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第10戦 日本GP・スポーツランドSUGO
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 選手コメント
 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 エバーツ
2 高濱龍一郎
3 大河原功次
250(ヒート2)
1 エバーツ
2 田中教世
3 熱田孝高
125(ヒート1)
1 井上眞一
2 中村友則
3 釘村忠
125(ヒート2)
1 小方誠
2 出原忍
3 中村友則
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 448
2 田中教世 354
3 大河原功次 339
125
1 中村友則 402
2 福留善秀 371
3 出原忍 341
ポイント一覧
最終戦で成田が総合3位に入る

決勝日:2004年10月30・31日(土、日) 会場:スポーツランドSUGO 天候:雨のち晴れ 気温:20℃ コースコンディション:マディのちドライ 観客:1万6400人

 全日本モトクロス選手権のフィナーレを飾る、第42回日本グランプリが開催された。今回は昨年に続き、世界チャンピオンのS・エバーツ(ヤマハ)が来日。また、GPライダー熱田孝高(Honda)が地元に凱旋する大会となった。

 会場のスポーツランドSUGOでは、来年5月に世界選手権を開催することが正式発表された。コースも大会に備えてリニューアルし、コース全周にわたる拡幅や、ウッドチップによる土質改善などが施された。

 土曜の夜に降った雨は、コースコンディションをマディに変えていた。また、日曜午前中には濃霧の影響でタイムスケジュールが変更され、国際A級に関しては、250ヒート1と125ヒート1が20分プラス1周に短縮された。

▼250ヒート1
 高濱龍一郎(Honda)がホールショットを取る一方、成田亮(Honda)と熱田が1コーナー直後の転倒で出遅れた。辻健二郎(Team HRC)は9番手、足首の骨折を押して出走した勝谷武史(Team HRC)は16番手からのレースとなった。高濱はオープニングラップ中にエバーツに先行されたが、しばし世界チャンプを追走する意地を見せた。

 周回が進むとエバーツと高濱の間隔が開き、3番手には大河原功次(ヤマハ)が浮上。その背後では小池田猛(ヤマハ)、小田切一剛(Honda)、成田らが接近戦を展開した。20分を経過する頃には1分以上の独走態勢を築いたエバーツがそのまま逃げきり優勝。高濱と大河原が続き、5位には成田が入賞した。

▼250ヒート2
 エバーツが好スタートを切り、田中教世(カワサキ)と熱田が追いかける。辻は1周目7番手、勝谷は13番手。序盤から飛ばすエバーツは、早々と独走パターンに持ち込み、2〜3番手の田中と熱田の間隔も開いていった。10分過ぎにはセカンドグループ内の争いが激しくなり、辻が5番手にアップ。だが、転倒で出遅れていた成田らの追撃によって、辻はポジションを下げてしまった。

 終盤になると、エバーツの独走とは対照的に2位争いが激化。一時離された田中を追い詰めた熱田が、最終ラップのフープスで勝負をかけたが、ラインを押さえた田中と接触し転倒。エバーツ、田中、熱田の順でチェッカーとなり、4位には成田が食い込んだ。

▼125ヒート1
 芹沢直樹(Team HRC)がホールショットを取ったが、他車の先行を許した後に転倒で脱落。芹沢は15番手からの挽回を強いられた。1周目からリーダーを務めたのは井上眞一(カワサキ)。その後には村野秀弥(カワサキ)、中村友則(カワサキ)と続いた。

 20分プラス1周に短縮されたレースは、序盤からリードを広げた井上が支配したまま終了。中村、釘村忠(ヤマハ)が表彰台の両脇を占め、芹沢は10位でチェッカーを受けた。

▼125ヒート2
 釘村、出原忍(ヤマハ)、村野らが好スタートを切ったが、芹沢は転倒で最後尾付近からの追い上げとなった。2周目には、ダブルエントリーで125クラスにスポット参戦を果たした小方誠(Honda)が、4番手に浮上してくる。

 芹沢は中盤10番手近くまで挽回したが、クラッチにトラブルが生じ9周でリタイア。一方、リーダーは釘村から出原へと入れ替わったが、終盤25分頃には'05CR125Rを駆る小方がトップに浮上。小方は並み居る4ストロークマシンに後塵を浴びせて逃げきり、2ストロークマシンによる久々の優勝を果たした。

 また中村と福留によって争われていたチャンピオンシップは、3位でフィニッシュした中村が手に入れた。

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熱田孝高(250・14位/3位)
「WGPで3年やってきて、なかなか勝てないエバーツを地元でやっつけたかったんですけど、彼はこういうマディが得意なのでかないませんでしたね。ヒート1は、2コーナーでコケたのと、一本松のコーナーでスタックしたのが痛かったです。しばらく30位だったし、20分に短縮されたので追い上げも利かず、まいりました。ヒート2はスタートが良かったのに、なんだかナーバスになったんでしょうか、2周目辺りからいきなり腕が上がって、離されちゃいましたね。最後は教世(田中)を追い詰めたんだけど、ブロックされて転倒。でも、自分が前でも同じようにしただろうし、全然気にしていません。来年は菅生で日本GPがあるので、とても楽しみです」

勝谷武史(250・10位/9位)
「先週の事前テストで、左足のくるぶしの骨にヒビが入ってしまったので、コンディションは最悪でした。でも、ランキングで小池田君と競っていたし、少しでも上に行きたかったので、休む考えは全然なかったです。土曜のプラクティスは結構走れたんですが、今日はやっぱりだめでしたね。得意の菅生だったのに、今日はエバーツに次元の違うところを見せつけられた感じです。来年のWGPでリベンジしたいと思います。ワイルドカードで出られるんですよね? 」

辻健二郎(250・9位/8位)
「ランキングにはあまり執着していなくて、それよりもとにかく優勝したいという意気込みでずっとやって来たんです。前々回も前回もそんな気持ちが空回りしていましたけど、今回はさらにいいところがありませんでした。ヒート2の序盤辺りは攻めの走りができていたし、ヨッシー(熱田)に迫ったときもあったので、これはいい感触だなと思っていたんです。でも、アキラ(成田)に抜かれた辺りからスムーズに走れなくなって、立つべきセクションでも座ったままになってしまいました。シーズンを振り返ると、勝てなかったことが悔しくてたまりません。この悔しさを来季への糧にします」

芹沢直樹(125・10位/DNF)
「スタートが良かったのにすぐに抜かれてしまったんですが、コースコンディションが難しかったので焦らずに行くつもりでした。そうしたら1周目から転倒してしまったし、その後も2回転んで散々でした。ヒート2でも転倒のせいでほとんどビリから追い上げたんですが、クラッチが壊れたのでリタイア。これで今シーズンも終わりですが、結果を出せなくてチームに申し訳ないという気持ちでいっぱいです。自分に足りないところを見つめ直していきたいと思います」

高濱龍一郎(250・2位/DNF)
「せっかく世界チャンピオンが来ているので、なんとかついて行ってみようと頑張った結果が、2位ということなんでしょう。レースはやってみないとわからないものなので、全くダメということもありうる。そんなだから表彰台に上がるのは、やっぱりうれしかったですよ。トレーニングもやっているし、自分でも上り調子だと思う。ただヒート1は平気でも、ヒート2では疲れていたのが現状で、それがこれからの課題ですね。これで広島のときから2戦続けて2位。でも今回は、あのときとはまた違ううれしさです」

成田亮(250・5位/4位)
「転んじゃいましたね。ヒート1はインをくるっと回ろうと思ってブレーキングしたら滑っちゃったんです。そこから先は焦ってばかりでもう1回転んじゃったし、ヒート2でも3コーナーで転びました。そこから追い上げて、途中まではヨシさん(熱田)が見えていたんですが、表彰台に上がれなかったのが悔しいですね。エバーツに負けたのは実力ですが、いい走りをしたいという気持ちが裏目に出たのか、シーズンの最後がこんな形になったのは悔しいです。今年は今まで以上にファンの声援に助けられて来ました。来年からはAMAにフル参戦することになりましたが、よかったらアメリカに応援に来て下さい」

小方誠(125・7位/優勝)
「開幕当初からダブルエントリーしたいと思っていて、どこまでできるかやってみようという感じで、久しぶりに125にも出てみました。今回は'05CR125Rに乗せてもらったんですが、以前乗っていた'02よりも低中速があって乗りやすかったです。久しぶりのことだったんで、トップに立ったときは緊張しました。表彰台の真ん中は、いつでも目標にしているので、やっぱりうれしかったです。今度は250で勝ちたい」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 11月29日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 12月2日(木) 18:00〜18:30
決勝 12月5日(日) 12:00〜12:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
 
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