J-GP2クラスの予選は、曇りから晴れへとコンディションが変化、路面が乾いていく状況の中で行われ、水野涼(MuSASHi RT HARC-PRO.)がポールポジションを獲得。2番手は関口太郎(SOX Team TARO PLUSONE)、3番手は岩戸亮介(Team 髙武 RSC)で、Honda勢がフロントローを占めました。

ホールショットは関口が取りますが、岩戸が果敢な走りでトップを奪ってレースをリード。岩戸、関口、水野らが続きます。2ラップ目には水野がトップを奪い、僅差で数珠つなぎの集団に。4ラップ目は水野、関口、岩戸とオーダーが変わります。5ラップ目、関口がファステストラップをマークして、トップの水野に迫り、2台による一騎打ちが展開しました。6ラップ目、榎戸育寛(MOTO BUM HONDA)が生形秀之(スズキ)をパスして4番手に浮上し、前を走る岩戸に迫りました。

トップ争いは水野と関口で、サイドバイサイドの戦いとなり、周回を重ねていきます。9ラップ目、榎戸が岩戸を捕らえて3番手に浮上。それを岩戸と生形が僅差で追いかけました。

先頭では関口が水野をぴたりとマークし、12ラップ目の1コーナーで関口が前へ。水野は2番手に後退しますが、関口の背後で前に出るタイミングを計りながら周回を重ねました。水野は13ラップ目にトップを奪回。その後ろでは岩戸も榎戸を捕らえて3番手に浮上します。水野がトップ、関口が2番手で、僅差のままで最終ラップに突入。最終コーナーで関口が水野に並びかけますが、水野が逃げきり優勝。2位に関口、3位には榎戸が入りました。