前年王者の仲城英幸選手が6度目のタイトルを狙う05年シーズン。注目の開幕戦では、その仲城選手がポール・トゥ・ウインを達成し、全日本ロードレースの歴代優勝回数1位タイとなる25勝目を挙げた。そして、2戦目となる第3戦では、仲城選手が転倒リタイアとなると、菊池寛幸選手が2年ぶりの優勝を果たした。HondaにとってもGP125クラス200勝の快挙を達成する勝利であった。その後も好調を維持した菊池選手は、全7戦中優勝4回、2位2回の活躍を見せ、第7戦で悲願の初タイトルに輝いた。一方、仲城選手は、中盤戦で調子を落としたものの、第6、7戦で2位、第8戦で3位と、3戦連続で表彰台にのぼり、ランキング2位を獲得した。また、最終戦では、22歳の葛原大陽選手が、最終ラップで菊池選手と仲城選手を抜き去り、全日本初優勝を果たした。このほか、昨年15位の濱本裕基選手が総合4位、フリーの柚木伸介選手が6位に入るなど、Honda RS125R勢が上位10人中7人を占める活躍を見せた。 |
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シーズン3度の表彰台独占を果たしたHonda RS125R勢。中でも菊池寛幸選手(中央)は4勝を挙げる快走。 |
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