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第9戦 中国・世羅グリーンパーク弘楽園
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 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 田中教世
2 高濱龍一郎
3 加賀真一
250(ヒート2)
1 田中教世
2 加賀真一
3 成田亮
125(ヒート1)
1 中村友則
2 福留善秀
3 小島庸平
125(ヒート2)
1 中村友則
2 出原忍
3 深谷広一
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 408
2 田中教世 320
3 大河原功次 297
125
1 中村友則 354
2 福留善秀 341
3 芹沢直樹 303
ポイント一覧
高濱が久々の表彰台登壇

決勝日:2004年10月9・10日(土、日) 会場:グリーンパーク弘楽園 天候:雨 気温:19℃ コースコンディション:マディ 観客:1万2300人

 台風22号の影響により、金曜日から決勝の日曜日まで、断続的に雨がコースを濡らし路面はずっとマディ状態。名阪から1ヶ月のインターバルをはさんで開催された全日本選手権第9戦の中国大会は、厳しいサバイバルレースとなった。

 土曜日の250予選。前戦の名阪でチャンピオンを決めた成田亮(Honda)が、2番手の田中教世(カワサキ)を2秒以上引き離しトップタイムをマーク。辻健二郎(Team HRC)が3番手につけ、勝谷武史(Team HRC)は6番手。勝谷はこの日の朝の公式練習で肩を脱臼しており、決勝では痛み止めを飲んで参戦した。

 125の芹沢直樹(Team HRC)は予選3番手。タイム的にもトップの北居良樹(スズキ)、2番手の中村友則(カワサキ)と遜色なく、優勝を狙えるポジションで決勝を迎えた。

▼250ヒート1
 高濱龍一郎(Honda)がホールショットを奪い、辻が2番手、勝谷は10番手辺りからのスタート。成田は1コーナーで他車と接触してしまい、大事をとってリタイアを選んだ。序盤トップは田中にチェンジ。高濱、小池田猛(ヤマハ)、加賀真一(スズキ)がそれに続く。勝谷は10番手、辻は転倒し最下位からの追い上げを強いられていた。

 田中は徐々に後続との差を広げ、中盤までに独走態勢を築く。高濱は小池田に先行を許したが、小池田が転倒したため再び2位に返り咲く。結局、田中が最後まで独走して優勝、高濱は2位フィニッシュ。高濱は多くの声援に包まれながら、今季初の表彰台で涙を見せた。勝谷は最終的に7位、辻は12位でレースを終えた。

▼250ヒート2
 釘村太一(ヤマハ)、田中、大河原功次(ヤマハ)の順でスタート。2コーナーを抜けた先で転倒を喫した勝谷、1コーナーの混乱に捕まった成田は、後方からの追い上げとなった。7番手スタートを決めた辻は、上位を目指して奮闘したが、2周目に転倒して後退してしまう。

 田中はヒート1同様、レース中盤までに独走し後続を引き離した。2番手には釘村を抜いた大河原が続く。成田はチャンピオンの意地を見せ、レース半ばまでに6番手まで挽回。さらに上位を走るライダーに次々と襲いかかり、残り3周で加賀を抜き去り、2番手の座を奪取した。

 ところがラストラップ、わずかな隙をつかれて加賀に逆転を許してしまう。結局、田中、加賀、成田のオーダーでレースは幕を閉じた。悪路に手を焼き苦戦した勝谷と辻は、それぞれ11位、15位でレースを終えた。

▼125ヒート1
 片平竜英(ヤマハ)、新井宏彰(カワサキ)、吉田勝(カワサキ)の順で1コーナーを抜け、芹沢は出遅れて15番手辺りからのスタートとなった。

 序盤、中村がトップを奪い、レースをリード。チャンピオン争いを展開する福留善秀(スズキ)がそれを追い、小島庸平(スズキ)、吉田と続く。芹沢は悪コンディションの中で限られたラインをうまく選びながら、徐々に順位を挽回して5番手まで浮上していた。

 中村はペースを緩めず、さらに福留を引き離して独走した。一方の福留は小島、出原忍(ヤマハ)の追撃を防ぎながら2番手死守が精一杯だった。トップ4台は、その順位のままゴール。芹沢は最後まで諦めず上位を目指したが、5位でチェッカーを迎えた。

▼125ヒート2
 吉田、福留、北居が好スタートを決め、序盤からレースをリードする。芹沢は1周目を11番手で終え、またも追い上げレースとなった。

 レース中盤、福留がトップを奪う。北居もそれに続き2番手に浮上。パッシングに苦戦する芹沢も8位まで追い上げ、後半のラストスパートが期待された。

 その後、福留、北居が次々と転倒して順位を落とし、首位は中村となる。2番手に出原がつけ、3番手には芹沢が浮上した。ところが、芹沢は転倒を喫し5番手に沈む。

 結局、中村がトップを守り優勝。2番手は出原、3番手には後半まで粘り強い走りを見せた深谷広一(Honda)が入った。芹沢は4番手の吉田を最後まで追いかけたが、届かず5位でレースを終えた。

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高濱龍一郎(250・2位/10位)
「長いインターバルが続いたので、走り込みもトレーニングもばっちりしてきました。最初から自信があったんです。ヒート1はスタートも決まったし、これはもう行くしかないと、必死でしたよ。優勝したかったけど、今日の田中選手は速かった。今の自分の力では2位が精一杯。でも、一歩ずつ前進してるという実感があるんです。久々に表彰台に上ったら、たくさんの人が拍手と声援を送ってくれて、ほんまに感激でした」

勝谷武史(250・7位/11位)
「土曜日の朝の公式練習で肩を脱臼してしまい、予選から厳しかったです。フープスを走ったり、ギャップに入ったときに外れそうな感じになってしまうんです。肩をかばってのレースになり、思うように走れませんでした。ヒート1はスタートで出遅れて、直後にゴーグルが汚れて前が見えなくなり転倒…。でも、展開的には良かったと思います。最後まで諦めずに走れたので。ラスト1戦、しっかりと身体を治して、去年のように勝って終わりたいです」

成田亮(250・DNF/3位)
「良い感じのスタートを切れたなと思ったら、イン側から誰かがオーバースピードで入ってきて接触してしまったんです。起き上がり走り出そうと思ったら目の焦点が合わなくて、再スタートは諦めました。ヒート2のスタートはその影響があり、ちょっとビビッて引いてしまったんです。そしたら1コーナーで転倒者に引っかかり、さらに出遅れて…。最終的に2位まで追い上げたけど、油断した隙に加賀選手に抜かれて3位。悔しい結果ですが、応援が多くて嬉しかったです」

辻健二郎(250・12位/15位)
「ヒート1はスタートも決まったんですけど、高濱くんと競っているときに接触しそうになったんです。ラムソンジャンプで高濱くんが失速して、それを避けようとしたら転倒してしまった。再スタートはしたんですが、ダメージが大きく追い上げも厳しかった。ヒート2も転倒して、その後はどこを走っているかもわからない状態でずっと走行していました。ちょっと自分に腹が立った一日でした」

芹沢直樹(125・5位/5位)
「スタートで出遅れたヒート1は、何台か転倒しているバイクを避けていたら、15番手ぐらいまで順位が落ちてしまったんです。そこから追い上げたんですけど、セッティングが決まっていなくてペースが上がらず5位で終わってしまいました。ヒート2も追い上げレースで、僕は転倒もせず3位まで順位を上げられたんですが、ワダチでフロントをとられて転倒…。トップ2台が見えていただけに、悔しいです」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 11月29日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 12月2日(木) 18:00〜18:30
決勝 12月5日(日) 12:00〜12:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
 
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