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第7戦 TIサーキット英田
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 TVオンエア情報
リザルト
JSB1000
1 伊藤真一
2 井筒仁康
3 森脇尚護
GP250
1 高橋裕紀
2 青山周平
3 徳留真紀
GP125
1 仲城英幸
2 菊池寛幸
3 小山知良
ST600
1 辻村猛
2 酒井大作
3 安田毅史
リザルト一覧
ポイント
JSB1000
1 井筒仁康 110
2 山口辰也 99
3 中冨伸一 81
GP250
1 高橋裕紀 108
2 青山周平 95
3 亀谷長純 75
GP125
1 仲城英幸 98
2 小山知良 86
3 菊地寛幸 73
ST600
1 辻村猛 77
2 安田毅史 72
3 酒井大作 64
ポイント一覧
JSB1000伊藤3連勝、シリーズタイトルは2位の井筒が獲得。
高橋、仲城、辻村がチャンピオンで、Honda勢が全クラス制覇!

決勝日:10月17日(日) サーキット:岡山県TIサーキット英田 観客:2万9800人 天候:快晴 気温:22℃

 全日本は最終戦を迎え、ここで全クラスのタイトルが決定する。Hondaは全クラスにチャンピオン候補を擁し、4クラス制覇に注目が集まった。JSB1000ではランキングトップ井筒仁康(チーム桜井ホンダ)がランキング2位の山口辰也(ホンダドリームカストロールRT)に7ポイントリード、山口が優勝しても3位以内ならタイトル決定となる。事前テストから好調の井筒はフリー走行でもトップ。だが、山口も僅差で2番手につけた。

 予選では激しいタイムアタック合戦が繰り広げられ、上位8人がレコードを更新する激戦。井筒は絶好調で予選1回目からレコードを更新、さらに最終予選で自身のタイムを更新し1分30秒001で文句なしのポールポジションを獲得した。2番手に伊藤真一(DDBOYS Racing)、3番手に渡辺篤(スズキ)、4番手は浜口俊之(ホンダドリームカストロールRT)、5番手中富伸一(ヤマハ)、6番手に山口、7番手辻村猛(F.C.C.TSR)、8番手北川圭一(スズキ)となり、し烈な争いが予想された。

 晴天に恵まれた決勝日、朝のウオームアップでは伊藤がトップ、2番手に山口、井筒は6番手。決勝でスタートダッシュした井筒は3番手でファーストラップをクリアすると3ラップ目に首位に立ちレースをリード。その井筒をピタリとマークしたのは森脇尚護(Team 高武RSC)だった。2台は後続を引き離し始め、その後方では渡辺、山口、伊藤、中富の4台のし烈な3位争いが繰り広げられていた。

 森脇は15ラップ目にトップに出たが18ラップ目には井筒に交わされてしまう。伊藤は3位争いを抜け出してトップ争いへと接近し、遂に森脇をとらえ2位浮上、今度は井筒の背後に迫る。22ラップ目に井筒をとらえると、井筒を従え25ラップのレースを走り切り、今季最多勝となる3勝目を挙げた。2位に入った井筒は念願のタイトルを決め、自身2度目のチャンピオンに輝いた。Hondaは98年以来、6年ぶりの栄冠を得た。井筒は文部科学大臣杯を受け取り頂点に立つ。森脇は3位で今季3度目の表彰台をゲット。山口は4位でランキング2位となった。

 250はランキングトップの高橋裕紀(DyDo MIU Racing)を10ポイント差で青山周平(Team HARC-PRO)が追う展開。青山が優勝しても高橋は7位以上であればタイトルが決まる。初チャンピオンがかかった高橋は、フリーから唯一1分31秒台を記録してトップ、予選でも1回目からレコードを約1秒近く詰める1分30秒台にタイムアップし、この時点ではJSBを凌ぐほどの注目を集めた。更なるタイムアップを狙った最終予選では赤旗が出る波乱で、アタックのタイミングがつかめずに更新とはならなかったが、堂々の今季5度目のPP獲得。2番手に横江竜司(ヤマハ)、青山は3番手スタート。好調の高橋はウオームアップでもトップタイムを記録した。

 決勝でも好スタートでトップをキープ、それを青山が追った。スタート直後に亀谷長純(バーニング・ブラッドRT)と中須賀克行(ヤマハ)が接触転倒する波乱から、トップ高橋、2位青山の後方は開くことになり、2人の一騎打ちとなった。高橋はペースアップし、青山を突き放して独走優勝、今季4勝目を挙げて初タイトル獲得。Hondaの若手育成制度スカラシップ(グランプリ参戦の権利)を得ることになった。

 125は仲城英幸(Jhaレーシング)と小山知良(ヤマハ)がタイトルを争う。仲城は小山が優勝しても3位以内でチェッカーなら5度目のタイトル獲得となる。フリーでは井出敏男(ヤマハ)がトップ。予選は小山がPP、仲城は3番手スタート。ウオームアップでは仲城がトップとなった。仲城はホールショットを決めるとペースアップ、2位以下を引き離す。それを菊池寛幸(チームウイリー)と小山が追った。2人は仲城との差を詰め3人のトップ争いを展開するが、仲城の貫禄勝ち。優勝を決めて自身5度目の王者に輝いた。

 ST600は有効ポイント制(6戦中4戦有効)が適応されており、ランキングトップの辻村猛(F.C.C.TSR)と2位の安田毅史(Team HARC-PRO)が優勝回数、2位回数ともに同じため、今大会で先着した者がタイトルを得る。フリーでは辻村がトップ、予選は酒井大作(カワサキ)、3番手辻村、安田は6番手だった。ウオームアップは宮崎敦(ヤマハ)がトップ。決勝スタートでは酒井がホールショットを決めるが、辻村が積極的に攻め、すかさずトップに出ると、最後まで首位を明け渡すことなくゴール。2位酒井、3位安田で、辻村が92年の全日本昇格以来、初のチャンピオンに輝いた。

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伊藤真一(JSB1000 優勝)
「開幕戦をキャンセルしていることもあり、タイトルは諦めていましたが、最多勝は欲しいとがんばりました。スタートで大きく出遅れ、トップに追いつくのは無理ではないかとの焦りもあり、リズムを崩してしまう場面もありましたが、諦めず優勝だけを目指しました。まだまだ成長していると思えるので、これからもがんばりたいと思っています」

井筒仁康(JSB1000 2位)
「今年は自身が開発にかかわったCBR1000RRのデビューシーズンで、チャンピオンマシンにしたかった。また、桜井ホンダに全日本チャンピオンをプレゼントしたかったですし、ミシュランにもタイトルを取ることで恩返しがしたかった。本当は伊藤さんとバトルをして優勝してタイトルが欲しかったが、リスクは犯せなかった。念願のチャンピオンになれてホッとしています。1年間、声援ありがとうございました。今年は鈴鹿8時間耐久で勝ち、チャンピオンにもなれたので、いいシーズンが過ごせたと思います」

高橋裕紀(GP250 優勝)
「前回の鈴鹿ではチャンピオンやスカラシップのことが頭から離れず、自分のリズムを崩してしまったという反省があったので、今回は優勝することだけを考えてレースウィークを過ごしました。決勝でも集中力を切らさず懸命に走り勝つことが出来てうれしい。本当は、チャンピオンの実感はまだないのですが、応援してくれた人たちのおかげで、ここまでこられたのだと思います。感謝しています。来年のことは決まっていないのですが、どこで走ることになってもがんばります」

仲城英幸(GP125 優勝)
「今年はチャンピオンを意識しないでマシンセッティングを完璧なものにしようとだけ考えてきました。ここでは納得できるセッティングが出来て、気持ち的にも走りにも余裕が出来たと思います。作戦を立てずに、懸命に走りました。5度目のチャンピオンになることが出来てうれしいです。来年は、また新しいクラスに挑戦したいと考えています」

辻村猛(ST600 優勝)
「今回は駆け引きなく、スタートから最後まで全開で行こうと決めていました。それを実行することが出来てよかった。安田選手との差が3秒とサインボードに出たときに勝ったと思えました。今回はプレッシャーが大きく、決勝前は眠れなかった。こんな経験は初めてだったので、チャンピオンになれて、心からほっとしています。ありがとうございました」

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TIサーキット英田 10月17日決勝
サーキットデータ
名称 TIサーキット英田
全長 3.703km
決勝 [SB] 25ラップ(2003年)
  [GP250] 20ラップ(2003年)
  [GP125] 18ラップ(2003年)
  [ST600] 15ラップ(2003年)
昨年度WINNER
[SB] 北川圭一(スズキ) 38'42.005
[GP250] 小山知良(ヤマハ) 31'10.261
[GP125] 井手敏男(ヤマハ) 29'22.297
[ST600] 辻村猛(F.C.C. TSR) 24'03.976
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GAORA
「ロックオンワールド MFJ全日本ロードレース選手権」
決勝 10月31日(日) 10:00〜12:00 (初回)
決勝 11月1日(月) 15:00〜17:00
決勝 11月13日(土) 23:00〜25:00
決勝 2004年1月1日(土) 6:00〜8:00

「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 11月1日(月) 22:30〜23:00 (初回)
決勝 11月4日(木) 18:00〜18:30
決勝 11月7日(日) 12:00〜12:30

※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
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