がトップ集団に追いつき、9台のトップ争いとなります。レースをリードするのは中島で、伊達、小室が追います。10ラップ目には中島、栗原、伊達、小室、山中などが激しくポジションを変えながら周回を重ねます。栗原が首位に躍り出て最終ラップに突入。最終シケインの攻防で、伊達がトップに躍り出て競り勝つと、優勝を決めて年間チャンピオンを獲得しました。栗原が2位、山中が3位でで表彰台に登りました。小室は4位でチェッカーを受けました。