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第8戦 近畿・名阪スポーツランド
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 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 成田亮
2 大河原功次
3 辻健二郎
250(ヒート2)
1 加賀真一
2 大河原功次
3 勝谷武史
125(ヒート1)
1 中村友則
2 福留善秀
3 芹沢直樹
125(ヒート2)
1 中村友則
2 芹沢直樹
3 北居良樹
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 388
2 田中教世 270
3 大河原功次 261
125
1 福留善秀 319
2 中村友則 304
3 芹沢直樹 271
ポイント一覧
成田亮&CRF450Rが全日本チャンピオンを獲得!

決勝日:2004年9月4・5日(土、日) 会場:名阪スポーツランド 天候:晴れ時々曇り一時雨 気温:30℃ コースコンディション:ドライ(ヒート1)、マディ(ヒート2) 観客:1万4810人

 藤沢から1か月のインターバルを挟み、終盤戦を迎えた全日本選手権。舞台は、開幕戦と同じ名阪スポーツランド。IA250で13連勝中の成田は、チャンピオンに王手をかけて今大会を迎えた。2位の田中との差は109ポイント。今大会終了時に106ポイント以上の差を維持できれば、成田の3年連続チャンピオンが確定する。

 午前中のヒート1は残暑を感じさせる気温の高さで、曇り空から雨が落ちることはなかった。ところが、午後から急に豪雨となり、コースはマディへ。その影響が、大波乱のレースを生むことになった。

▼250ヒート1
 レース序盤から、激しいトップ争いが勃発。ホールショットから後続を引き離しにかかる成田に、辻が激しくプッシュ。1周目のヘアピンで辻が仕掛け、続く2番ポストで成田が逆転、3番ポストで辻が…。そんな激しいバトルが、4周にわたって繰り広げられた。ところが5周目、辻が転倒を喫してしまい、5番手にダウン。単独首位となった成田の楽勝パターンとなった。2番手は大河原、その後ろに溝口、加賀、辻の3台が僅差で続く。

 レース中盤、3番手争いが激化。溝口、加賀、辻に加え、後方から増田、田中、小池田が迫り、6台が連なる接戦となった。レース終盤まで緊迫した空気は続いたが、残り3周で辻がその集団のトップに躍り出る。最後は辻が抑えきり、成田、大河原に続き3位の座を守った。成田はこれで14連勝とした。一方、10番手辺りからのスタートとなった勝谷は、思うように順位を上げられない周回が続いたが、終盤になりペースを上げて6位でゴールした。

▼250ヒート2
 4番手スタートの辻が1周目のコーナーでマディにスタック。このハプニングが出遅れた成田の進路を塞ぐ形となり、成田は大きなタイムロスを喫した。1周目を終えた時点で、上位は田中、大河原、加賀、溝口というオーダーだったが、4周目には加賀がトップを奪う。10番手からレースを開始した勝谷は、序盤にして4番手まで浮上する。

 レース中盤、トップの加賀は後続を大きく離して独走。2番手は田中を抜いた大河原。勝谷は3番手の田中との差をじりじりと縮めながら周回。驚異的な追い上げを見せた成田は勝谷に続く5番手まで浮上していた。

 ラスト3周、勝谷が田中をパスし、加賀、大河原に続いて3位入賞。一方、成田の猛追は田中との差をみるみる縮めたが、5位のままでチェッカーとなる。開幕以来の連勝はここで途絶えたが、成田は残り4ヒートの結果を待たずに全日本3連覇を達成。市販CRF450Rのポテンシャルの高さを証明した。

▼125ヒート1
 ホールショットの平田が1コーナー直後で転倒し、新井がトップに。好スタートの芹沢は2番手につけた。序盤、芹沢は福留と中村のチャージを受け、4番手に後退する。5周目、福留と新井を抜いた中村がリーダーとなり、独走態勢を固めた。その直後から新井のペースが落ち、入れ替わるように福留と芹沢がポジションアップ。

 その後、中村、福留、芹沢のトップ3はそれぞれ単独走行となり、オーダーも変わることなくチェッカー。芹沢はシリーズ終盤の緒戦をポディアムフィニッシュで飾った。

▼125ヒート2
 スタート前から降り始めた雨がすぐに豪雨となり、コースコンディションはあっという間にマディに。前の周では通ることができたラインでも、翌周には沼になるという、綱渡りをするようなサバイバルレースだった。

 そんな中、芹沢がレース序盤をリードする。ホールショットを奪って独走し、2番手の出原をぐんぐん引き離したかに思えた。しかし、3番手スタートで出原を抜いた中村にぴったりとマークされる。テールツーノーズに持ち込まれると、先行を許した。レースはその後、中村が大量リードで優勝。芹沢はマディの中、2位でフィニッシュする健闘を見せた。

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成田亮(250・1位/5位)
「インターバルの間に辻さんやモトロマンの仲間たちとアメリカへ行ってきて、一緒に練習をしていたんです。そのときから辻さんは絶好調で、今日も手ごわい相手になると予想していました。ヒート1、予想通り辻さんとのバトルになり苦戦しました。アメリカや仙台、そして名阪と、気温差が激しかったので体力的にきつく、思った以上にペースが上がらなかったのも原因です。ヒート2、ゴールした瞬間はチャンピオンを獲れたという感動よりも、悔しい気持ちでいっぱいでした。もちろん、チャンピオンを獲れて嬉しいんですが、目の前のレースを落としたという気持ちが強くて…。今日ここでチャンピオンを獲れたのも、CRF450Rがすごくよく走ってくれたのと、みなさんの応援があったからです。ありがとうございました」

勝谷武史(250・6位/3位)
「今回の名阪では、バイクで改良点がちょこちょことあって、自分の走りがそれに合わせられないままレースを迎えてしまいました。足のケガが完治していないというのも関係あるのかもしれません。両ヒートともに納得のいくものではありませんでした。ヒート2はコンスタントに走っていたら、いつの間にか3位。実力でつかんだのではなく、悪コンディションで他の選手がミスしたから表彰台に立てた、という感じです。残り2戦ですが、とにかく今は勝ちたい。実力で勝利をつかんでみせます」

辻健二郎(250・3位/19位)
「ヒート1の序盤は成田選手と競り合い、初めて後ろから追いかけて抜くことができました。すごく良いラインを見つけていて、そこでなら成田選手とも互角に勝負できると思っていたのですが、アクセルを開けるのにがんばり過ぎて、最後はフロントが滑って転倒してしまいました。再スタート後は加賀選手を抜くのに手間どって、無意識のうちにアクセルワークがラフになっていました。でもサインボードでそれを指摘されて冷静になったら、一気にラップタイムが2秒ぐらい上がって、順位を挽回することができました」

芹沢直樹(125・3位/2位)
「両ヒートともスタートがばっちり決まって、勝てる条件が整っていたのですが…。ヒート1では、ラインも決まらなくて迷って走っていたんです。無駄な力ばかりを使って疲れてしまい、ずっとこれでいいのかなと思いながら走っていたので、ペースもどんどん落ちました。ヒート2は雨が激しかったので、転ばないように転ばないようにと守り過ぎ、攻め切れなかったのが敗因です。精一杯走りきりました」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 10月18日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 10月21日(木) 18:00〜18:30
決勝 10月24日(日) 12:00〜12:30

※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
 
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