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第6戦 北海道・わっさむサーキット
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 TVオンエア情報
リザルト
250cc(ヒート1)
1 成田亮
2 田中教世
3 辻健二郎
250(ヒート2)
1 成田亮
2 田中教世
3 辻健二郎
125(ヒート1)
1 福留善秀
2 北居良樹
3 芹沢直樹
125(ヒート2)
1 福留善秀
2 芹沢直樹
3 中村友則
リザルト一覧
ポイント
250
1 成田亮 297
2 田中教世 224
3 小池田猛 193
125
1 福留善秀 242
2 中村友則 240
3 芹沢直樹 207
ポイント一覧
成田11連勝! 辻も総合で3位入賞を果たす

決勝日:7月3・4日(土、日) 会場:わっさむサーキット 天候:晴れ 気温:30.5℃ コースコンディション:ドライ 観客:9500人

 菅生大会から1か月のインターバルを挟んで再開した全日本選手権。今回はコース全面を1m近くも掘り下げて岩盤や石を取り除き、レイアウトの一部が改修された、わっさむ(和寒)サーキットでの開催である。

 圧倒的な強さで今季9連勝中の成田亮(Honda)が、市販CRF450Rでどこまで連勝を築き上げるのか。今の全日本の注目は、そこに集まっている。インターバル中にテストを重ねてきた勝谷武史(Team HRC)、辻健二郎(Team HRC)、そしてライバルたちの追撃を成田は振り切ることができるのか。からりと晴れ上がった北の大地で、熱戦が幕を開けた。

▼250ヒート1
 ヒート10連勝を狙う成田が好スタートを決めて、1コーナーを通過。田中教世(カワサキ)、大河原功次(ヤマハ)、辻がそれに続く。序盤、成田は田中を振り切れずにチャージを受けたが、5周ほど周回したところで僅かな差を築き、徐々に独走モードへ突入する。

 大河原をパスした辻も成田に続きたいところだったが、2位を行く田中のペースにはついていくのが精一杯。レースが中盤に差し掛かると、辻は田中に大きく水を開けられてしまい、このトップ3台は単独での走行となった。

 4番手争いは、20分辺りから4番手の大河原に増田一将(スズキ)、小池田猛(ヤマハ)が迫り、三つ巴の戦いとなった。しかし、前戦で負傷した小池田が、大河原を抜いた増田をパスして勝負を制した。

 結局、トップ3台のオーダーは最後まで変わらず、成田、田中、辻の順でゴールを迎えた。また、10番手辺りからのスタートを強いられた勝谷は、8番手まで挽回するが、4周目に転倒してしまい左足を負傷。このヒートをリタイアした。

▼250ヒート2
 成田、釘村太一(ヤマハ)、田中の順でレースがスタート。田中はすぐに釘村をパスするが、成田の勢いはヒート1以上。序盤から成田は独走態勢を築き上げた。

 スタートを失敗して1周目を8番手で終えた辻は、そこから怒涛の追い上げを見せる。加賀真一(スズキ)、小方誠(Honda)、大河原の4番手争いに割って入り、次々にパス。5周目には4番手を手中にして、3番手の釘村を追いかける。

 20分過ぎ、辻がついに釘村を捕らえて3番手に浮上。だが、そこまでに費やした時間で、2番手の田中には大きく逃げられていた。その後、トップ3台の順位変動はなく、成田が11連勝を決めた。

 ヒート1で負傷した勝谷は、左足をギプスで固めてヒート2に出走。後方スタートとなったが徐々に順位を上げ、6位でフィニッシュを果たし、後半戦挽回への望みをつないだ。

▼125ヒート1
 福留善秀(スズキ)がホールショットを奪い、レースを序盤からリードする。それに続くのは、北居良樹(スズキ)、井上眞一(カワサキ)、深谷広一(Honda)。北居は福留に食い下がるが、井上、深谷は徐々に引き離されてしまう。

 10番手辺りからのスタートとなった芹沢直樹(Team HRC)は、1周する間に7番手まで順位を上げ、4周目には4位の深谷のテールに迫った。そして5周目、深谷を抜き、8周目には井上も捕らえて3番手に浮上。その後、北居の背後につけてレース中盤は激しく追い立てた。

 迎えた12周目、北居を抜き去り2番手の座を手にしたが、15周目に逆転を許してしまう。その後、急に芹沢のペースがダウン。北居に離されてしまい、そのまま芹沢は3位でフィニッシュとなった。優勝は、スタートからトップを守った福留が決めた。

▼125ヒート2
 スタートで5番手につけた芹沢は、ホールショットを奪った福留、それに続く尾崎友哉(ヤマハ)、中村友則(カワサキ)、須田純(カワサキ)を追いかける。序盤の4周目、須田をパスして4番手に浮上すると、芹沢は3番手の中村にじりじりと迫った。

 レースが中盤に差し掛かるころ、2番手を走行する尾崎が転倒して戦線離脱。中村が2番手、芹沢が3番手となる。トップの福留と中村の差は5秒ほどあったが、中村と芹沢の差は周回ごとに縮まる。15分を過ぎたころには、4位の深谷以下を大きく引き離して、2人はテールトゥーノーズで激しく競り合う。

 13周目、6番ポスト手前の下りで芹沢は中村を抜き2番手奪取に成功。しかし、福留との差は大きく、最終的に2位でゴールとなった。粘り強いレース展開を見せた深谷、鈴木友也(Honda)も健闘して、それぞれが4位、5位でチェッカーを受けた。

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成田亮(250・1位/1位)
「練習車が壊れてしまって、しばらく125で走ったりして、十分な練習ができなかったんです。それで今回から新車に乗り換えたのですが、まだエンジンの慣らしも十分ではなかったし、フレームも馴染んでいなくて、大変なレースでした。ヒート1はまだ良かったんですが、ヒート2では疲れが出てしまって、後半にペースが落ちてしまいした。それが自分の中での課題点です。両ヒート勝てたし、ここまで連勝していますが、それで満足するのではなく、後半戦はもっとラップチャートに速いタイムを刻めるようにしていきたいと思っています」

勝谷武史(250・DNF/6位)
「ほこりで前が見えなくて、ハイサイドのような感じで転倒してしまったんです。再スタートしようと思って足を着いたら、ものすごい激痛が走ってそのまま立てなくなってしまって…。すぐに病院へ行って診察を受けたら、左足首の骨にヒビが入っていました。でも、ノーポイントで終わるのだけは嫌だったので、とにかくヒート2は出走することにしました。足を固定していたので、なんとか走ることはできるなって思っていたら、思いのほか順位を上げられて、6位でフィニッシュできました」

辻健二郎(250・3位/3位)
「ヒート1はスタート4番手で出られて、芹沢選手から教えてもらったラインですぐに大河原選手を抜いて3番手につけられました。でも、その後が問題でした。2番手の田中選手を追いかけていたんですが、どんどん離されてしまって…。まだまだスピードが足りないです。スタートで出遅れてしまったヒート2は、序盤からかなりプッシュして、強引に前を目指しました。最終的に3位。結果に満足はできないのですが、今日の自分の走りは決して悪くなかったので、今は素直に喜びたいと思います」

芹沢直樹(125・3位/2位)
「ヒート1は割とスムーズに3位まで追い上げることができて、2位の北居選手も楽に抜けました。でも、20分を過ぎた辺りで、急にタイヤが滑り始めたんです。前後ミディアムタイヤをチョイスしたんですが、その選択がいけなかったみたいです。だからヒート2はハードに取り替えて臨みました。2番手の中村選手の後ろを走っているときに自分のラインが悪いなと気づいて、修正してみたらだいぶ走りやすくなって、中村選手を抜くことができました。総合2位ですが、やっぱり課題はスタートにありますね」

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GAORA
「MFJ全日本バイクレース ロックオン」
決勝 7月12日(月) 22:30〜23:00(初回)
決勝 7月15日(木) 18:00〜18:30
決勝 7月18日(日) 12:00〜12:30
※スカパー!、スカパー!2、ケーブルテレビで放送中

※放送日時は変更になる場合があります。最新の情報は、各放送局にお問い合わせください
  
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