ROUND 01

日本筑波サーキット 茨城県 2017.04.09(日)・ST600 決勝

星野が雨での強さを発揮し開幕戦を制す

星野が雨での強さを発揮し開幕戦を制す

ST600は、昨年チャンピオンに輝いた榎戸育寛がJ-GP2に参戦したため、J-GP3と同じくゼッケン1が不在に。名越哲平(Mistresa RT HARC-PRO.)、亀井雄大(Honda鈴鹿レーシングチーム)、J-GP2からスイッチした國峰啄磨(T.Pro Innovation)ら若手の躍進に期待がかかりました。予選は、雨ではありませんでしたが、路面はウエットとなり、ポールポジションは奥田教介(カワサキ)が獲得しました。

雨となった決勝では、前田恵助(ヤマハ)がホールショットを奪い、奥田、長尾健吾(ヤマハ)が続きます。やがて、追い上げた星野知也(TEAM PLUSONE)が3番手に浮上し、前田、奥田、星野がトップ集団を形成して後続を引き離す展開に。

9ラップ目には、星野が奥田をパスして2番手に浮上、10ラップ目には前田を捕らえてトップに立ちます。その後、星野は前田に迫られますが、最後は突き放し、開幕戦でウイナーとなりました。國峰は、スタートで出遅れたものの、トップ勢と変わらないタイムで怒涛の追い上げをみせ、4位でチェッカーを受けました。名越は8位。亀井は12位となりました。

コメント

星野知也(ST600 優勝)
星野知也 「マシンに乗るのは5カ月ぶりぐらいですが、決勝が雨の予報だったので、スタート前には“優勝だね”と声をかけてもらえていました。多くのライダーから雨の秘訣を聞かれました。雨でも勝てたのはうれしいですが、雨だけの強さではないことを示したいとも思います。今年は、ドライでもいい走りができているので、次はドライで勝ちたいです」

國峰啄磨(ST600 4位)
國峰啄磨 「昨年はJ-GP2で乗っていたので、タイヤがスリックから市販のものに、そしてもちろん、マシンも変わりました。その違いに慣れる必要がありましたが、ここでしっかり勝負したいと思っていました。スタート直後に接触があり、大きく出遅れました。もう少しで表彰台が見えるところまで追い上げたものの、4位で終わってしまい悔しいです。でも、手応えを得たレースでもあります。次は優勝をしっかり狙っていきます」

名越哲平(ST600 8位)
名越哲平 「昨年は開幕戦の筑波で優勝できたので、今年も期待してくれる方が多かったです。ただ今年は、アジアロードレース選手権にも参戦させてもらっていることで、事前テストに参加できず、出遅れてのレースウイークとなりました。アジアロードレース選手権はスリックタイヤで、ST600は市販タイヤ。タイヤの特製や、その感覚の違いにまだ慣れておらず、自分の走りがうまくできませんでした。次は両方のレースで、しっかり力を出せるように取り組みたいです」

ST600 リザルト

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
146星野知也Honda2526'17.502
25前田恵助ヤマハ25+2.826
357 奥田教介 カワサキ25+9.324
450 國峰啄磨 Honda25+11.027
5 15 和田留佳 カワサキ25+11.326
6 84 長尾健吾 ヤマハ25+13.642
752 岡本裕生 ヤマハ25+16.031
8 3 名越哲平 Honda25+19.771
970 清末尚樹 カワサキ25+22.388
10 90 中村龍之介 Honda25+26.057
11 96 北見剣 Honda25+28.797
12 17 亀井雄大 Honda25+28.888
19 18 田所隼 Honda25+57.388
23 25 松川泰宏 Honda24+1Lap
2548 行村和樹Honda24+1Lap
2643 森中忍Honda24+1Lap
27 38 杉山 優輝Honda24+1Lap

全日本ロードレース選手権 ポイントランキング

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
146星野知也Honda25
25前田恵助ヤマハ22
357奥田教介カワサキ20
450國峰啄磨Honda18
515和田留佳カワサキ16
684長尾健吾ヤマハ15
752岡本裕生ヤマハ14
83名越哲平Honda13
970清末尚樹カワサキ12
1090中村龍之介Honda11
1196北見剣Honda10
1217亀井雄大Honda9
1918田所隼Honda2

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星野知也

星野知也

星野知也

星野知也

星野知也

星野知也

國峰啄磨

國峰啄磨

國峰啄磨

名越哲平

名越哲平

中村龍之介

北見剣

亀井雄大

田所隼

松川泰宏

行村和樹

森中忍

杉山優輝