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JRR

INFORMATION
日本 SUZUKA CIRCUIT
鈴鹿サーキット
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ROUND
#02
APRIL 15, 2007
リザルト ポイント

JSB1000で亀谷長純が初優勝、安田毅史が2位に続く。
4位に山口、5位に徳留、6位に森脇と、Honda勢が活躍

第2戦 鈴鹿サーキット
2007年4月15日(日)・決勝
会場:鈴鹿サーキット
天候:晴れ
気温:18.1℃
観客:3万人

第2戦は、4輪と2輪の日本最高峰レースが同日に開催される鈴鹿2&4レース。JSB1000クラスのみの開催となった。Aグループ・Bグループに分かれて行われた土曜日の予選で、午前は前夜の雨によるウエットパッチがコース上に残っていたため、ウエット宣言がなされた。これにより使用タイヤの本数制限が解除。とはいえライン上は乾いており、激しいタイム・アタック合戦が繰り広げられた。

第2戦 鈴鹿サーキット

午後の予選はドライコンディションで行われ、徳留和樹(ホンダドリーム無限RT)がコースレコードを更新する2分7秒882という驚異的なタイムを叩きだし、Aグループのトップに立つ。このタイムを目標に、Bグループの各ライダーがタイム・アタックするものの、最後まで更新する者は現れなかった。この結果、徳留がJSB1000では自身初のポールポジションを獲得。以下、2番手に中須賀克行(ヤマハ)、3番手に秋吉耕佑(スズキ)、4番手に山口辰也(モリワキMOTULレーシング)、5番手に渡辺篤(スズキ)、6番手に森脇尚護(モリワキMOTULレーシング)と続いた。手島雄介(TEAM HRC)は最終アタックで転倒したこともあり、9番手となった。

決勝のスタートで飛び出したのは中須賀。その後方に渡辺、徳留、秋吉、阿部典史(ヤマハ)、安田毅史(team HARC-PRO.)らが続く。激しさを増す2番手争いの集団に、山口や森脇、亀谷長純(Team 桜井ホンダ)らが追いついた。亀谷はファステストラップを叩き出しながら、前走者を次々とパス。8周目は徳留をとらえて4番手に浮上すると、ヘアピンで渡辺、さらには秋吉もパスして2番手にまでポジションを上げた。残り7周で、亀谷は5秒2前を行く中須賀に追いつけるか。それがレースの焦点となった。

中須賀のラップタイムが2分10秒台であるのに対し、亀谷は2分9秒台で猛追。だが、中須賀も負けじと2分9秒に入れてビハインドを死守する。そして14周目、中須賀が突如スローダウンし、そのままリタイアとなった。これでトップに立った亀谷は、ペースを落とすことなく走り続けてチェッカー。JSB1000初優勝を遂げた。

その後方では、安田、渡辺、山口、森脇、徳留が2位争いを展開。周回ごとにポジションを入れ替えながら最終周を迎えた。バックストレッチで2番手に立った渡辺を先頭に、集団はシケインへ突入。イン側になだれ込む渡辺、山口、森脇。アウトからかぶせる安田。3台のマシンがひしめき合うイン側の混雑をよそに、安田が2位でフィニッシュ。3位に渡辺、4位に山口、5位に徳留と続いた。シケインで弾き出された森脇は6位でゴール。以下、7位は秋吉、8位は阿部、9位は大崎、10位は手島だった。

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COMMENT

コメント

Chojun Kameya 亀谷長純(JSB1000 優勝)
「JSB1000で走りはじめて3年目。ついに優勝できました。昨年の最終戦の鈴鹿では、手ごたえを感じていたのにスタート直後に転倒してリタイアだった。今年の開幕戦は、PPスタートにもかかわらず結果を残せなかった。だから、今回こそは勝ちたいと思っていました。テストから調子がよかったので、何としても結果を残したかった。プッシュしても中須賀君との差をなかなか詰められなかったが、チームとミシュランのスタッフ、そして応援してくれる方々のおかげで勝てました。本当にありがとうございました」
Takashi Yasuda 安田毅史(JSB1000 2位)
「JSB1000参戦は今年からなので、初めてのことばかりで戸惑いもあります。しかし、8耐で鈴鹿サーキットをJSBマシンで走った経験があるので、ほかのサーキットに比べれば上位進出のチャンスがあると思っていました。最終周のシケインではイン側に他車が集中していて、アウト側にしか行き場がなかった。2位になれるとは思っていなかったので、少し驚いています。今回の2位は、ラッキーな部分もあったと思います。今度は自分の力で前に出るレースがしたいですね。チームとブリヂストンのスタッフのおかげで表彰台に立つことができたので感謝しています」
Yusuke Teshima 手島雄介(JSB1000 10位)
「鈴鹿サーキットのベストタイムを記録できたことで、手ごたえはあった。しかし、そのタイムを自分のものにしきれていないという反省があります。2分10秒台でコンスタントに走るためには、2分9秒台で走れる力をつけなければならない。今回、優勝した亀谷長純さんと同じHondaのマシンとミシュランタイヤというパッケージなのに、僕は予選順位より下位の10位で終わってしまったことが、何より悔しい。2人の差を歴然と示された結果となったので、この現実を受け止めて前進したい」
Kazuhiko YJRRno 山野一彦
TEAM HRC監督
「ライダーは、開幕戦もてぎよりも高レベルなレースをしてくれたと思います。中盤以降はトップと変わらないペースで走れていたので、序盤のペースを上げられるようにチームとして取り組まなければならない。ライダーはケガもありながら、よくがんばってくれたと思います。評価は70〜80点。もっと高得点となるようにサポートしたい」
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RESULT × POINT

決勝リザルト

JSB1000
ROUND
#02
APRIL 15, 2007
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
1 10 亀谷長純 Honda 17 37:01.791
2 73 安田毅史 Honda 17 37:07.639
3 76 渡辺篤 スズキ 17 37:07.705
4 3 山口辰也 Honda 17 37:07.901
5 54 徳留和樹 Honda 17 37:08.641
6 83 森脇尚護 Honda 17 37:10.330
10 48 手島雄介 Honda 17 37:22.167
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ポイントランキング

JSB1000
 
順位 ライダー マシン 総合ポイント
1 渡辺篤 スズキ 45
2 山口辰也 Honda 40
3 亀谷長純 Honda 39
4 森脇尚護 Honda 35
5 安田毅史 Honda 33
6 阿部典史 ヤマハ 29
12 手島雄介 Honda 19
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