高橋裕紀が優勝、日浦大治朗は2位に躍進。
高橋は今季5勝でV2を達成

2015年11月1日(日)・決勝　　会場：鈴鹿サーキット　　天気：曇り　　気温：15.3℃　　観客：1万4500人

MFJ全日本ロードレース選手権シリーズ最終戦は三重県鈴鹿サーキットで開催されました。例年、決勝日はあいにくの雨模様でしたが、今年は晴天に恵まれました。秋晴れの中で、4クラス、すべてがタイトル決定戦という緊迫した戦いが繰り広げられました。

予選では、高橋裕紀(MORIWAKI RACING)がレコードを更新し、ポールポジションを獲得。決勝レースは、スタート後2周目に転倒したマシンからオイルが漏れて赤旗が提示されます。15ラップで争われる予定でしたが、5ラップ減算の10ラップで争われることとなりました。
再開されたレースでも、高橋は好スタートを切り、独走態勢を築きます。その高橋を追うのがチームメートの日浦大治朗となりました。予選2番手と躍進した渥美心(au & テルル・Kohara RT)が割って入りますが、その直後のS字コーナーで転倒、リタイアとなってしまいます。レースは高橋がリード。2位以下を引き離し、いつものように独走態勢を築きます。その後方で、日浦、関口太郎(MISTRESA with HARC-PRO.)らが激しい攻防を見せながら周回を重ねます。

高橋が2分11秒台で周回する中、日浦も果敢なトライを見せ、高橋を追い単独2番手となり、後続を引き離します。3番手争いはスズキ勢、関口、カワサキ勢、ヤマハ勢が争う展開で、この争いは最終ラップまで続きました。

高橋は独走のままチェッカーを受け、今季5勝目を挙げV2チャンピオンを決めました。2位に日浦が入りました。日浦はランキング4位となり、5位フィニッシュの関口はランキング3位となりました。

コメント

高橋裕紀(J-GP2 優勝)
「ランキングトップとはいえ、2ポイント差でやはり緊張がありました。プレッシャーがありましたが、スタート後にまさかの赤旗中断で、集中していた気持ちがどうしていいのかという不思議な気持ちで再スタートを待ちました。再開後にもう一度、集中力を高めて走りきることができてホッとしています。チャンピオンになれてよかったです」

日浦大治朗(J-GP2 2位)
「ここまでの2戦、調子を崩してしまい、いいところがなかったんですが、地元の鈴鹿で調子を戻すことができました。表彰台に上がれ、とてもうれしいです。高橋選手に次いでの2位で、モリワキ勢で1位、2位を飾ることができて、スタッフも喜んでくれています。本当によかったと思います」

決勝リザルト

ポイントスタンディング