終盤の追い上げも、熱田はシーズンタイトル連覇ならず
3戦連続総合優勝を飾った増田は、昨シーズン同様の総合4位
「TEAM HRC」は、昨年2位以下に大差をつけて全日本タイトルを獲得した熱田孝高(#1)と、昨年総合4位で悲願のタイトル獲得を狙う増田一将(#4)の2人体制でIA1クラスに臨んだ。開幕戦で総合優勝、そして第2戦1勝と、CRF450Rを駆る熱田は、連覇に向けて好スタートを見せた。しかし、Hondaにとって地元ともいえる埼玉・オフロードヴィレッジでの第3戦では、転倒、エンジンストールに見舞われて5位/5位と結果を残すことができなかった。続く第4戦のヒート1では、スタート直後の転倒からリカバーして4位、ヒート2では底力を見せて2位となった。この一戦では、開幕から結果の出ていなかった増田が、自分の思い通りのレースを展開して、両ヒート優勝のパーフェクトウインを達成。TEAM HRCが1-2フィニッシュを飾った。増田は続く第5戦もダブルウイン、第6戦でも1勝を挙げて、自身初となる最高峰クラスでの3戦連続総合優勝を飾った。
中盤戦で結果の出なかった熱田であったが、王者の意地を見せ、レース後半戦に巻き返しを図る。第7戦と第9戦で1勝ずつを獲得。しかし、ポイントランキング1位につけていた成田亮(ヤマハ)を最終戦まで逆転することはできず、今季はランキング2位という結果に終わった。今季を振り返り熱田は「自分の課題を克服し、来年はシリーズタイトルを奪還する」と来季の巻き返しを誓った。また3連続優勝を果たした増田であったが、その後はポイントを落とすレースが続き、昨年と同じくランキング4位でシーズンを終えた。増田も「来年こそは結果を残したい。とにかくがむしゃらにがんばります」と、初の最高峰タイトルに向け活躍を誓った。

第4戦では増田がパーフェクトウイン。熱田も2位を獲得し、TEAM HRCは1-2フィニッシュを達成した |
IA1
順位 |
ライダー |
マシン |
総合ポイント |
|
|
|
|
1 |
成田亮 |
ヤマハ |
449 |
2 |
熱田孝高 |
Honda |
409 |
3 |
小島庸平 |
スズキ |
290 |
4 |
増田一将 |
Honda |
286 |
5 |
北居良樹 |
スズキ |
267 |
6 |
大河原功次 |
ヤマハ |
264 |
|
|
|
|
8 |
高濱龍一郎 |
Honda |
239 |
11 |
小方誠 |
Honda |
209 |
18 |
芹沢直樹 |
Honda |
97 |
20 |
勝谷武史 |
Honda |
67 |
22 |
沼田誠司 |
Honda |
62 |
23 |
片平竜英 |
Honda |
53 |
24 |
杉山和起 |
Honda |
30 |
27 |
納屋望 |
Honda |
21 |
28 |
池田孝宏 |
Honda |
18 |
30 |
片倉久斗 |
Honda |
7 |
34 |
くわ垣竜斗 |
Honda |
1 |
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