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第7戦 東北・藤沢スポーツランド
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 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 成田亮
2 釘村太一
3 小島太久摩
250(ヒート2)
1 成田亮
2 勝谷武史
3 辻健二郎
125(ヒート1)
1 釘村忠
2 小島庸平
3 出原忍
125(ヒート2)
1 福留善秀
2 芹沢直樹
3 平田優
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 347
2 田中教世 238
3 大河原功次 217
125
1 福留善秀 282
2 中村友則 254
3 出腹忍 230
ポイント一覧
Honda勢が1-2-3! 成田は連勝記録を13に!

決勝日:7月17・18日(土、日) 会場:藤沢スポーツランド 天候:晴れ 気温:30.1℃ コースコンディション:マディのちドライ 観客:1万500人

 予選が行われた土曜日、早朝は小雨がぱらつく程度だったが、公式練習が始まる頃には豪雨となり、コースは一気に泥沼と化した。まるで川のように雨水がコースを流れ、一部では腰まで埋まってしまうほどの悪路面となった。

 IA250は予選がキャンセルされ、決勝は最新のランキングがグリッド順位とされた。それ以外のクラスは、泥沼のような路面に足を取られながらも、予選を走り抜いた。そんな中、芹沢直樹(Team HRC)は深谷広一(Honda)のすぐ後方である5番手を獲得し、菅生に続く上位フィニッシュの期待を膨らませて決勝を迎えた。

 日曜日は朝から好天に恵まれ、路面も回復方向。午前中はさすがにマディだったが、午後からは主催者たちの懸命なコース整備もあって、絶好の路面コンディションとなった。

▼250ヒート1
 好スタートを決めたのは釘村太一、大河原功次のヤマハ勢。しかし、すぐ後方につけた成田亮(Honda)が、あっという間に2人をパスして首位を奪取し、わずか3周する間に大量リードを築き上げた。2番手の釘村もペースを上げ、3番手争いをする大河原と小島太久摩(スズキ)を引き離し始める。

 レース中盤、さらにリードを広げようと全開走行をするトップの成田。2番手の釘村は取り残され単独走行となる。一方、大河原、小島が繰り広げていた3番手争いに渡辺学(ヤマハ)が加わり、一時は三つ巴の接戦が繰り広げられる。しかし、大河原が徐々に遅れ始め、小島と渡辺の一騎打ちとなり、最後は小島が3位を獲得した。

 成田は終始ハイペースをキープして、昨年の圧勝劇を彷彿させるかのような7位以下を周回遅れにする独走で優勝を果たした。

 辻健二郎(Team HRC)と勝谷武史(Team HRC)はともにスタート直後の1コーナーで転倒を喫して、最下位からの追い上げを強いられたが、辻は7位、勝谷は10位まで挽回して貴重なポイントを加算した。

▼250ヒート2
 釘村、大河原、小池田猛(ヤマハ)が好スタートを決めるが、すぐさま3番手につけていた成田が抜き去る。成田はヒート1同様に2位以下の後続を引き離し、またも序盤から独走態勢を築く。

 5番手からのスタートとなった辻は1周する間に3番手まで浮上し、2番手の釘村を追走する。勝谷も好調な滑り出しを見せ、3周目には辻のすぐ後方に迫る4番手を確保する。

 レース中盤、辻と勝谷はテールトゥノーズの状態で、2番手の釘村に迫った。6周目、辻が釘村をパスすると、勝谷も続いて3番手を奪取。そのまま2人の接戦は中盤戦に突入するまで繰り広げられる。

 12周目、前方に数台の周回遅れが現れ、2位を走る辻が追走する勝谷に隙を見せる。勝谷はここぞとばかりにアタックを仕掛け、2番手浮上に成功。左足首剥離骨折、靭帯断裂を負っての参戦とは思えない力走をその後も続けた。

 トップ成田、2番手に勝谷、3番手に辻というHonda1-2-3フォーメーションはその後も崩れることなく、表彰台をHondaの赤一色で染めてヒート2は幕を閉じた。成田は13連勝を達成した。

▼125ヒート1
 スターティングマシンの不具合が原因で、レースは赤旗中断。気持ちの切り替えが難しい再スタートでホールショットを奪ったのは平田優(カワサキ)。しかし、直後にスリップダウンを喫して、尾崎友哉(ヤマハ)、小島庸平(スズキ)、釘村忠(ヤマハ)、武田慎平(スズキ)に抜かれて5位まで後退してしまう。

 2周目、釘村がペースの上がらない尾崎を抜いてトップに立つと、徐々にその差を広げ始めて独走。そのまま初優勝を決めた。尾崎は8周目の1コーナーでラインを外してスタック、武田は残り10分でフロントタイヤがパンクして、両者ともリタイア。最終的に2番手争いに残ったのは小島と、追い上げてきた出原忍(ヤマハ)。最終ラップまでもつれ込んだが、僅差で小島が制した。

 芹沢はスタートで出遅れハイペースで追い上げるが、7周目に転倒。泥が深かったために再スタートにも時間がかかり、最終的には22位でゴールするのが精一杯だった。

▼125ヒート2
 ホールショットは平田。それに福留善秀(スズキ)、鈴木友也(Honda)が続くが、芹沢が狙いをすまして2コーナーまでに2番手に躍り出る。芹沢はトップを走る平田を狙ってペースを上げるが、それが裏目に出てしまい、4番ポスト手前の下り右コーナーでコースアウト。福留に逆転を許して3位に後退してしまった。

 レースが中盤に差し掛かる頃、トップの平田のペースが落ち始め、福留が急接近。11周目、ついに福留がトップの座を奪う。芹沢も平田との差を徐々に縮め、レース終盤にパスして2番手に浮上。しかし、トップの福留には届かなかった。

 結局、福留、芹沢、平田の順位のままでチェッカー。芹沢は北海道に続く表彰台獲得に笑顔を見せていた。

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成田亮(250・1位/1位)
「暑くなると思ったので北海道大会が終わってからトレーニングもしっかりやってきて、今回は2位以下を全員ラップするつもりでした。ヒート1は、ヒート2のことをまったく考えず、本当にある限りの力を振り絞って全力疾走しましたが、全員をラップするのは無理でした。ヒート2はヒート1の影響があり過ぎて、最初の3周までは良かったのですが、後はペースを上げることができず反省しています。名阪までのインターバルでは、さらに速さを身につけて連勝を伸ばしたいと思います」

勝谷武史(250・10位/2位)
「前回の北海道で剥離骨折と靭帯を断裂してしまっていたので、今回のレースは痛み止めを飲んで参戦しました。最初から厳しくなるのは分かっていたのですが、左コーナーとか下り坂では踏ん張れず、本当に大変でした。でも、その中でも結果を残そうと思っていたので、ヒート1は残念…。スタート直後に誰かと接触して転倒してしまったんです。ヒート2はスタートが決まったので、2位でフィニッシュできて、今の身体の状態を考えると満足できる結果でした」

辻健二郎(250・7位/3位)
「レース前のテストから調子が良くて、その成果を何とか出したかったんですけど、ヒート1は気持ちばかりが先行してしまいました。スタートで前に出られたので勢いよく突っ込んでいったら、1コーナーで曲がりきれずに転倒してしまったんです。ヒート2は、前半の2周をラフに走ってしまったので、これではいけないと思い、力を抜いて走るようにしました。そうしたら2位まで上がれて、ちょっと安心してしまったみたいです。終盤に勝谷選手に抜かれて、もうがっかりですよ。コースコンディションが良くなったのも油断につながったのかもしれません」

芹沢直樹(125・22位/2位)
「ヒート1は焦りが出ました。それが転倒した原因のすべてです。ヒート2はスタートは決まったんですが、思いのほか平田選手が速かったのと、ミスを出してしまってリズムを乱していました。3番から4番ポストまでの下りが遅かったので、そこを攻めていこうとアクセルをいつも以上に開けていったら、ギャップでリアが跳ねてコースアウト…。それで差を縮められてしまったので、福留選手にもあっさりと抜かれたんです。中盤からは徐々にリズムが戻ってきて平田選手を抜くことができたんですが、福留選手の背中には届きませんでした」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 10月18日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 10月21日(木) 18:00〜18:30
決勝 10月24日(日) 12:00〜12:30

※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
 
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