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モータースポーツ > 全日本ロードレース選手権 > 第1戦 MINEサーキット 決勝レポート
レース
MINE 第1戦 4月3日
MINEサーキット
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レース情報
Rd. Date
01 4/3 MINEサーキット
02 4/17 鈴鹿サーキット
03 5/15 筑波サーキット
04 5/29 オートポリス
05 8/28 スポーツランドSUGO
06 9/25 鈴鹿サーキット
07 10/16 岡山国際サーキット
08 10/30 ツインリンクもてぎ
第1戦 MINEサーキット
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JSB1000で伊藤が勝利! GP250は17才の高橋初優勝。
GP125仲城、ST600徳留も勝利し、Honda全クラス開幕勝利!
決勝日:4月3日(日)
サーキット:MINEサーキット 天候:曇り時々雨 気温:14℃ 観客:1万5300人

 開幕戦は3年ぶりの全日本開催となるMINEサーキットで行われた。最高峰クラスJSB1000は04年チャンピオンの井筒仁康が引退し、03年チャンピオンの北川圭一(スズキ)が世界耐久選手権へ参戦を決めたことから、ライダーの顔ぶれが大きく変わった。Honda勢は昨年3勝を挙げ最多勝となった伊藤真一(Honda DREAM RT)、開幕2連勝を飾った山口辰也(Honda DREAM Castrol RT)、小西良輝(Team HARC-PRO.)、辻村猛(F.C.C TSR)、森脇尚護(Team高武RSC)、出口修(DyDo MIU Racing)が引き続きエントリー、GP250からスイッチした亀谷長純が井筒の抜けたチーム 桜井ホンダから参戦する。また、今季からフル参戦となったモリワキから松戸直樹(モリワキMOTULタイガーレーシング)が加わった(残念ながら小西はテスト中のケガのため開幕戦をキャンセル)。ライバル勢のヤマハは中富伸一、スズキは渡辺篤、カワサキは柳川明らが参戦、熱戦が期待された。

第1戦 MINEサーキット
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 フリー走行トップは中富で、予選もポールポジション(PP)を獲得した。僅差で2番手伊藤、辻村、柳川、森脇、山口、亀谷、出口が続いた。ウオームアップでは山口辰也がトップに顔を出す。この走行で期待の森脇が転倒し、決勝をキャンセルすることになった。

 決勝日には寒気が流れ込み、路面温度は15℃と下がった。ホールショットは中富、だが、1ラップ目に転倒、トップは中須賀克行(ヤマハ)となりレースをリード。だが、すかさず追いついた伊藤がトップを奪うと独走態勢を築いて行く。2位には山口がジャンプアップし伊藤を追うが、マシントラブルでリタイア。代わって2位には柳川が浮上、それを辻村が追う展開。4位争いが激しくなり、出口、渡辺、中須賀、松戸が目まぐるしく順位を入れ替えた。14ラップ目あたりから細かい雨が落ち始め、17ラップ目にはどしゃぶりとなり赤旗提示。その周にトップの伊藤は最終コーナーで転倒、再スタートでチェッカーを受けた。レース義務周回数をクリアしていることからレース成立。優勝伊藤、2位柳川、3位辻村が雨の表彰台に登った。注目の4位争いは渡辺が制した。

 GP250は昨年のチャンピオン高橋裕紀がHonda Racing スカラーシップで世界へ行きチャンピオン不在。フリー走行では横江竜司(ヤマハ)がトップタイムを記録した。予選はチャンピオンを狙う青山周平(Team HARC-PRO.)がPP、ウオームアップは徳留真紀(ヤマハ)がトップ。決勝は雨となり完全ウエットでスタートが切られた。横江がトップに立ちレースをリード、2位以下に約23秒ものリードを築いたが、8ラップ目に痛恨の転倒。代わって青山が首位に立つ、2位に高橋裕紀の実弟、江紀(DyDo MIU Racing)となり激しいつばぜりあいを見せた。最終ラップの攻防で高橋が競り勝ち劇的優勝。2位に青山、3位秋谷守(ヤマハ)が入り表彰台に登った。

 GP125は仲城英幸(Jhaレーシング)が6度目のタイトルに挑む。フリーで柚木伸介(爽風会 鈴鹿レーシング)がトップタイムを記録、予選では仲城が王者の貫禄を示しPP獲得。ウオームアップでは葛原大陽(Jhaレーシング)がトップに立った。決勝は仲城がホールショットを奪い、それを追う激しいバトルを展開。それに井手敏男(チーム テック・2&Feel)らが追いつき5台のトップ争いとなるが、その中から柚木が脱落、仲城、井手の一騎打ちとなった。その攻防は最終ラップまで続いたが、仲城が優勝、2位井手、3位争いを制したのは全日本初表彰台となった濱本裕基(HAMAMOTO RT&英裕会)だった。仲城は全日本25勝目となり歴代優勝回数1位の平忠彦の25回に並んだ。

 ST600は、徳留和樹(Team高武RSC)がフリートップ。予選は大崎誠之(ヤマハ)、ウオームアップは徳留がトップ。決勝スタート直前にどしゃぶりの雨が降り、タイムスケジュールが変更された。スタート前には路面は乾きシグナルグリーン。ホールショットは徳留、それを大崎、沼田憲保(ヤマハ)、奥野正雄(ヤマハ)が追った。4台のトップ集団の中から、奥野が転倒で戦列を離れ、大崎も遅れる。トップは2台の争いとなるが、沼田が転倒、トップ争いは徳留、大崎に絞られた。激しい攻防を見せるが、大崎が転倒してしまい、徳留が単独トップとなりレースをリード。その5秒後方では安田毅史(Team HARC-PRO.)、手島雄介(F.C.C TSR)、の争いとなる。徳留は独走優勝のチェッカーを受け感涙。2位争いは安田が制し3位に手島となった。

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コメント

伊藤真一(JSB1000 優勝)
「路面状況が難しく最初は我慢の走りでしたが、ペースアップしていこうとしていた矢先に雨が落ちてきてしまいました。走行が危険と感じ、足を上げてアピールしましたが、気がついてもらえず、義務周回数をクリアするまでと思い走り続けました。赤旗が出た周に転倒してしまいましたが、それでも優勝という結果で終われてよかったです」

高橋江紀(GP250 優勝)
「開幕前のテストは雨が多く、雨の走行が多かったことが良かったのだと思います。でも、MINEの雨は初体験で、自信はありませんでした。ただ一生懸命に走っただけで、勝てたという実感がありません。これからも、しっかり走れるように頑張ります」

仲城英幸(GP125 優勝)
「井手選手の動きを見ながら最後に勝負するところを探っていました。井手選手が苦しそうなのはわかっていたので、気持ちとしては、ミスをしなければ勝てると余裕がありました。この優勝で、平さんと並び優勝回数1位になれたことが嬉しいです。これからも記録を伸ばすことができるように頑張ります」

徳留和樹(ST600 優勝)
「去年JSBで結果が残せず辛い思いをしていたので、今回の優勝は格別です。JSBで勉強したことが、レースに生きたと感じています。これからも、しっかりとした走りをして、チャンピオンを目指したいと思っています。絶対に勝ちたかったので、予定通りに勝つことができて最高に嬉しいです」

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決勝リザルト&ポイントランキング
JSB1000
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
1 4 伊藤真一 Honda 16 23:15.776
2 87 柳川明 カワサキ 16 23:30.974
3 11 辻村猛 Honda 16 23:36.758
4 7 渡辺篤 スズキ 16 23:38.993
5 55 出口修 Honda 16 23:40.238
6 51 中須賀克行 ヤマハ 16 23:41.633

GP250
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
1 55 高橋江紀 Honda 15 27:37.950
2 73 青山周平 Honda 15 27:38.196
3 8 秋谷守 ヤマハ 15 27:43.846
4 15 櫻井大幸 Honda 15 27:49.337
5 72 高橋巧 Honda 15 28:04.277
6 23 中尾健治 ヤマハ 15 28:04.283

GP125
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
1 1 仲城英幸 Honda 20 31:17.917
2 5 井手敏男 ヤマハ 20 31:19.707
3 15 濱本裕基 Honda 20 31:19.767
4 10 竹内吉弘 Honda 20 31:19.812
5 6 小室旭 Honda 20 31:30.775
6 3 菊池寛幸 Honda 20 31:55.570

ST600
順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム
1 54 徳留和樹 Honda 18 27:11.822
2 2 安田毅史 Honda 18 27:15.694
3 48 手島雄介 Honda 18 27:15.883
4 1 辻村猛 Honda 18 27:20.090
5 13 高橋英倫 Honda 18 27:23.228
6 12 寺本幸司 スズキ 18 27:23.347
JSB1000
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 伊藤真一 Honda 20
2 柳川明 カワサキ 17
3 辻村猛 Honda 15
4 渡辺篤 スズキ 13
5 出口修 Honda 11
6 中須賀克行 ヤマハ 10
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GP250
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 高橋江紀 Honda 20
2 青山周平 Honda 17
3 秋谷守 ヤマハ 15
4 櫻井大幸 Honda 13
5 高橋巧 Honda 11
6 中尾健治 ヤマハ 10
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GP125
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 仲城英幸 Honda 20
2 井手敏男 ヤマハ 17
3 濱本裕基 Honda 15
4 竹内吉弘 Honda 13
5 小室旭 Honda 11
6 菊池寛幸 Honda 10
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ST600
順位 ライダー マシン 総合
ポイント
1 徳留和樹 Honda 20
2 安田毅史 Honda 17
3 手島雄介 Honda 15
4 辻村猛 Honda 13
5 高橋英倫 Honda 11
6 寺幸司 スズキ 10
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