Round05日本HSR九州大会

IBOP 決勝

2018年6月10日(日)

HSR九州(熊本県)
天候:曇り一時雨
気温:27度
コースコンディション:ドライ一時ウエット
観客:5800人

岸が両ヒートで勝利を挙げ、総合優勝

●ヒート1
Hondaのマシンを駆る倉持陵生がスタート直後に3番手の好位置を確保。この倉持を森田虎太郎(Team ITOMO)が抜き、1周目を森田が3番手、倉持が4番手でクリアしました。ランキングトップの岸桐我(BOSS RACING)は1周目9番手と出遅れましたが、2周目に6番手へ浮上すると、翌周には倉持らを抜いて4番手、5周目には森田をパスして3番手に順位を上げました。

さらに岸は、7周目に2番手の池田凌(スズキ)を抜くと、この段階で約7.5秒先行する瀬川との距離を徐々に詰めていきました。そしてラスト2周となった13周目、岸は瀬川との接近戦を開始。最終ラップでパスすると、直後に瀬川の猛アタックで接触を受けるも転倒することなく耐え、勝利を収めました。森田はレース中盤からペースダウンして12位。倉持は9周目に1つ順位を落とすも、5位に入賞しました。

●ヒート2
岸と牟田口侑大(MFレーシング with TODAY SPORTS)がホールショットを争い、まずは牟田口が先行。コース前半で岸が牟田口を抜いて、トップに浮上しました。さらに牟田口は瀬川の追撃も許し、オープニングラップが終了するあたりで並ばれて3番手に後退。レース中盤に大混戦の中で徐々に順位を落とした牟田口は、レース後半はポジションを守って11位でゴールしました。

一方、先頭に立った岸は、最初にリードを築く作戦。序盤の4周で、瀬川を5秒ほど引き離しました。さらに岸はハイペースで周回を続け、レースが間もなく終盤を迎える7周目には、リードを約8秒に。するとここで、岸はようやく少しペースを落としました。そしてレースは11周で終了。岸が再びトップチェッカーを受け、2大会連続で両ヒート優勝を果たしました。

コメント

岸桐我(IB OPEN・優勝/優勝)
岸桐我 「ヒート1はスタートで大きく出遅れてしまい、瀬川選手が逃げていたので、2番手や3番手にはなれると思いましたが、さすがに優勝はキツいかもしれないと思いながら走っていました。しかし、2番手に上がってから、徐々に差が詰まってきたので、体力的には限界でしたが攻めました。最後のバトルによる接触は、僕が瀬川選手の立場でも同じように勝負したと思うので、なんとも思っていないですし、むしろ相手が入れる隙間を与えてしまった自分も悪いと思っています。ヒート2は、マシンのセッティングを変更してもらったところ、課題だったスタートもうまく決まりました。本当は後続をもっと大きく引き離してゴールしたかったので、次戦の課題にします」

倉持陵生(IB OPEN・5位/16位)
倉持陵生 「前戦の段階で、トップ数台にスピードで負けていることは分かっていましたが、それは2週間のインターバルでどうにかできることではないので、レース全体の組み立てにより少しでもいい位置でゴールできることも考えて臨みました。ヒート2は思うように走れませんでしたが、ヒート1はしっかりスタートで好位置を確保し、自分の走りができたレースだったと思います。コースに対する苦手意識もあったのですが、練習通りの走りを心がけていたら、まずまずの順位で終えることができました。シーズン終盤に向けて、スピード不足という課題に関しても徐々に改善して、最終的に大きく成長できた一年にしたいです」

牟田口侑大(IB OPEN・11位/11位)
牟田口侑大 「ヒート1は、スタートで出遅れました。1コーナーでの順位争いで消極的になり、ライバルたちに先行されてしまいました。序盤から11番手を走っていたのですが、前戦以上の暑さでバテて、レース後半はペースを落とすことになりました。ヒート2は、全日本で初めてホールショットを奪うことができたのですが、普段のレースで2~3秒くらい速い岸選手と並んで1周目を走ったことで、自分にとってはかなりオーバーペースとなり、いきなり体力を消耗して、その後はどんどんポジションを下げました。スタートにはある程度の自信が持てたので、次はレース終盤まで上位で戦えるスタミナを課題として、練習やトレーニングに取り組みます」

リザルト

ヒート1

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
184岸桐我Honda1421'40.025
298瀬川開生ヤマハ14+00'13.622
38池田凌スズキ14+00'26.197
445川上龍司ヤマハ14+00'32.588
55倉持陵生Honda14+00'40.812
64齋藤健太スズキ14+00'48.155
767古賀翼カワサキ14+00'49.836
82内藤龍星スズキ14+00'56.593
961小笠原大貴ヤマハ14+00'57.395
1072西岡顕心ヤマハ14+00'58.836
1170牟田口侑大Honda14+00'59.069
1241森田虎太朗Honda14+01'01.935
 
2433竹野拓実Honda13+1Lap
RT14根岸瑞生Honda7DNF

ヒート2

順位 No. ライダー マシン 周回数 タイム/差
184岸桐我Honda1124'12.801
298瀬川開生ヤマハ11+00'05.423
369西條悠人カワサキ11+00'26.299
412上岡聖志朗カワサキ11+00'28.894
54齋藤健太スズキ11+00'32.369
645川上龍司ヤマハ11+00'33.761
78池田凌スズキ11+00'35.301
867古賀翼カワサキ11+00'37.092
913矢野大介ヤマハ11+00'40.423
101真野凌輔スズキ11+00'41.818
1170牟田口侑大Honda11+00'46.440
1233竹野拓実Honda11+00'51.048
 
165倉持陵生Honda11+00'58.796
2214根岸瑞生Honda11+01'10.471
2941森田虎太朗Honda10+1Lap

ポイントランキング

ライダー

順位 No. ライダー マシン 総合ポイント
184岸桐我Honda207
298瀬川開生ヤマハ193
345川上龍司ヤマハ180
412上岡聖志朗カワサキ159
51真野凌輔スズキ138
65倉持陵生Honda109
74斉藤健太スズキ106
869西條悠人カワサキ97
98池田凌スズキ96
102内藤龍星スズキ95
1470牟田口侑大Honda56
1579近藤雄紀Honda55
2333竹野拓実Honda26
3041森田虎太朗Honda9
3326猪飼和麻Honda7
3476富岡寿弥Honda6
3753田村和暉Honda6
4414根岸瑞生Honda1

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